elfskyの日記: 絵描きとプログラマーの違い 1
ふと、会社でプログラムを直していた時、浮かんだ事。
今ではプログラマーも絵描きも、社会では即戦力が必要になり、会社に入る前(またはデビュー前)には、他人に認められるだけの実力が無いと就職にも困るありさま。
ところが、絵描きは他人の制作した失敗作を直して世に出す、という事はしないけど、プログラマーは他人の失敗作を直して再び世に出す事も仕事である、という違いに今更ながらに気が付いた。
作り替えた方が速い、という事象が発生するのは、他人が作ったプログラムを修正するという事は、その他人の脳内を覗く、と同意だからだ。きちんとした理論と定石に従って作られたマナーの良い、メンテナンス性に富んだプログラムは、不良も少なくなかなかお目にかかる事が無い。
逆にスパゲッティで何を考えているか分からないプログラムほど、不良が多く、直しに時間がかかる、そして目立つ。それはその「脳内がどうなっているか全く理解出来ない」事に端を発する苦しみが「作り替えた方が速い」という言い方になる。
別に絵描きを羨んでこう書いたわけでは無いし、隣の芝生は青く見える、から書いたわけでもない。
自分の中ではどちらも「職人」なのに、この差はなんだろうな、と思った次第。
逆に言えば、今のプログラミングレベルについて、全体で均せば職人芸ではなく、正社員がやるものではなく、バイトで小遣い稼ぎにやるレベルがほとんど。正社員として就職してまでやるもんじゃない。
そういう自分は優秀でも何でも無い、いつやっちゃうか分からん地雷原処理班ですが何か。
あ、絵描きとの違い、「ふれんどりぃふぁいあ」が多い事。弾は前からだけでなく、後ろからも味方からも飛んでくる中、地雷原(往々にして、敵・味方どちらも散布した地雷原)処理する人も多いものなのさ。
作画監督のお仕事 (スコア:2)