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9487242 journal
Windows

Kei_Watanabeの日記: Windowsフォルダへの書き込みが反映されない? 7

日記 by Kei_Watanabe

恥を忍んで申し上げますと、弊社製品はいまだにC:\Windowsの直下にフォルダと設定ファイルを配置しています。
Windows95時代の化石のような構成を引きずっており、またユーザー数が極めて限られていて、皆様がサーバー(またはVM)を丸一台弊社製品のためだけに使うという条件を呑んでくださっているためです。

しかし、そんなやり方がいつまでも通用するわけがありません。
ある日、私は怪奇現象を目撃しました。Windows 7での出来事です。
C:\Windows\(myProduct)\以下にテキストファイルを配置して、ここに設定を書くのですが
1. メモ帳を「管理者として実行」して設定ファイルを修正
2. 弊社アプリを実行すると、修正前のパラメータで動作している
3. もう一度メモ帳で開くと、修正後の値になっている
4. コマンドプロンプトでtypeさせると、修正前の値になっている
5. 再起動させてみたが、3,4 の状態は変わらず、アプリは2の動作になる

結局、当該設定ファイルは\Windowsの外に配置できるように、アプリの一部を直して対処したのですが、UACに警告を受けることは当然として、なぜファイルが先祖がえりを起こすのかについては未解明のまま放置されることになりました。

そして私も少しは知恵を付けました。
答えは「VirtualStore」でした。
確かVista以降に付いたもので、Program FilesやWindowsなどの重要なフォルダにファイルを保存しようとするお行儀の悪いアプリについては、
C:\Users\(user)\AppData\Local\VirtualStore\Windows\(myApp)\......
といったフォルダに実際の書き込みを行い、アプリには要望通りのファイルにアクセスしたように見せかける、とても泥縄チックだけど賢い技術です。

かつて問題を起こしたVMのVirtualStoreを覗いてみると…ありました。うちのアプリの設定ファイルが。
メモ帳に対してはWindows以下にあるファイルが修正できたように応答し、ほかのアプリには従来の内容を返していた、ということではないかと勝手に解釈しています。

9179602 journal
日記

Kei_Watanabeの日記: パーティションが壊れた! 2

日記 by Kei_Watanabe

久々に書いてみます。

今日、会社のアシスタント君の使っている仮想マシンが壊れました。
ディスクのパーティション操作ツールがコケて、Cドライブが未フォーマットという状態になってしまったのです。
この仮想マシンのブート順をいじってXPのインストールディスクから起動させてみると、ハードディスクが認識できません。
起動中にF2で何かドライバを入れる必要があるのでしょうか。でもそちらの探索は避けて、TestDiskというツールをダウンロードしてみました。
http://www.cgsecurity.org/wiki/TestDisk_Download

このツールはフリーで、NTFSのHDDをスキャンして、壊れたパーティションテーブルをバックアップから復元してくれます。
ブート可能状態にはできなかったものの、ディスクとして読み書きできる状態にはなったので万々歳です。

7909925 journal
日記

Kei_Watanabeの日記: これでいいのかインテグレータ

日記 by Kei_Watanabe

最近、うちの製品があるユーザーさんのところで怪奇現象的なエラーを起こしておりまして、頭を抱えています。

間に入る複数ベンダーの壁が高くて情報不足にやきもきしているのですが、最近遠い方のベンダーと電話するチャンスができて、システムの状況とかを読み上げてもらうと…アイドル状態のOSがえらいメモリを食べています。
守備範囲外ながら調べてみると、パッチ不足でメモリリークが起きて、再起動せずに運転したら半年かけて塵が積もっていたと。御社製の監視ソフトはそこを警告しないのですか。

スクリーンショットでは何枚もの「アップデート承認待ち」ダイアログが…
何があってもリブートしない主義らしいのですが、数ヶ月無停止の堅牢なシステムって、そういう意味じゃないでしょう。動かしながらつぎはぎするテクニックのことを言うと思っていたのですが。

7868645 journal
日記

Kei_Watanabeの日記: WinServer2012にSharePoint2013はハマり

日記 by Kei_Watanabe

Windows Server 2012 を試運転中です。
SharePoint分野の開発に食指を伸ばしてみているのですが、どうせならMetroっぽい製品同士くっつけて最新のサーバーエクスペリエンスを体験してみようじゃない、と思った次第です。

結論からいくとハマりで、サービスパックの類が出ないとだめっぽいです。
前提条件ソフトウェア、とくにASP4.0がインストールできないぞとか。
手で代わりに入れてみようとしたりしたのですが、オンラインに更新版をチェックにいって失敗しています。

海外ではどうしているかというと、インストールスクリプトを一部解除するとか言う手段に訴えているようです。

これは研究してもちょっと自慢できるスキルにはならなさそうなので、WIn2008R2でセットアップしたらあっさり通りました。

7799023 journal
Windows

Kei_Watanabeの日記: Windows Mobileが勝手に起動して落ちない 4

日記 by Kei_Watanabe

こんにちは。
Windows MobileのEM-Oneを使っているお友達からこんな相談を受けました。

「どうも0時ちょうどに勝手に電源が入って、朝までそのままで電池切れを起こしていることがある」

調べてみると、確かに犠牲者がたくさんいるようです。
そして、「バグです」「仕様です」で解決に至った例が見つかりません。

海外に活路を求めたら、ありました。こんな記事です。

”Battery drainage, ActiveSync and the dummy server fix”
( http://frommypocket.pocketprimer.com/2007/01/10/battery-drainage-activesync-and-the-dummy-server-fix.aspx )

この現象はどうなっているのかというと、WM5のActiveSyncが0時に自動で立ち上がってExchangeを探しに行き、そのままスリープに失敗するらしく。
ついでに、SDカードが入っている状態でこれが起こるとフリーズしてリセットボタンを押さないと立ち上がらないケースもあると。

回避策、日本語訳はもしかしたら本邦初かも。
1. ActiveSyncを開いてスケジュール欄を見ると、グレーアウトしていることを確認する。
2. 「サーバーの構成」を行う。サーバーアドレスは適当に"1.1.1.1"など、ユーザー名も適当でよい。
3. これでスケジュール欄が操作可能になるので、選択肢を「マニュアル」に変更する。
4. ダミーのサーバー"1.1.1.1"を削除する

これで、自動で起動してExchangeを探しに行くことがなくなります。

…なんてアホなデフォルト設定なのでしょう。

Exchangeと接続している人は遭遇しない問題のためスルーされてきたとかいうことでしょうか。

当時のEM-One君はスタンドアローンで、現在はOutlook2007を搭載した母艦PCとActiveSyncでつながっているのですが、さてさて、障害解消を確認する手順ってどうしたものでしょう。

7512868 journal
日記

Kei_Watanabeの日記: Acrobat XI、リュウミンライト置き換えを捨てる?!

日記 by Kei_Watanabe

Acrobat 11.0.0 が届きました。
いくつかお約束なテストをしているのですが、これまでにトラブルになりがちだった"MS明朝"->"リュウミンL-KL"の置換が起こらなくなったようです。

"Times New Roman"と"MS明朝"で作られた文書をAcrobatで変換するとき、Acrobat X以前では

・システムフォントのみ使用し、文書のフォントを使用しないを有効
 →Times New Roman -> Times New RomanPSMT に置換
 →MS-Minchoはそのまま
・システムフォントのみ使用し、文書のフォントを使用しないを解除
 →ソフトフォントとしてダウンロード -> Times, MS-Mincho(PSMTが付かない)
 →デバイスフォント -> Times, Ryumin-Light(実際のフォント:KozMinPr6N-Regular)

という具合になっていました。
リュウミンライトが発生してはまる人がよくいるみたいです。

これが、Acrobat XIになると、
 →デバイスフォント -> Times, MS-Mincho
に変化します。
Acrobat XIのプリンタのプロパティを見ると、MS明朝にはこれまで「リュウミンL-KL」に置換する設定が入っていたのが、「Don't Substitute」「Courier」「Symbol」の三択になっているではありませんか。

どういうことなのか推測してみましょう。
Acrobatは、Windowsでファイルを作った際に、環境間で読めるファイルを作るために2通り+1の対応を行ってきました。

1: MS明朝は「Ryumin-Light」に置き換えてしまう。
これはつまり、世界の理想の明朝フォントはリュウミンL-KLであるという思想だったなのでしょうか。
PDFが持ち込まれた環境ではRyuminを適宜環境に適したフォントで表示させています。(Windowsの場合KozMinPr6N-Regularで表示、Linuxなどではゴシックで表示される場合もあります)
文字は図形としてではなく文字データとして持つのでファイルサイズが小さくて済みます。

2: MS明朝を埋め込む
MS明朝のフォント込みの大きなPDFを作り、どこの環境でも読めるようにする

3: MS明朝だけど埋め込まない
これは、よその環境に持っていくと解読不能になります。

今回のバージョンアップでは、1の選択肢が消えたことになります。

推測ですが、JIS2004で増えた文字などにリュウミンライトがサポートしない文字が入って、もう文字数の不足したリュウミンを仮想の理想のフォントとして扱えなくなってしまったことに起因しているのではないかと思います。

JIS2004で増えた一部の文字は、従来のUTF-16で表現できず、2文字分で1文字を表現する拡張策の「サロゲート」を必要とするので、「𠮟(\U00020B9F)」の字はエディタやワープロ、OSの標準対応をはかる試金石として使っています。

Acrobat9,10の場合(8以前は未確認)難しい方の「𠮟」を文書に混ぜてPDFに変換させると、
 →デバイスフォント -> Times, Ryumin-Light
から
 →デバイスフォント -> Times, Ryumin-Light,MS-Mincho
に変化します。
リュウミンでカバーできなかった文字を、MS明朝で書き込んでいます。

Acrobat XIではこのRyumin-Lightは廃止され、MS-Minchoのみになりました。
リュウミンがもうカバーする文字数的に使えなくなってしまったという判断なのか、それとも、もうPDFのファイルサイズを気にしている時代ではなくなったという判断なのか。
Acrobat XIで起きた変化は(初版恒例のバグでないなら)リュウミン至上主義からの脱却であり、ちょっとしたターニングポイントかも知れません。

7435013 journal
日記

Kei_Watanabeの日記: Win8でのALPS TouchPad

日記 by Kei_Watanabe

Dell Vostro1510 にWindows8を入れているのですが、Vostro 1510はWindows7までしか対応しないことになっています。

いくつかドライバをかき集める必要がありまして、
・Intel 865Gチップセット用INFユーティリティ
・ALPS TouchPad用ドライバ
このあたりを手でインストールする必要があります。

TouchPadはちょっと面倒です。
Win8をインストールした直後はSynapticsのタッチパッドだと認識しているのですが、正解はALPSです。
ALPSのタッチパッドドライバのバージョン8以降をDellで探すと…ありました。バージョン8.1200.101.214.A00 です。

http://www.dell.com/support/drivers/uk/en/ukdhs1/driverdetails?driverid=TDKX6

http://www.dell.com/support/drivers/jp/ja/19/DriverDetails?driverId=CCRJJ
2013/6月バージョンが出ています

1.このドライバのインストーラを実行し
2.デバイスマネージャでSynapticsのパッドを選び、ドライバを手動で再指定してALPSに切り替える
3.再起動
の手順でタッチパッドがWindows8に対応しました。

なにがいいかというと、タッチパッドの枠の外から枠内に指をスライドすると、右からスライドでチャーム表示、上からスライドで右クリック相当、左からスライドでタスク切り替えが効くのです。

Synaptics版ドライバは二本指でのピンチ操作が効くそうなのですが、ALPSのほうは残念ながらありません。

7433780 journal
Windows

Kei_Watanabeの日記: Windows8を使ってみて(2)

日記 by Kei_Watanabe

社内にもWindows8搭載ノートが1台生まれました。
CPUをCeleronからCore2 Duoの安物に載せ替えて、ドライバをかき集めて実働状態になりました。

Windows8のいいところは、ふだんMSDNに出入りするときに使っているLive IDがログインに使えることで、これでログインすると、会社のこのノート、自宅のノートでSkyDriveやスケジュールをそのまま使えるところです。

さて、以前ぼろくそに書いたWindows8ですが、2ヶ月ほど使い込むと評価が変わってきました。
何より大きかったのは、
「スタートボタンのあった場所で右クリックすると、欲しいメニューが全部出てくる」というところです。
コントロールパネルやコンピュータの設定、コマンドプロンプトなど、システムのチューニングに必要なメニューは実は全部左下隅にあるのです。

あと、タスクマネージャが刷新されたのも気に入っています。
CPUの使用率だけでなく、LANとWiFiとディスクなどが独立したグラフになっていてスループットが一目で分かるのです。

欲しい情報がいますぐそこに。
デスクトップOSとしてのWindows8は、決して悪くないと思います。

p.s.
でも、ActiveXでログインするゲームは相変わらずどうにもなりません。。

写真も、欲しい写真を引っ張り出すのに苦労します。エクスペリエンス重視とうたう割にはWindows Liveのフォトビューアに負けているという。

タイルの「メール」も、POP3が受けられないので社用メールに接続できません。
outlook.com のほうは機能が充実して評価が上がっていますが、これはWindows8 のUIに基づいたメールのデモ版という位置づけかと思ってわくわくしていたら大違いで、Windows8 版がはるかに取り残されている状態です。
メール中のhttpリンクをクリックできないとか、メール中の画像が見えないとか、全部既読にするボタンもないとか。
Outlook Express がMSの社員教育の実習教材として作られたという都市伝説がありますが、Win8 のメールもそれに相当するんじゃないだろうかと。

もうちょいがんばれ、マイクロソフト。

7294541 journal
日記

Kei_Watanabeの日記: VMWareのお値段比較 3

日記 by Kei_Watanabe

先日VMWare WS7でWindows8を動かすというお話を書きましたが、さすがにこれで動作保証とかするわけにもいきませんで、ちゃんとWS9の予算が通りました。
さて、VMWareのオンライン販売を見ると、米ドルで$249, 日本円で\34,650。
たとえどんなに円安が進んでも、これなら米ドルで買う方がお得でしょう。
しかし、どういうわけかドル表記が出たのが一度きりで、ブラウザを落としたりクリアしたりしても日本円しか出なくなってしばらくじたばたしてみました。
結局、ブラウザのURLの履歴からいくとドル表示のページにたどり着けたのですが、日本語でオンラインショップを構えるのはそんなにコストがかかる物なのでしょうか。

7272733 journal
日記

Kei_Watanabeの日記: BYODがトレンドとはいうけれど 4

日記 by Kei_Watanabe

労働者の手持ち機材の善し悪し(たとえば解像度の高いスクリーン)、またその人が自宅に引いている回線の善し悪しがパフォーマンスに現れるのではないかと考えると、IT労働者の間でもBYODに耐えられる労働者と、そうでない労働者で「勝ち組」「負け組」が分かれるのではないかと思うのです。

もしかして、これからのブラック企業は、マンションの一室にファイルサーバーしか置いていないような形態で、パソコンも回線も勤務に適した物を自前で用意しているというのが採用の前提となり、労働者はネギを背負って面接に臨むことになるのではないかと。

「カンバン方式」は、道路を倉庫として利用しているイカサマだという解説を読んだことがあります。
「ノマドワーカー」というのがもてはやされつつあるけれど、執務スペースを自宅などに押し込まれた、ただのオフィスレスワーカーではないのか。
ただのコストの転嫁ではないのか。
そんな悪い夢のような気分がするのです。

typodupeerror

皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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