765070
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MJ 曰く、
すでに前から周知の事実のように語られていたことではあるが、ITmediaの記事よると、ついにマイクロソフト自身がLonghornのリリース時期を2006年と発表した。
他にもasahi.comやMainichi
MSNでも取り上げられている。本家でも話題になっているが、リリース時期よりも今回のニュースの中ではLonghornで実装予定だったファイルシステム:WinFSが落ちたことが大きい。先般RTM
(Release to Manufacturing)したWindows XP
SP2の開発の影響を受けて、スケジュールの大幅な遅れが心配されていたが、影響力が大きいクライアントOSのこと、さすがにリリース時期の優先を決断したと見られる。
デベロッパー向けにはあわせてWindows XPとWindows Server 2003でAvalon、Indigoの利用を可能にするWindows
WinFX developer technologiesも発表された。/.諸兄はWindowsを商売道具にされている方も多いかと思うが、こちらの方に興味を持たれる方も多いかと思う。
さて、マイクロソフトはNEWS.comの記事中で"Don't
call it
"Shorthorn"などと言っているが、スケジュールに遅れが出ているのは否めないところだ。月並みで恐縮だが、/.諸兄は今回の発表を如何受け取られているだろうか?
ところで上記のMainichi
MSNのニュースは、タレコミ人が見たときにはまだWinFSがウインSFになったまま。わざとか?
771832
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MJ 曰く、
マイクロソフトが今月からGotDotNet(GDN)の学生向けバージョンであるGotDotNet Japan Studentをオープンした。GDNは米国では依然から存在していたが、日本では今年から始まった、.NETに関する開発者のコミュニティーだ。GDNJapan Studentはその学生版で、なんでも初心者から経験者まで、情報交換したり課題を解決しながらプログラミングやコンピュータを学ぶことができるという。しかし当然のことながら学べるのは.NETを中心としたWindowsプラットフォームのことである。
最近この手のサイトやプログラムはRedHatやSunも行っていて、依然本家でもネタになっていた。ビジネス市場で熾烈なシェア争いをしている陣営同士、将来の開発者となる学生に対してそれぞれのプラットフォームの優位性をPRしているとも言える。
プログラミングを学びやすい環境が整備されることはいいことかもしれないが、果たしてプラットフォームに依存したプログラミングを学ぶことが本当によいことかどうかは、意見が分かれる所だと思う。学生時代にプログラミングを学ばれた経験をお持ちの方も多いと思われる/.読者諸兄はどう思われるだろうか。
780881
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MJ 曰く、
Microsoftのプレスリリースによると、WindowsCEの次期バージョンである「Talisker」のベータ2がリリースされた。
WindowsCEはソース・コードを2001年7月から閲覧できるようにしたことでも話題になったが、公開後15000にも及ぶFeedBackがあったとか。
それらをも生かした(はずの)今度のベータ2では無線通信ネットワークをシームレスに切り替えるメディア・センスと呼ぶ機能などが中心的に強化されているとか。メディア・センスは利用可能なネットワークを検出し,そのネットワークの1つに自動的に接続できるようにするもので、IEEE802.11/11b/11a/11e/11g,Bluetoothなどに対応する。また、対応ソフトウェアの開発のために、開発したソフトウエアの動作をパソコン上で確認する開発ツールも用意され、こちらはMSDNのサイトからDL可能である。
国内のPDA市場ではSHARPのZAURUSが依然として優位にあるが、COMPAQのiPAQやSONYのCLIEなどのCE勢も売れ行き好調とのこと、今後のPDA市場の争いに影響しそうだ。PDA市場もいよいよ本格的にハードの戦いからソフトの戦いにシフトしてきた感がありますな。
781299
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MJ 曰く、
コナミのプレスリリースによると、このたびコナミはゲームセンター用ゲーム機としてイスラエルのTrustech社が開発したウソ発見システム「Truster」を利用した『ホンネ発見キ』を発売する。ホンネ発見キは2人で備え付けの受話器を使うか、もしくは相手の携帯電話へ通話することで使うことができる。あらかじめ用意された質問をホンネの聞き出し手が質問し、それに回答者が答えてゆく形式。ホンネ発見キは回答者の声紋などから精神状態を分析し、ホンネをレポートにして出力するというもの。
"聞きづらく話しにくい心のホンネを、気軽に聞けて笑顔で解決できる、新たなコミュニケーションツール"とのことだが、笑顔で解決するかどうかは使った人次第だと思うのだが(笑)。こんなものが巷に設置されるようになったら、怖くてゲームセンターに近寄れなくなる人も出るハズ。だって一緒にやるの断っただけで問題という説も。なんてモノ作るのよ、コナミさん・・・。
781326
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MJ 曰く、
ZDNetの記事によると、オムロンは東急電鉄と自動改札を通過するとカスタマイズされた情報がメールで受け取れる新しいサービス”goopas”の試験サービスを9月から行うことを発表した。対象は東急東横線の定期券利用者。利用者はあらかじめ携帯やPCからWEBサイトでの登録を行い、認証は定期券に含まれているシリアルナンバーを用いる。定期券を使ったサービスのため、主に朝夕の出社・退社時がメール送信のタイミングになるとか。
サービス自体はプッシュ配信のメールなので目新しくないが、改札を使うところがユニーク。しかしオムロンが試験サービスで検証したいとしている点で、ラッシュ時の携帯キャリア側サーバ負担はかなり大きな問題。試験サービスでは1万人限定だが、東急東横線沿線だけでも100万人からの定期券利用者がいるとのこと、かなりの増強が必要になると思われる。それと、改札を通ってからメールが来るってことはかなりの人が電車の中で”ピロピロ♪”ってことになる。東急は携帯車両が分かれているが、ラッシュの時はそんなこと言ってられないことが多い。なんか余計なトラブルが増えそうな気もするんですけど。
781338
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MJ 曰く、
日経プレスリリースより。三洋電機は除菌や脱臭の機能を備えた冷蔵庫の新製品を発売する。除菌機能では冷蔵庫内で循環する冷気に波長253.7nmの紫外線を世界初の平板型殺菌ランプで照射して殺菌するもの。脱臭もこの紫外線を用いた光脱臭触媒で行う。冷蔵庫内での細菌やカビの繁殖を抑えることができるとか。
もしかして納豆を入れておくとネバネバしなくなっちゃうとか?最近家電分野や文房具などでも除菌・殺菌製品がよく売れると言う話を聞く。脱臭はともかく除菌をやりすぎるのはどうかとも思う。これからはこういった製品が益々増えて無菌室みたいなところで育った子供が増えるんだろうか。余計細菌に弱くなりそうな気がする。
781339
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MJ 曰く、
日経NETの記事によると、総務省はNTTに対し今年度内に基地局から各家庭までの末端回線(一般加入者回線)を新電電などに割安で開放することを義務づける方針だとか。開放が実施されると従来通話料だけ各電話会社に支払っていたものが、1700円程度の回線の基本使用料も値下げ競争の対象となる。NTTには見返りにインターネット業務への参入を認める模様だ。
こうなってくると基本料金込みのプランなどの登場で利用者にはさらなる料金低下が見込めてよい話。NTTにとってはこの辺の記事にもあるようにさらに厳しい環境になってゆくのかも。だけどほとんど使わないのに高い料金は払いたくないもんだ。
781350
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MJ 曰く、
IDGに掲載されたレポートによると、次世代に必要になる惑星間インターネット(InterPlaNetary Internet=IPN)構想が動き始めている。プロジェクトはNASAの支援を受け、IPNプロジェクトによって進められるが、メンバーの中には1973年に発表されたTCP/IPの共同開発者の1人であるビントン・G・サーフ氏なども含まれている。
発表されたIPNに関するドラフト(IETF)によればIPNには「送信元惑星と送信先惑星の間に別の惑星が通る」可能性があるため、必ずエンドツーエンドの送信ができるわけではないことや、送信された信号が距離の2乗に反比例して減衰することによる通信エラーの増加などが考えられるという。
現時点では構想の域をまだ出ていない感じのするこのIPNではあるが、近い将来インターネットが惑星規模で構築されるなんて話、なんだか聞いてるだけで楽しくなってくる。少なくとも昔に読んだSFに確実に現実が追いつき始めたんだなぁ。
781376
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MJ 曰く、
WIRED NEWSの記事によると有名なアインシュタインの舌出し写真の現物、およびネガが見られなくなるかもしれない。CorbisはMicosoftのビル・ゲイツ氏によって設立された会社で、歴史的価値の高い写真や絵画のデジタル化および販売や同社の製品PowerPoint向けテーマの販売を行っている。そのCorbisがペンシルバニア州郊外の鉱山跡地に大規模なArchiveを作成中であるという。Archive内は華氏-4℃、湿度35%に保たれ、写真やネガを1000年もの長きに渡って保存できる設計。
これに対して歴史学者などの間からは”現物へのアクセスが阻害される”として反対の声が上がっているとか。彼らに言わせると、「ネガへの書き込みなどから得られる情報には、デジタル化された写真ではわからない価値がある」とも。
WEBの検索性やデジタル化の最大の利点の1つは劣化させずに貴重な情報を共有できることにあるだろう。しかし極端な話、例えばルーブル美術館に行ってもモナ・リザの画像(!)しか見られないというのも少し悲しい話だ。この話、Geeknewsでもネタになっているのだが、またぞろゲイツ氏が(非常に微妙に)絡んでいるからだろうか。
781388
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MJ 曰く、
ZDNetやCNETの記事により。NTTのプレスリリースによると、離れて暮らす家族の“存在感”をさりげなく相互に伝えあう”つながり感通信FamilyPlanter”の実証実験を行うとか。”つながり感”は専用の端末を通じて送受信する。端末には温度センサやモーションセンサが内臓され、受信した情報は回転する光ファイバや音で表現される。利用者は「さりげない」家族の存在感を端末を通じてやりとりできる仕組み。
ネットを使った家電様な端末だと象印のiポットなどがあったけど、単なる安否確認ではないこれはコミュニケーションのカタチとしては新しい取り組みと言えるのかも。ただし音を出しながら回転して光るってことが「さりげない」かどうかは微妙なところ。実際にはどんな使われ方をするのかに興味があるなぁ。案外防犯に役立ったりして。