カナダ造幣局、デジタル通貨「MintChip」に本腰、アプリ開発の賞金は 5 万ドル相当の金 12
ストーリー by reo
微妙なお安さ 部門より
微妙なお安さ 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
つい先日 1 セント硬貨の廃止を決定したカナダ造幣局であるが (AFPBB News の記事) 、直後にデジタル通貨「MintChip」を作ることを公表した (thestar の記事、本家 /. 記事より) 。
現在はまだ研究開発の段階にあるが、将来的にはスマートフォンや USB スティック、PC、タブレット型端末、クラウドを通じて MintChip での支払いを行えるようになるとのこと。マイクロチップ上の同デジタル通貨は、個人情報を一切必要としない方法で小額の支払いを行うことを目的としており、キャッシュでの支払いを行う感覚に近く、匿名性を保つことができるという。
デジタル支払い技術の優劣を争って世界での競争が激化しているが、カナダ造幣局は世界に通用する最高水準の技術を求めるべく、ソフトウェア開発者らに対して高い賞金を提示することで MintChip のアプリケーション開発を競わせることにしたようだ。賞金は、およそ 50,000 ドルに相当する金板になるという。500 人のコンテスト参加人数枠はわずか 4 日間ですべて埋まったとのこと。
オープンですね (スコア:2)
最初、電子通貨アプリの正式版の開発を求めているのかと誤解して、
約400万円というのは安過ぎだと思いましたが、そうではなくて、
あくまで「研究」としてのアプリ開発なのですね。
であれば納得。
コンテストのページを見ると、単なるアイデアだけでも投稿可能になっていて、
これにも賞金($255)が付いている?っぽいですね。
http://ideas.mintchipchallenge.com/ [mintchipchallenge.com]
研究段階とはいえ、こういう風にオープンに誰でも開発に関わることができ、
しかも良いアイデアには賞金がきちんと出るというのはすばらしい。
bitcoinで終了 (スコア:1)
どの通貨とも独立だし発行量も流通量も制御できないけどな。
Re:bitcoinで終了 (スコア:2)
まあ、これは国がやることですから bitcoin とは、ちょっと方向性を変えるんだと思いますが、bitcoin はそうとう参考にするでしょう。
自由に通貨は発行していいし、bitcoin ではやや時間がかかるトランザクション処理も、中央集権的なデータベースを使って素早く処理することもできそうです。
システム運営者にも通貨偽造が原理的に不可能であるべきだとか、要件はいろいろありそうで最適解に行き着くのは難しいでしょうが、社会システムの基盤のあり方をオープンな場で競争できるのはよいですね。これが閉じられた企業ないしグループでやると、たぶん酷いシステムが出来上がる(笑)
報酬は金なのか (スコア:0)
そこはシステムが出来上がった後でMintChip経由による支払としてほしかったな
ご本人は物理法則に守られた金で支払われるのでなくて
Re: (スコア:0)
まず金板というのが、金の延べ棒のことなのかどうかから確認をはじめようじゃないか
Re: (スコア:0)
賞金からすると1kgなので、棒じゃなくて板ですね。
ルパン三世あたりでおなじみのあれは多分、10kg。
Re: (スコア:0)
ルパンのアレはだいたい30kg。私たちが買うようなのは大体1kgが多い
目指すのはサーバ管理型ではない電子マネー? (スコア:0)
例えば、Edyのような電子マネーをサーバに接続する端末同士で簡単にやり取りできれば
目指すところに近くなるんじゃないかと思うのですが、違うんでしょうかね。
サーバを介さない形だと、どうしても「偽電子マネー」が氾濫する恐れがあるかと思うのですが、
作るとすれば電子的に透かしとナンバーを入れるのでしょうか…
1円(1セント)単位だと大変そうですね…
本当に欲しいのは (スコア:0)
電子マネーではなく電子通貨。
ってのじゃないの?
タイトルも通貨となっているし。
やっぱお金相当であっても受け取り拒否に制限がある通貨相当までしないと使い勝手がね。
Re: (スコア:0)
電子マネーと電子通貨では何が違うのでしょうか?
Re: (スコア:0)
法的な通用度。
貨幣は基本、店側の受け取り拒否が出来ません。
という所からすると、電子マネーを受ける場合の必須扱いって事辺りでは。
無制限チャージアプリ (スコア:0)
作ってください。