SS1の日記: 「はてな」と「非モテ」と「空気読め」とか・・・ 3
こないだ,はてなの人たちが作った『奇刊クリルタイ2.0』という同人誌を紀伊国屋新宿本店で入手。なんでも,「非モテの非モテによる非モテのための雑誌」であるらしい。そもそも「モテ談義」にしても「非モテ談義」にしても,なんかこう,ホモソーシャルな雰囲気があるんで,どうなのかなぁという。
読んでて面白いな思ったのは,セグメントするための用語をいちいち作ってるところ。「非モテ」もそうだし,あと「テキストサイト(どうも,2chとスラドを含むテキスト中心のサイトをはてなやミクシなどのブログ,SNS以後のサイトと区別するための用語らしい)」とか,「非モテ」の対抗部族として「ヤンキー」をひっぱり出してきたりとか。
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関連する,はてなキーワードを読んでて思い出したのが,KYFMというミニFM局。(ぐぐると,国会答弁が出てきますね。)んで,当時,KYFMの中の人たちがたむろしてた神田神保町の「ベス」っていう喫茶店があって,80年代には「らくがき伝言帖」とかいう大学ノートの伝言板があった。で,そこではKYFMの中の人の「ガサ入れ」くらった体験記とか,少女隊マニアな記事であるとか,清水としみつのコミケの告知とか,富田靖子の記念カキコとかがごったに載ってて,「これ本物かよ!」とか思いつつ読んでた。ちなみに当時の喫茶店の雰囲気だけども,藤野千夜の小説『少年と少女のポルカ』の冒頭に,そっくりな雰囲気のお店が出てくる。デビュー前の藤野千夜は,Wikipediaによれば漫画雑誌の編集者だったそうで,神保町には「日本文芸社」なんかがあるから,そこに勤めていたのかもしれない。
「テキストサイト」っていうけど,パソコン通信からの文脈もあるけど,そういう,「らくがき伝言帖」みたいな,古いコミュニケーションメディアの流れもあるんではないかとおもう。(・・・が,私だけか。失礼)
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かんべむさしは,「空気を読める」らしい。37 空気を読む。
テ○モテの○ィモテによるティ○テのための雑誌 (スコア:1)
あ゙~。頭の中でティモ○のCMがエンドレスループで絶賛上映中。
しかもなぜか"こなた"で・・・
# 今日は良くorzする日だ。
はてなのことは、はてなに聞け (スコア:0)
はてなキーワード:テキストサイト
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C6%A5%AD%A5%B9%A5%C8%A5%B5%A5%A4%A5%C8 [hatena.ne.jp]
文化集団としてのヤンキーを持ち出すのは、ファスト風土の文脈などで流行っています。
オタクのカウンターとして置くのが一般的かな。
私はこの本をコミケで手に入れましたが、ホモソーシャルな臭いはするものの、
ホモソーシャルほどマッチョになれないのが非モテという認識を得ました。
実際には「非モテ」でくくれるほどまとまった部族ではないようですが。
2.0ではなく、創刊号の方が非モテ文化の多様性について深く論考していますので、機会があればぜひ。
Re:はてなのことは、はてなに聞け (スコア:1)
んで。くだんの『クリルタイ2.0』が面白いな。と思ったポイントは,『非モテ』って単語がそもそも,ヤンキー(恋愛至上主義者)視点であるということ。そのあたりが,サブカル的っつうか,サブカルは何かのカウンターでなければならないって発想が根底にあるのかなぁと。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心