congerの日記: ダ・ヴィンチ展
ダ・ヴィンチ展
4月11日午後に行ってきました
東京国立博物館 2007年3月20日(火)〜2007年6月17日(日)
特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ — 天才の実像」
The Mind of Leonardo - The Universal Genius at Work
http://www.leonardo2007.jp/
第一会場で「受胎告知」の展示を、第二会場でダ・ヴィンチさんの視点から見た世界や彼の特異な才能お仕事の業績、天才といわれる観察に基づいた絵画手法、科学技術などの展示やっております
音声ガイダンス機器500円で貸し出ししてますけど、行かれる方はご使用おすすめいたします
「受胎告知」に関しては宗教画でありながら、描かれている人物(天使か、、笑)の生命感というかリアリティがやさしく伝わってきて見とれてしまいました、庭園に咲くお花の描写は儚げで、書見台のレリーフの繊細で実在感ある描写に見とれてしまいまました
複製技術が発達したとはいえ、立体的筆致で描かれた油彩の複写はまだまだ不可能だなぁと思わされました
第二会場ではダ・ヴィンチさんが原稿や図譜描くために使った器具や、彼が収集していた資料書籍、彼の持っていた自然世界観の解説、彼の発見した人体の数比的構成美、彼の絵画に見える解剖学的、観相学的、運動学的基盤の解説、風景描写における遠近法の解説、鑑賞位置における視覚認識の補正技術についてなどなど、その他の建築技術などなど、、非常に詳しく解説されてました
とーっても密度の濃い展示内容です
僕が特に印象に残ったのは、やはり彼の絵画と解剖学、徹底した観察経験に裏打ちされた観相学的運動学的根拠に基づく描画法、鑑賞視点における視覚心理学的応用でした
凡人が天才を理解することは難しいのでしょうが、天才と言われる人の内面を垣間見た気にさせられましました、素晴らしい展示内容です
会期中にもいっかいいこかなと思案中です(爆
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