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ネットというのはむしろ非民主的な性質をもつものである
Fascism is therefore opposed to that form of democracy which equates a nation to the majority, lowering it to the level of the largest number;
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
テレビ、新聞とwebニュースの違い (スコア:2, すばらしい洞察)
WEBニュースがなんで必ずテレビと同じ役割を担わなければ成らないのか?
別にテレビ、新聞の記事でもネットに載せることに意味があるのです。
何年も前のテレビ、新聞の記事を一般人が気軽に見ることができるのは大きいですよ。
それに時間配信、内容と制限があるテレビと違いじっくり見られるというのもメリットです。
外国メディアは昔の記事でもちゃんと見ることができます。
日本のメディアはすぐに内容を消してしまって意味がないですけどね。
なんで消すのかが理解できない。だったら記事をあげるなよ。
コンテンツを消す行為は、検索の邪魔でしかない
読者置き去りの中での記事の情報商材化(Re:テレビ、新聞とwebニュースの違い (スコア:3, 参考になる)
例えば、朝日新聞社のプレミアム [asahi.com]の例。
こんな感じで、多くの新聞社や雑誌社が過去記事を商品化しています。
朝日・読売・日経が合同でニュースポータルサイトを立ち上げました [allatanys.jp] が、これ自体が、過去記事や新聞の紙面容量の都合で出せなかったベタ記事等をアーカイブにして検索機能や記事自体を商品化するための布石なのではないかな。と思います。
この手のサービスはパソコン通信最盛期の大手BBSが記事の料金と各社のデータベースへの接続料を徴収する形で90年代後半まで行われていましたが、記事単価が高価で普及しなかった(一番高い日経だと基本料と記事あたり税抜き300円だったかのような…忘れましたが ^^;)のと、DRMがほぼなかったので一度記事を取得した時に再配布が規制できない(報道媒体の特質を考えると当たり前ではありますが)と言うあたりで各社とも頓挫しました。
しかし、各社とも河岸を携帯電話のネットワークに移して、主に速報記事や特設コラムの閲覧を月105〜525円程度で売り出したところ、そこそこ商売になってるので、こういう方向に動き始めてるんでしょうね。
その理由としては、携帯電話のネットワークの中ではDRMが非常に強固に構築されている事もあってか安定収入になっている事が一つ、WWWでもDRMが整備された上に著作権侵害を訴える側の敷居が非常に低くなった事がもう一つにあるのではないかと思いますが。
# 一説には、既に購読者数が先細り始めている三社が、今後のシェア=広告出稿数を確保するために、
# 毎日新聞社の持つ300万人の読者を三社連合に取り込む狙いもあるのではないかと言う報道 [cyzo.com]
# なんかもありますから、単純に記事の情報商材化だけで「三社同盟」を組んだのでもないのでしょうけど。
ま、とにもかくにも、情報が金に直結する度合いが以前よりも極めて高くなっている状況下では、新聞記事という「コンテンツ」の持つ値段をできるだけ吊り上げたいという意図が働くのは、経営者的には当然の流れではありますけど、それが新聞社の大手広告主や政治からの独立性を上げるかどうか考えると明らかにそうはなりそうにならない状況の中での「囲い込み」ですからねぇ…どちらにしても、読者の都合と言う物はあんまし考えられていないんでしょうね。
外国の街売りの高級紙のように、価値のある記事を連日多く出せば、DRMとかうるさくしなくても月額の定額料徴収とコラムや解説記事などの別枠での切り売りで黒字採算化できると思うんですが、いかんせん、新聞社と言うかマスコミ全体が最大の取材対象の政治権力や行政機構にすりよることで情報を集めて記事化するような類の癒着体質が改まらない事自体が、国内外の情報に自分からアクセスし始めた読者から見限られ始めていて、
多くの、多様な情報にアクセスできない/しない「情報弱者」が新聞やテレビの言うことを鵜呑みにしてる状況ではどうしようもないような…(;´Д`)
そうやって馬鹿にするものではありませんよ (スコア:3, 興味深い)
ご存じないかもしれないが、キャス・サンスティーン「インターネットは民主主義の敵か?」の中で「エコーチェンバー」と呼ばれている現象なんではないかと思うな、これは。
自分の言いたいことだけを聴く、エコーチェンバー。
自分の読みたいものを自由に選択できるようになった結果、むしろ自分の見たくないものを見なくなってしまい、多様性を減少させている、と。
実はあなたが思うほど、みんなの興味はいろいろなニュースには分散されない。
かえって自由になった分、「みんなの興味を引きそうなニュース」にだけ集中してしまう。
そういう解釈もできるでしょ。
サンスティーンの危惧していた状況が実際に発生しているように見えるねぇ。
実に新しい現象なんじゃないかな。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:テレビ、新聞とwebニュースの違い (スコア:2, 興味深い)
むしろ、既存メディアが報道しないようなニュースを報道することによって既存メディアを超えるような役割がウェブには期待されていたのに、現実にはなかなかそうなっていない、という趣旨だと思います。
「多くの新しい声、ストーリー、視点を提供することによってネットはメディアを民主化する、と一時期には信じられていた」と元記事にあります。
流通しやすい意見や声の大きな勢力が世論をもリードし、そうでない声は掻き消されがちである、という既存メディアの限界を打ち破ることは、やっぱりウェブにも無理だったのだろうか、という問いかけがそこにあるのだと思います。私自身、そのような思いを抱いています。
話がそれますが、悪質な当て逃げ犯の様子を撮った動画を被害者がネットに上げて、ナンバーから犯人の身元が割れて祭り化、見事犯人逮捕につながった、ということが以前ありましたよね。
私は彼(犯人)が冤罪を被ったとは思っていませんし、逮捕になったときにはざまーみろ的な気がしないでもありませんでしたが、同時に、ネットが絡んだ部分のこの状況って実は怖いことだよなぁ、と思いました。
極端なことを言えば、たとえば誰かを陥れたいと思ったとき、その人のナンバーでナンバープレートを偽造、似た型の車に貼り付けて…ということをやれば、同じような祭りはすぐに作れてしまうなぁ、と。(もちろん偽造のプレートで公道を走ったら犯罪ですが、あの程度の動画なら10分も走れば撮れてしまいますよね。)
悲しいことだけれど、ネットというのはむしろ非民主的な性質をもつものである、と考えておくほうが正しいのだろうか、というようなことを、最近はよく考えてしまいます。
Re:テレビ、新聞とwebニュースの違い (スコア:2, すばらしい洞察)
ファシズムは、民主主義の一種。ヒトラーもムッソリーニも選挙で選ばれている。
Re:テレビ、新聞とwebニュースの違い (スコア:1, 興味深い)
それからヒトラーなんて ブッシュの爺さんに資金援助してもらった [mac.com]米国の傀儡政治家じゃないですか。 メディアに金を出したのもブッシュの爺さんなんだけど。
Re: (スコア:0)
元コメの例はやや話が飛びすぎている気もするが、ネットの匿名性の高い領域で成り立っている話であって、そのような場所にはもとよりジャーナリズムの育つ余地などないだろう。
匿名性と元コメの言うような「非民主」性というのはセットにして考えないと仕方ないんだろうな、とは思う。
ただ、言うまでもなくネットはそれだけではないからね。システムと運用次第ではまだまだ可能性はあるだろう。Wikileaks等も順調に伸びているよね。
Re: (スコア:0)
民主主義と多数派工作のコンボ(Re:テレビ、新聞とwebニュースの違い (スコア:2, すばらしい洞察)
ポピュリズム自体が民主主義の負の側面ですから。
選挙の時に人気取るための「公約」を掲げて、いざ政治の要職に就いたらクーデターを起こしたり行政機構に対して恐怖政治を敷いて行政や住民を振り回す暴挙は、洋の東西を問わず、近代以降ずーっと繰り返されてきていますからね。
# あ、べつにどこぞの国の民営化問題とかそこの首都の直営銀行の破綻問題とかその周囲の自治体の行政の混乱/停滞とかを特定している訳ではないですから(^^;
え? (スコア:1)
クーデターを起こしたり恐怖政治を敷くことによって、
(おそらく国の現業機関を)民営化したり、銀行を破綻させたりした例があるんですか?
# 銀行はありそうな気もしますが…、それが
# 「どこぞの国」や「そこの首都」を特定(する訳じゃないけど)できちゃいそうなくらいのヒントになってるんですか?