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日記

xapの日記: 長男に学ぶ 5

日記 by xap

中1になる長男は、小学1年から空手をやっている。

が、生来の気性からか大会等では常に一~二回戦敗退である。
なんにしてもそうなのだが、いい意味でおっとり、悪い意味でトロいのである。
かといって、成績自体は悪くはないので頭の回転が遅いわけではないらしい。自分も中学生の後半まではトロい子だったので、そんな長男にダメな頃の自分を重ねてしまい、イライラする事もある。

先日、空手の稽古帰りの長男に会った際、小学のときに一緒にやっていた同級生達がほとんどいない事に気づいた。

聞けば、大抵の空手少年は中学生でほとんどやめてしまうらしい。
理由は部活や勉学で忙しくなるというのもあるが、空手の段位は中学以降からだと極端に取得が難しくなるということもあるとか。
小学校のうちに黒帯を取得した子たちは、以降、空手を続けるモチベーションをなくしてしまうのだろう。

もちろん、稽古だってタダではないから、家庭の経済的なモチベーションも理由とはなってくるだろう。
かくいう我が家でも、長男が黒帯(初段)となった際に本人に聞いてみた事がある。
しかし、長男はきっぱりと言った。
「続けたい」と。

ああ、そうかと思った。
そもそも長男のモチベーションは続ける事であり、何かを得ることではなかったんだと気がついた。
この辺は、何事にも中途半端で分かり易いエサがなければすぐに飽きる俺には似ず、一つのことをコツコツ続ける奥さんの血だと思った。
いまだに電車好きだし。

急がず、周りに流されず、しかし着実に歩を進める姿勢は見習うべきものがあると思った。

ただ、一つ。
飯はもっと早く食べてくれ。洗い物は俺なんだから。

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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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