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Anal Cuntの日記: 封蝋

日記 by Anal Cunt

最近拝見してるブログ、花川 劉一のウエブエッセイ六義庵百歳堂(りくぎあん ももとせどう)-人生が2度あればがおもしろく、いつも更新を愉しみにしている。参考になることが多く、不思議と共感できる部分も多い。(勝手に都合よく解釈して、共感した気になって錯覚してるだけかもしれないけど。) そして、まったく自分とは次元の違う生活の描写を通して、知りえなかった物事や、体験したこともないような事柄から、たびたび興味深い新しい発見がある。

このブログの「ウイーンの仕立て屋」の話の中で「封蝋」というモノが出てくる。私は封蝋の存在を知らなかったのだが、調べてみるとシーリングワックスと云う特殊な蝋のことで、便箋にこれを溶かして垂らし、冷めて固まる前に刻印のスタンプを押して封印するモノということがわかった。ヨーロッパでは結構メジャーな習慣で、改まった時に使われるらしい。元々は中世のフランス王室やスペイン王室などの書簡に使われたのがはじまりだそうな。

そうそういえば、映画で手紙に蝋を垂らしてるシーンをたまに観たりするなぁ、、「LOTR」でもガンダルフが指輪を入れた便箋に印みたいなもので封印するシーンがあったなぁ、、現金書留も印鑑で封印するよなぁ、、などと、書状の封印に関して色々考えながらネット上で調べている内に、どうしても封蝋が欲しくなってしまった。先月ぐらいからそう思い続け、やっと先日某ショップのレターコーナーでJ.エルバンのシーリングワックスを購入するに至った。問題はスタンプの方で、気に入った柄が見付からなかった為入手していない。というよりは既製のスタンプでは、何か味気なく感じてしまい"面白味に欠ける"のが購入を躊躇った最大理由。いっそのこと世界で唯一つのオリジナルを作った方が良い。そこで落款用の石印材を使って自作で手彫りのシーリングスタンプを作ってみることにした。シーリングの場合、通常はスタンプ部が金属のものが多いようだが、石なら熱にも強いだろうし問題ないだろう。幸い自宅には篆刻の道具が揃ってる。現在印章のデザイン思考中。どうせなら海外には存在しないような和風テイストのシーリングにしようと思う。出来上がって使うのが今から愉しみだ。

しかし、一番の問題は手紙を書く用件がないということか…。久しく会っていない友人にでも送ってみようか。日常に定着した便利な電子メールばかりでなく、時にはアナログチックに手書きで便りを寄せてみるのもイイ!だろう。

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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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