Novell創業者、レイ・ノーダ氏が死去 8
ストーリー by kazekiri
訃報 部門より
訃報 部門より
あるAnonymous Coward曰く、" ITmediaの記事によれば、 Novellの創設者のレイ・ノーダ氏が10月9日に死去したとのこと。 彼の後ろ盾により、NovellはNetWareを押し進め、 Microsoftが進出してくるまでは企業内ネットワークの主要プレーヤー に仕立て上げた。記事でも 「Microsoftの力を読み違えて苦境に見舞われた」と書かれているが、 今のSUSEを立ててMSに対抗しようということも彼の信念がそう させるのかもしれない。謹んでお悔やみ申し上げます。"
創業者ではないけれども‥ (スコア:1, 参考になる)
Wikipedia http://en.wikipedia.org/wiki/Novell [wikipedia.org]
元々中のひとだったので感慨深いものがあります。
レイ様キーワード (スコア:1, 興味深い)
・SuperNOS
・Caldera Inc.(->Caldera International -> Caldera Systems -> The SCO Group)
・Caldera Network Desktop
・ランサム・ラブ
・キャノピー・グループ
・ダール・マクブライド
レイ・ノーダがLinux/BSDに果たした役割 (スコア:2, 興味深い)
SystemVで商売をしていたUSL(UNIX System Laboratories)と、BSDを配布していたカリフォルニア大学(と、それをベースにして商売をしていたBSDI)との訴訟合戦を終戦に導いたのは、間違いなく彼の業績のひとつだと思います。直接ではないにしろ、当事者の一方(USL)を買収した会社のCEOとして、「争う場は法廷ではなく市場にする」と訴訟終結への方向性を示し、解決を促した訳ですから。
参考:バークレー版UNIXの20年 [oreilly.co.jp]
その彼がNovellを退社した後に起こしたCalderaが紆余曲折を経て現在のSCOとなり、Linux関連の一連の訴訟で会社の存続を図ろうとしている(ようにしか見えない)のは、何か歴史の皮肉を感じます。
Re:レイ・ノーダがLinux/BSDに果たした役割 (スコア:1, すばらしい洞察)
自分の負けも含め結果を受け入れる、立派な市場原理主義という訳ではなかったと思います。
元カルデラという視点でなく、元ノベルという視点で見ても法廷で解決する会社 [cnet.com]になったのですし、
カルデラもMSに対しては、DR-DOSを巡る訴訟 [asahi-net.or.jp]を起こしています。
SCOにしても、彼らにとっては「勝つためor生き残るためにそれしかない」
という状況で打ったのでしょうから、賛成はしませんが経営陣の判断としては
理解できる部分はあります。(SCOのクレーム内容は斜め上すぎですが)
Re:レイ・ノーダがLinux/BSDに果たした役割 (スコア:1, 参考になる)
Re:レイ・ノーダがLinux/BSDに果たした役割 (スコア:0)
必ずしも積極的に利益を生むという面だけでなく、おっしゃるように
リスクを回避する、係争から降りるという点も含めていたつもりでした。
レイ・ノーダ氏が金に目がくらんだ訳でもなく、情に流されたわけでもなく、
その時点で企業経営者として合理的判断をしたと言いたかった。
それを踏まえたうえで、タレコミ文を読み返して気になったのですが、
MSの力を読み間違えて力を見誤った最大のキーマンはIBMでしたね。
人が亡くなった話を聞く度 (スコア:0)
俺も年とったか。
ノベル日本法人のサイト (スコア:0)
一応、残骸的に残っている様ですが昔の日本法人のサイトのトップページは
米国サイトに強制的に飛ばされてそれっきりです。(日本サイトへのリンクも無し)
どおりでノベルニューズレターを暫く見てなかった訳だ。
(バックナンバーは2006/3 No.390が最後)
#栄枯盛衰