shoda T.の日記: 都市伝説
日記 by
shoda T.
ある事実があったとしよう。
しかし語り伝えられなければ、いつかは忘れ去られる。
いや、語り伝えられていても、それが小さな世界であるなら、それ以外の世界では忘れ去れてしまうのは同じだ。
あるとき、誰かがそれを再発見する。本人は「再発見」であることを知ってるかもしれないし、知らないで再発見することもある。
あるいは、全く異なる事実を結びつけて、新発見であると叫ぶ。
一介の無名の徒がつぶやいただけなら、誰も気付かず忘れ去られるかもしれない。
逆に著名な人物が叫んだり、あるいはこれに気付いて紹介すれば、やがてこの発見は発見者の手柄となって遍く知れ渡る。
あるいは、発見者ではなく、紹介した著名人が発見者として名を残すこともある。
こうして都市伝説は生まれていくのだ(-.-)
過去にもたくさんの都市伝説があり、今も語り継がれるもの、新たに生まれるもの、さまざまだ。
私もそれなりの時間を生きてきたゆえ、こういった伝説の生まれる現場に立ち会ってしまったこともあるし、遠くからあっけに取られて眺めていることも多い。
古くは・・・いや、よそう。私など、いくら叫ぼうと、今更伝説を戻すことは出来ないのだし、そうやって主人公になった人物も、本人の意思でなった者ばかりとはいえない・・・ある意味で、被害者なこともあるのだから。
それにしても真実とは如何にもろくはかないものなのか。
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