ttmのコメント: Re:素朴な疑問 (スコア 1) 161
ありそうなのが、度重なる要求仕様変更にともなう妥当性検証の形骸化によるデグレ…
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ありそうなのが、度重なる要求仕様変更にともなう妥当性検証の形骸化によるデグレ…
上流工程の段階から仕様をきちんと煮詰められる(プログラムで処理できるか、実装にどれくらいコストがかかるか、代替案があるか、を判断できる)人間が携わっていれば、そんなにひどいモノはできない
実際には、そういうことができる人から先に外されるのが常ですね。
技術的な落とし穴を指摘すると、「後ろ向きな発言をするな」と言われたりとか、ありがちです。
でもね、それを作ることで銀行がどれだけ利益を上げた?
日本の銀行の利息が上がったか?
今の日本の銀行の姿こそ、日本ではいかに知識集約ではうまくいかないかを表わしているのでは。
ちなみに日本の銀行のシステムを労働集約でつくったITゼネコンは、この厳しい経済情勢の中でもそれなりに頑張ってるようです。
アメリカは知識集約型産業なので、利益率が日本とは比較にならない。
インドは労働集約型でも、人件費が日本とは比較にならない。
日本語が通じなかったのでしょうか。
私は、アメリカとの比較でBRICSの人件費を持ち出すようなトンチンカンが知識集約型産業でメシを食っていけるのですか?と問うたのですよ。
かつて日本が成功「した」産業は労働集約型だったかもしれない。
その頃の日本人の人件費は今ほど高くはなかったからし、
日本の自動車が世界を席捲したのは、安かったからでしょうか?
少なくともアメリカでは品質で認められていましたよ。
労働集約型で高品質なものを創り出せるのは日本の産業の優れた点だと思います。
採算度外視で肥大化した各社独自仕様で互換性無しの高コストATMシステムなど、
日本的失敗システムの代表だと思うよ。
それこそ日本に閉じ込もったガラパゴス的認識だと思います。
海外で暮らしてみると、日本の銀行のシステムのすばらしさがよくわかりますよ。
ついで
>>またインドや中国といった10億人の国と
>>労働集約で競争しても勝てるわけがないですし。
人口数億で、英語が話せて、極めつけに人件費や生活費が数分の一以下だったりするしな。
それを日本のような高コスト国が、労働集約型で価格競争するとワーキングプアになる。
元記事での比較対象はアメリカです。
アメリカのソフトウェア産業は日本よりも賃金が低いのですか?
またインドや中国といった10億人の国と
労働集約で競争しても勝てるわけがないですし。
それはそうですね。でも、人数が沢山いることと、技術産業で労働集約して成果をあげることは別問題だと思いますよ。
日本はITが駄目なせいで、マスメディアなど多方面で
海外に攻め込まれています。
私は逆に、マスメディア(および政治)が駄目なせいで日本のITは海外に展開できないのだと思います。
とはいえ、政治もマスメディアも、日本が苦手な知識集約が要求されているので期待はしていません。
労働集約があたかも日本のソフトウェア産業の問題点であるかのような叩かれようですが、
日本の産業で知識集約型で成功した産業分野というのは、どんなのがあるのでしょう?
自動車にしろ、昔の造船にしろ、もっと昔の繊維にしろ、日本で成功した産業は基本的に労働集約型だと思います。
だったら、労働集約型になっていることを嘆くよりも、労働集約型だからこそ優位に立てるところを探すほうがいいと思います。
例えば、日本の銀行のシステムはなかなかのものだと思います。米国の銀行に比べてはるかに進んでいると思いますよ。
実環境では、
その他にも色々と人間による「誤判定」が大量に発生しています。
これらの状況を「いや、それで正解。だって本人がそう判定したのだから」とは言えませんよね?
スパムかどうかを決めるのはMUAの利用者なわけですから,利用者こそが正解集合を作る人になります.
通常、正解集合は1つのメールを複数人に判定させて作成します。
もちろん判定が人によって食い違うものがあります。
新聞記事のトピック分類では主観により「政治」か「経済」かで分かれることもありますが、
スパム判定では大抵が人間の誤判断による食い違いです。
この食い違いが人間の誤り率となってあらわれます。
そもそも,人間がスパムだと思わないメールがあったら,それはスパムではないわけで.
残念ながら、問題はそんなに単純ではありません。人間も凡ミスでスパム判定を誤ります。
さらに、人間には見落しや操作ミスの問題もあります。To err is humanってやつです。
スパム判定の場合には、単純ベイズ分類器でも98%の精度が出ています。
スパムかどうかの判定を訓練されていない一般の人間が相手をするのならば自動分類のほうが精度は高いです。
スパム以外の判定でも、
Towards the Orwellian Nightmare: Separation of Business and Personal Emails, Jabbari et al, 2006
によると、e-mailに対する個人的/業務的の2値分類タスクで自動分類器は訓練された人間の精度に追いついています。
たとえML上で全コミッタの合意が得られたとしても、
パッチを作成した全コントリビュータの合意が得られたわけではないですね。
たとえパッチを投げた時点で複製権や頒布権をコミッタに譲渡したと解釈したとしても
ソースの改変についての規定を変更する以上は、著作者人格権にも関係すると思います。
特に、今までGPLv2の規定に従ってパッチを貢献してきた人にとっては、
Ruby's Lisenceにリライセンス権の規定があることなど関係ない話ですし。
このあたり、matz氏はどうお考えなのでしょうかね?
にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー