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Appleって自社の商標・知財については全くもって類似商品で無くとも五月蠅いってのに、他のメーカーの商標は尊重しないってのは、ちょっとモラル的に問題に見えます。
古くはもう一つの方のApple(Apple Corps)との社名問題、そしてiTMSによる音楽産業への参入みたいなのとか(これらは一応、前者が和解して、後者が裁判でApple側に軍配だけども)。
iMacにConnectixのプレステのエミュレーター乗っけてゲームできるぜーーとか大々的に発表しといてSonyが激怒して結局なしになったりとか。
自分とこで小売して利益あげるんじゃーとAppleStoreを作ったら、それまでAppleを忠実に支えてきた販売会社も平気で切るし。
Mac互換機も自社の旗色が悪くなったら一方的につぶしましたし。
MSみたいにOS専業は無理だったかな。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
何がしたいのか (スコア:3, 興味深い)
iPhone発表前夜までにCiscoはAppleに契約書を送っているので、条件はほとんど合意に近いところにあったのではないかと思います。
ところがAppleはiPhoneを発表した上で契約を拒絶です。
もしCiscoが土壇場で受け入れがたい条件を提示してきていたのなら(例えば値段が高すぎるとか)、とりあえず別の名前で発表するとか、発表を延期するとか、という手を取ればいいわけです。
ところがiPhoneという名前で発表してしまったので、もう簡単には後には引けないでしょうし、そうなると足元見られてさらに条件を釣り上げられる可能性もあります。
つまり、Ciscoの条件を受け入れられないのにiPhoneという名前で見切り発車するメリットは全然ないように思います。
いったいAppleは何がしたいんでしょう?
Re:何がしたいのか (スコア:1, すばらしい洞察)
ではないですね。そんなことをするまでもなく発表前から話題でしたから。
むしろ、「Jobsのわがまま」のほうがあたっているような。
「ほかの名前ではだめだ。どうしてもiPhoneでいく!」
社内に彼を止められるものはいなかった。
結果、予想通り大問題に発展。
どこかでみたと思ったら、某電話会社とそっくりな構図ではないか。
#だから発表会場に孫がいたのか?
Re:何がしたいのか (スコア:1, 参考になる)
Cnetの記事を信じれば
> Chandler氏によると両社は検討事項を2、3点だけ残し、8日の20時に打ち合わせを終えたという。そして翌9日、Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏はMacworldで講演し、「iPhone」を発表した。
> Chandler氏は「製品発表前に条件に合意してもらわなければならないことを示してきた」と述べ、「許可なく名称が使用されることはないと信じていた。大企業が、自分に権利のない名称を使って新製品を発表するなんて、驚くよりほかない」と続けた。
とあって、交渉それ自体はしてきたし、Mac World直前に合意寸前まで来ていたのに、なんでかその合意が固まる前に発表されちゃったから、Ciscoが怒った、というのが今回の構図でしょう。なので、「この名前で行く」ということ自体に障壁はほとんどなかったのではないかと。まあ、担当者が連絡のミスをした、というしょぼい理由もありそうだけど、Ciscoにしたって、Mac Worldの開催を知らなかったということもなさそうだし(さすがに、アップル側がそれくらいの日程を持って話を進めるでしょう)、下手すると、わざとCiscoが混乱するように仕組んだ、なんてゲスの勘ぐりも出来そうでゲス。
Re:何がしたいのか (スコア:2, 興味深い)
全く違うジャンルの商品同士であれば、同じ商品名でも合意を取れた
可能性は高いが、類似商品で同じ商品名を使うための許諾合意となると
かなり困難な条件になったんだと思う。
Ciscoがこれ以上は譲れないラインで条件を提示した。
次の日、AppleがiPhoneという商品名で発表した。
CiscoはAppleが最終案に同意して、最終案にサインをしたものが
この後に届くのだろうと思っていた。
遅いので問い合わせてみると、最終案を拒否すると口頭で回答。
それに怒ったCiscoが提訴ということだろう。
これも想像に過ぎないが、ニュースから得られる情報を組み立てる限り、
こちらのほうが辻褄が合う。
Appleの広報担当者の「Ciscoが挑戦的な態度をとっても我々が有利だ」
「携帯電話でiPhoneを使うのは我々が最初だから、Ciscoの商標侵害はない」
という開き直り発言を読む限り、合意する意思はさらさらなかったとしか
思えない。
少なくとも担当者の連絡ミス、というのは絶対あり得ない。
これはもう、iPodにウイルスを入れて販売したのに Windowsがウイルスに
耐性がないと開き直り責任転嫁発表したのと同じレベルの困ったちゃん
だとしか考えられない。
Re:何がしたいのか (スコア:2, すばらしい洞察)
したがって、製品発表の前日の時点で
>検討事項を2、3点だけ残し、8日の20時に打ち合わせを終えた
ということは、これはもうこの時点で交渉決裂ということである。
仮に大筋での合意があったとすると、トラブル発生の可能性を残して交渉を打ち切るだろうか?
実務レベルの些細な内容であれば、それこそ担当者に徹夜させてでも契約締結を間に合わせるはずである。
しかしそれはなかった。なぜか?
それはつまり、残された”検討事項”とは、そのような短時間で合意に至るような内容でもないし、ましてや担当者レベルの事務作業でもなかったということだ。
逆に言えば、残された数点の検討事項こそが双方の主張の核心部分であり、根本的な意見の相違点だったということである。
Cisco社が(Apple側のサインを求めて)送付していたといわれる文書も、恐らくは合意文書ではなく最後通牒の文書だったのだろう。
(「合意するなら当方の要求を呑み、直ちにこの文書にサインして返送しろ。さもなくば、iPhoneの名称の使用は一切認めない。」と)
つまり、事の真相はこうだ。
Apple社、Cisco社とも、相互に歩み寄る可能性を見出すこともできず、交渉は決裂して終わった。
Cisco社は「Apple社はiPhoneという名称を使うことを断念しただろう」と思いつつも、Apple社がどのような製品名で発表するのかを注視していた。
一方Apple社は「強行して争いになっても勝つのは我々だ」と考えていた。そしてiPhoneを発表した。
Cisico社は、あらかじめ準備しておいた訴状を提出し、提訴した。
そういうこと。(たぶん)
Re:何がしたいのか (スコア:0)
Re:何がしたいのか (スコア:0)
んなわけあるかい,交渉がまとまらずにMacWorldに臨んだなら,「iPhone(仮称)」という
ふうにしておけばよい話。で(成立/決裂を問わず)交渉が終わったら正式名称を発表すればいい。
Re:何がしたいのか (スコア:0)
それも、十分に類似商品と受け取られるってのを認識の上で。
Appleって自社の商標・知財については全くもって類似商品で無くとも五月蠅いってのに、他のメーカーの商標は尊重しないってのは、ちょっとモラル的に問題に見えます。
Re:何がしたいのか (スコア:1, オフトピック)
製品はCoolだけども、会社としてはDQN。
古くはもう一つの方のApple(Apple Corps)との社名問題、
そしてiTMSによる音楽産業への参入みたいなのとか
(これらは一応、前者が和解して、後者が裁判でApple側に軍配だけども)。
iMacにConnectixのプレステのエミュレーター乗っけて
ゲームできるぜーーとか大々的に発表しといて
Sonyが激怒して結局なしになったりとか。
自分とこで小売して利益あげるんじゃーとAppleStoreを作ったら、
それまでAppleを忠実に支えてきた販売会社も平気で切るし。
Mac互換機も自社の旗色が悪くなったら一方的につぶしましたし。
まぁこれはハードウェアメーカーとして生き残るためには
仕方なかったかも知れないですが。
MSみたいにOS専業は無理だったかな。
Re:何がしたいのか (スコア:1, 興味深い)
和解->お互い商売の縄張りをはっきりさせた
後者->その縄張りを侵犯していないという司法の判断。
最初の和解は大雑把に言うと音楽出版/レーベルをApple computer側はやらない、
プレイヤーなどを販売するのはOKという和解。
iTMSはあくまで小売業しかやってないので今のところ問題なし。
特にiTMSでの林檎マークの使用に関する訴訟では、Apple corps への非難も結構多
かった。corps側は事実上音楽出版社としての活動を行っていないにもかかわらずの
訴訟だったからね。
もちろんこの件はイギリスだけの問題。モラル的にはどっちもどっちだと思われ。
当時Appleが大々的に発表とか宣伝とかしてましたっけ?というかAppleのモラルと関係ないような。
とりあえず裁判ではソニーが一度は仮の販売差し止め命令をとることができたけどその後敗訴。
ソニーは提訴したが棄却されて、ConnectixがWin版を作り始めたところで勝てそうに無いから
和解してソニーがConnectixのエミュレート技術を買収して飼い殺し(PS3とかでのソフトエミュ
レートには使われるかもしれない)。
事実上敗訴したわけだからSonyが激怒すること自体が法的に正当性のある事では無かったとい
うこと。
Connectixは普通にWin版も開発してたわけだしやっぱりAppleのモラルは関係ないかなと。
いわゆるMac専門の小さな販売小売を切った件とAppleStoreの件のことを指しているならば、
それらはかなり時代が違う、というか逆。
アメリオ時代までの深刻な業績悪化(~1996,97年ぐらいまで?)
↓
ジョブズ召還
↓
レイオフをはじめとするコスト削減と効率化を進めて建て直し
↓
その一環として卸し先を大手小売に絞った(このへんで小売切り開始)
↓
iMacが成功し、徐々に業績向上(1998~)(いわゆるMac専門の小さな店にはおろしてもらえなかった小売切り)
↓
iPodの販売開始(2001~)
↓
OS Xがまずまず成功(OS X 10.2が2002,03年ごろ?)
↓
売るものが充実してきたのとブランド志向を強めるため(?)AppleStore(直営店)開始(2003,04~)
小売を切った件については当時私も涙を浮かべて小売に同情しAppleに敵意を持ったものだが、
それまでのアメリオ時代までのAppleの経営状態を立て直すにはどうしてもそれをせざるをえ
なかったというApple側の事情を知るとなんとも言えない側面もある。
モラルうんぬんといっても双方の事情を知ると、個人的には結果的にはどうしようもなかった
と思わざるを得ない。
# この件はたしか在庫/流通等を絞ることでリスクやコスト削減することが目的だったはず。
# 当時のAppleの経営状態はそこまで悪かったとだけ言っておこう。
現状のAppleStoreに関しては別に他の小売店などでの販売を阻害するものではないはず。
# ただし卸してもらうにはAppleが示す基準をクリアする売り場を持っていなければならない
# というのは今も変わってないっぽい。一回公取が入って基準が甘くなったような気が<記憶違いかも
実際量販店で買った方がポイント分で安かったりするけど、BTOしたい場合はAppleStoreじゃないと~
みたいなものはあるけどね。小売切りの件とAppleStoreは直接的にはあまり関係無い。
これは完全にApple(の当時の経営陣)の戦略ミス、というか崖っぷち企業
だったのはこういうミスというか悪あがきの連発が要因であったわけでもある。
互換機を喜んでいた人たちはガッカリしてたなぁ。
これは結果的にモラルを問われてもしかたないけどね。
まあ互換機っても基盤(と?かな)に乗せるROMのライセンス事業みたいな感じだったからどのみちOS専業のつもりは無かったと思われ。
# ソース探すのメンドイのでAC
Re:何がしたいのか (スコア:0)
Re:何がしたいのか (スコア:1)
オープンアーキテクチャなApple II(+怪しげな互換機)に反旗を翻してMacを作り、
内部アクセスを基本的に禁止したくらいですから。
ハードウェアから撤退させられOS専業になってた潰れかけのNeXT出身なので
オープンという考え方はOSのカーネル部とか一部だけでしょう。
Re:何がしたいのか (スコア:0)