D-fighterの日記: 多能工 2
今日はマトモな題名だね(笑)
企業と組織の方向性は多少違ったりするのだが、求めている人材像がコロコロと変わることは珍しくはない。
ここ最近、我が社においては『多能工』という言葉が一人歩きしている。
『多能工』とはなんであるか。そもそも定義が曖昧だ。
Web上の辞書で引いてみてもそのものズバリでは検索できないが、関連ページが
そこそこある。
我が社の望ましき人材は専門性をちゃんと兼ね備えたハイレベル・ゼネラリストということらしい。
当たり前だが、全工程通じて専門工がこなすことが望ましく、素人の生兵法はどうもにもこうにも
言うほどにはウマくいかないものだと思う。
一方で専門工の大量雇用によってコストは増大し、予算の管理どころじゃなくなる上、
それぞれの専門性からくる独善的思想が全体のバランスを壊してしまう可能性すらあるのだ。
で、『多能工』の話に戻す。
一般的にゼネラリストは、なにをやっても中途半端と評価されがちである。
何故、中途半端に見えるのか?
それは多能な能力を発揮し、多能な成果を生み出すためには妥協が欠かせないからだ。
この妥協が専門工(専門工のフリをしている方々も含めて)から見て中途半端=ポリシーなしに見えるのだろう。
8年程前にあるお方から、
『いい営業とは、いいコンサルタントである』
『いいコンサルタントとはいいSEである』
『いいSEとはいい営業である』
と聞いた。
その数年後、違う人から
『専門性なくして成果なし』
『技術力で他社を凌駕することで競争力が得られる』
と聞いた。
時代は繰り返す。
自分がどうしたいか、どうなりたいかがポイントであり、組織の意図に無理にあわせる必要はないと個人的には思います。
(喰える喰えない、出世する出世しないは別問題)
え?私?
ここ5年で、ド営業→ニセ運用管理マネ→エセ構築SEでつ(藁)
専門性。 (スコア:1)
その某社ではコトバが一人歩きしているかもしれないね。
何かの仕事を任せてやり遂げることができるのであれば、それは
ある意味専門性を持っていると言えるのではないかと思うけど。
ただ、コスト度外視・手法は勝手気まま…ってこともあるから、それだとちょっと。。
プライドもみな高いんだけど、井の中の蛙みたいな専門性だとアレですな。
自分としては外野な人たちがいうところの専門性とか多能工とかはどうでもいいかな。
もっと大きい意味で仕事仲間としてどうかは重要だなあ。
ash
Re:専門性。 (スコア:1)
友達が一人増えた。
仕事仲間としての重要性は大いに関係ありですな。
【専門工・多能工】のもう一方で、【ライン方式・セル方式】
ちゅーのもあるんよ┐(´д`)┌
従来のライン方式ってーのは、専門工が順番に並んで一つの
作業の流れを作っているものなんだが、セル方式ちゅーのは、
多能工な人材が小さな流れを作って、一つの流れを並行複数
作る。。。ってな感じらしい。←トヨ○式生産革命
俺にとっては、そんなこと10年前からやっとるわぃ!
セル方式であっても、ライン方式であって、その中での連携や
連動、連帯・・これらの生産性を向上させるエッセンスは仲間
としての重要性において、おおいに関係あるのだと私は認識し
ています。
まぁ某社、いろいろやってくれっ。