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ttの日記: その3:目で音質評価すること

日記 by tt
さて、長い前振りだった。

はっきり言って、人間の耳は(周波数によっては)フルスケールに対する振幅差で1/32768とか3/32768程度、つまり0dBと-0.0001dBの違いを聞き取って違いをはっきりと言い当てるような、非常に優れたものであるとわかった。たとえ、自分の耳がそうでなかったとしても(ひがみっぽい奴だ>俺)。

これを鑑みれば、如何に「エンコード前と後のスペクトルを表示して、その違いから音質を決定する」ことが馬鹿げているか、わかるのではないだろうか。スペクトル図を目で見てわかる違いはまあ、1dBかそこらだ。だが耳はその一万分の一の違いまで聞きつけたりするのだ。

カットオフがあることは特に問題ではない。本当にその音が聞こえないのならば、カットオフをわざと作って、浮いたビットをその分、他にまわしてやったほうがよほどよい。カットオフがあるエンコーダのほうが、場合によっては音がよいことのほうが多くても、おかしくないだろう。

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