
oddmakeの日記: Googleブック検索和解に対して、米司法省の独禁法調査開始か 11
日記 by
oddmake
NewYorkTimes記事およびWall Street Journal記事は、Google と全米作家組合・出版社協会との和解案が独占禁止法(アンチトラスト法)に違反する疑いがあるとして、アメリカ合衆国司法省が調査を開始したと報じた。今回の合意があまりにも多数の書籍に対してGoogleに強力な権利を、とくに権利者との連絡のつけられない著作物に対して、与えてしまうのが問題視されているという。Googleや司法省からはコメントを得られていないようだが、Reutersのインタビューに対してInternetArchiveのPeter Brantleyが答えたところによると、彼はGoogleについてはいくつかの正当な独占の懸念があるとし、この問題について司法省と何度か会話を交わしたことを明らかにしている。
関連記事 (スコア:4, 興味深い)
「Googleブック検索の和解案、独禁法違反の可能性――司法省が調査」 [itmedia.co.jp] (2009年04月30日 11時49分 更新)
これによると、この和解案によって孤児作品(権利者との連絡のつけられない著作物)をGoogleが独占的に商業利用できることが問題になっています。
日本では (スコア:3, 興味深い)
倉本聰さんなど174人、「Googleブック検索」和解案を拒否 [itmedia.co.jp]
Re:日本では (スコア:1, すばらしい洞察)
「グーグルは傲慢」谷川俊太郎さんら、書籍DB化で批判
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20090430-OYT1T01077.htm [yomiuri.co.jp]
ストビューにしろ、Booksにしろ、グーグルって何でもオプトアウトで済まそうとするよね。
そういう、楽して済ませよう、自らのコストを最小化して済ませよう、ってのが
あざとく映るようになってくると、ブランドイメージが落ちると思うんだけど。
もう手遅れか。
Re:日本では (スコア:1, すばらしい洞察)
向こう側にはでっかいチャンスが転がってるにせよ、短期的には企業として負担するコストはかえって増大する方策を選んでいるような気もしますが。
Re: (スコア:0)
企業側は短期コストの増加かもしれませんが、個人がこれに対応した場合致命的なコストの発生に繋がりかねません。
それが嫌なら、諦めろ、作家をやめろというなら、やはりevilでしょう。
Re: (スコア:0)
「致命的なコストの発生」というと、何か理由があって絶版・回収にしたような作品で、数行のスニペットすら何らかの不利益になるようなケースですかね。
ぱっと思いつくのは。
ただ、そもそもの話ですが、現行著作権法上一度公表しちゃったら、著作者(ネット掲示板での発言者含む)は適切にされた引用は止められないんですよねえ。
それが嫌なら公表するな、書き込むな、というやりとりは日夜あちらこちらで繰り広げられてますが、著作者の意図をあえて無視して引用するようなモラルの無い輩のために著述(書き込み含む)をやめる人も後を絶たず、作家をやめても(サイトを畳んでも)長期的に不利益を被ってしまうケースがありますね。
これも、何か法律で取り締まれないもんですかね。
Re: (スコア:0)
特に何か独自の動きというわけではないと思いますが。
Re:日本では (スコア:1)
確かに今回のは急すぎ。
翻訳 (スコア:2, 参考になる)
Re: (スコア:0)
「正当な」は「独占」じゃなくて「懸念」にかかるんでしょうけど、それにしてもひどい訳だ。
このスレ伸びなかったねw 投稿者&編集者残念w (スコア:-1, 荒し) (スコア:0)