雑誌BRUTUSに大友克洋の描き下ろし作品が掲載されている
タレコミ by TaddyHatty
TaddyHatty 曰く、
雑誌BRUTUSの最新号に「大友克洋BOOK」の特別付録として付いている。描き下ろし作品が掲載されている。彼の描き下ろし作品は何年ぶりだろうか。「火の用心」以来ではなかろうか。
手塚治虫先生をはじめ、日本の漫画家の多くは作家独自の記号絵(シンボル)を創り出し、生産性のためにシンボルを単純化してゆく。
大友克洋先生は、日本の漫画家の中では珍しく、絵を記号として単純化し過ぎないタイプである。画面の一コマ一コマにおいて、情景を脳内に創り出し輪郭を抽出する脳内画像処理をされる。そのような脳内画像処理によって作り出された画面・構図は臨場感に溢れ、他の漫画家のものとは一線を画している。(アニメーション製作に拘わるようになって以来、若干シンボル単純化が進んでいるような気がする。)
フランスのメビウス並の脳内画像処理ができる数少ない漫画作家の久々の新作、と・いうことで、雑誌は「買い」。