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577016 journal

emilytempleの日記: 知らなかった

日記 by emilytemple
日記がつけられるようになっているとは。
覚書として利用しよう。

http://srad.jp/article.pl?sid=04/11/11/2252202&topic=52&mode=thread
いまさらのように掘り返してしかもひっそり日記で書く。

「言語のイントネーションが旋律ラインを決定する・形成する」というのは音楽学の世界では常識もいいとこで、このトピはそれが科学的に立証されたというだけの話ではないのだろうか。
第一「フランス語はオペラにむかない言語なのでオペラはイタリア語でやりましょうOK?」なんて話はフランス革命前のFA。モーツァルトの「魔笛」は「歌芝居(Singspiel)」であってオペラという定義ではなかった。イタリア語の母音の多さやイントネーションがオペラという様式の構造を形作る一角であったのはたしか。
それにプラスして西洋音楽の場合、旋律線、旋法、音階、調性等の構造形成がきわめて数学的かつ理論的だったことも非常に重要。音楽のもっともプリミティヴな形がリズム遊びであることを考えるとなんとなくわかっていただけるだろうか。西洋音楽は律動感や躍動感といった音楽のプリミティヴな要素を取り除いて周波数的調和を求めてグレゴリアンシャントのあたりの旋法・様式を作り上げたのだ。教会音楽主導ね。そもそも詠唱前提の教会音楽が言語のイントネーションと無縁であれるはずなどなく。

ちなみに平均律という概念が発明されて以来西洋音楽の調性感というのはたいへん自由になったわけですが、例えば同じ鍵盤の音でも、F Durのb音(下属音)とH Durのais音(導音)の区別がつかないひとは耳が悪いのでなくて頭が悪いです。調性感覚ゼロというか、ものすご耳はいいけれど記譜法をなにひとつ知らないとか。
厳密に定義するとbよりもaisのほうが高いそうですが、わたしは相対音感なので違いをまるで聞き分けられないのですが。同じ音がぽーんと聞こえてF Durのbといわれればファに聞こえ、H Durのaisだよといわれればシに聞こえる粗末な耳。むしろ調性判定で悩むことない幸せな耳なのかも知れませんが。

思いついたらそのうちまとめますねこの話題。

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