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タネンバウム教授の言ってることも分からないでもないんだけどね。「モノシリックなカーネルはカーネル内部を食い破られたらアウト、危ないんだぜ」っていうことだから。
例えばメールサーバなんかを見てみると分かるけど、昔ながらの単一ソフトウェアで動く多機能なメールサーバ、sendmailを動かすのってユーザにとってはホント大変だった。設計のマズさもあるんだろうけど、処理が複雑で、設定もそれに合わせたように複雑で、ぶっちゃけ常人には理解できない世界。あれをきっちり設定できるってのは、もはや特殊技能だよね。
ところがこれに対し、DJBの作った分散処理のqmailが出現したことで「機能分割して分散処理する方法も使える、よりセキュアに設計できる」ということが周知の事実となって、後のpostfixなんかの開発へとつながっていく。現在はこっちの分散型のほうが主流だよね。メールの処理に関してはこういう具合で結局分散型のほうが有利だったわけだ。
OSをマイクロカーネルで設計することに関してはLinus自身も将来、128ビットのアドレス 空間が自由に使えるような時代が来ればmicro kernelの方が有利 [ox.ac.uk]と考えていたわけで、先を見据えてみれば、教授の方向性が間違ってるかというと、そうでもないんだな。
余談になるけど、だいたいMINIXが沈んだのはマイクロカーネルだったからじゃないんだわ。I/Oまわりが"ある特定の状況におけるマルチスレッディングの欠如" [wikipedia.org]って奴のせいで遅かったんだよ。MINIXは教育用だからって、オンボロなPCでも動かせるようにって配慮しすぎなの。
>Minixを使っている際、単一スレッドのファイルシステムが非常に苦痛だと感じています。(猛烈に遅い)>フロッピーディスクからファイルを読み込んでいる間も何か行ないたいと思うことがよくあります。>大きなCプログラムやLispをコンパイルして待っている間、rogueで遊んでいたいのです。>プログラムをコンパイルしている間にエディタの1つのバッファでファイルを眺めていたいのです。
こういうユーザからの要望があっても教授は無視してた。そりゃ嫌われるわ。
物知りじゃなくてモノリシック [wikipedia.org]です
えええっ、そんなバカな(汗
ご近所のみなさんに "物知りだね" と言われることを目指して勉学に勤しむことは "苦しい" ことであることを "物知りっ苦" と言うかもしれないし、言わないかもしれない。 [wdic.org]> "モノリシック" [wdic.org]を間違えて憶えた人もこう言う。
あちゃー、素で間違えてました… (今までずっと気付かなかったという、嘘みたいな本当の話)
ケブンッリジ効果が働いたせいか、素で「モノリシック」と読めてしまってスルーしていたのは私だけではないと思います。
モノリスから連想すれば間違わずに済みます。
#太陽の昇る方向をバカボンの歌(の逆)で確認していた
>#太陽の昇る方向をバカボンの歌(の逆)で確認していたあ、仲間発見。過去形じゃなくて今でもそうだけど。あと、東シナ海は沖縄の西。とセットで。
つまり、クラークの「2001年宇宙の旅」に出てくる物体も「モノシリ」だと思っていたわけですね?# 進化することで物知りわけだが
(少なくとも身の回りの)日本人の中に無視できないほど有意に
monolith → モノリスmonolithic → 物知りっく
と素で間違える人がいるのは興味深い現象ではあります。
>素で間違える人がいるのは興味深い現象
上のほうにコピペが張ってある、「途中の語順を変えても意味を読み取る事が出来る」という能力が発揮された結果ではないでしょうか。でもって、文字を読む際に「物知り」という比較的ポピュラーな語に、認識が引きずられてしまう、とか。
// カーネルのデザインは兎も角、デバイスドライバ周りの実装が// 汚くなっていくのは、ある意味必然だと思うんだけどなぁ。
つまり、クラークの「2001年宇宙の旅」に出てくる物体も「モノシリ」だと思っていたわけですね?
地面から巨大な抜作先生が「尻見せっ」しながら出てくるさまを想像しちゃったじゃないですか。
「モノシリック」は「モノシリアン(mono-syrian)のような」という意味であり、十二世紀半ばに西欧にて発生した。「モノシリアン」とは第2回以降の十字軍遠征を阻む、シリア(聖書でアラムの地とされる、聖地エルサレムを含む西アジアの地中海に面する一帯の地域)の回教徒達(Syrian)の結束したさまを指す十字軍内部で用いられていた隠語であり、十字軍衰退とともに一般人への回教文化の流入とともに広がった。現在、「モノシリック」は一つに統一され強固にまとまったさまを指す言葉として用いられている。例えばモノシリック・カーネルとは一枚岩のような丈夫なカーネルということである。
「モノシリック」は「モノシリアン(mono-syrian)のような」という意味であり、十二世紀半ばに西欧にて発生した。「モノシリアン」とは第2回以降の十字軍遠征を阻む、シリア(聖書でアラムの地とされる、聖地エルサレムを含む西アジアの地中海に面する一帯の地域)の回教徒達(Syrian)の結束したさまを指す十字軍内部で用いられていた隠語であり、十字軍衰退とともに一般人への回教文化の流入とともに広がった。現在、「モノシリック」は一つに統一され強固にまとまったさまを指す言葉として用いられている。
例えばモノシリック・カーネルとは一枚岩のような丈夫なカーネルということである。
というネタから「シリア人じゃない方」と覚えてしまった人がいた。
#そこはモノリスで覚えろ
ロープにしっかり絡びな、と覚える。
機能分割と分散処理は直交な概念じゃないかな。機能分割した複数のものをリンク時に1つに再び合体すれば1つだし、そのリンクが動的(プラグイン)だった場合、どうなのよ?と。
機能分割で得られるセキュアさと、分散処理で得られるセキュアさも、別物だし。
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
モノシリックなものより分散型のほうが有利な例 (スコア:5, 興味深い)
タネンバウム教授の言ってることも分からないでもないんだけどね。
「モノシリックなカーネルはカーネル内部を食い破られたらアウト、危ないんだぜ」っていうことだから。
例えばメールサーバなんかを見てみると分かるけど、昔ながらの単一ソフトウェアで動く
多機能なメールサーバ、sendmailを動かすのってユーザにとってはホント大変だった。
設計のマズさもあるんだろうけど、処理が複雑で、設定もそれに合わせたように複雑で、
ぶっちゃけ常人には理解できない世界。あれをきっちり設定できるってのは、もはや特殊技能だよね。
ところがこれに対し、DJBの作った分散処理のqmailが出現したことで
「機能分割して分散処理する方法も使える、よりセキュアに設計できる」ということが周知の事実となって、
後のpostfixなんかの開発へとつながっていく。現在はこっちの分散型のほうが主流だよね。
メールの処理に関してはこういう具合で結局分散型のほうが有利だったわけだ。
OSをマイクロカーネルで設計することに関してはLinus自身も
将来、128ビットのアドレス 空間が自由に使えるような時代が来ればmicro kernelの方が有利 [ox.ac.uk]と考えていたわけで、
先を見据えてみれば、教授の方向性が間違ってるかというと、そうでもないんだな。
余談になるけど、だいたいMINIXが沈んだのはマイクロカーネルだったからじゃないんだわ。
I/Oまわりが"ある特定の状況におけるマルチスレッディングの欠如" [wikipedia.org]って奴のせいで
遅かったんだよ。MINIXは教育用だからって、オンボロなPCでも動かせるようにって配慮しすぎなの。
>Minixを使っている際、単一スレッドのファイルシステムが非常に苦痛だと感じています。(猛烈に遅い)
>フロッピーディスクからファイルを読み込んでいる間も何か行ないたいと思うことがよくあります。
>大きなCプログラムやLispをコンパイルして待っている間、rogueで遊んでいたいのです。
>プログラムをコンパイルしている間にエディタの1つのバッファでファイルを眺めていたいのです。
こういうユーザからの要望があっても教授は無視してた。そりゃ嫌われるわ。
Re:モノシリックなものより分散型のほうが有利な例 (スコア:2, 参考になる)
物知りじゃなくてモノリシック [wikipedia.org]です
Re:モノシリックなものより分散型のほうが有利な例 (スコア:2)
えええっ、そんなバカな(汗
ご近所のみなさんに "物知りだね" と言われることを目指して勉学に勤しむことは "苦しい" ことであることを "物知りっ苦" と言うかもしれないし、言わないかもしれない。 [wdic.org]
> "モノリシック" [wdic.org]を間違えて憶えた人もこう言う。
あちゃー、素で間違えてました… (今までずっと気付かなかったという、嘘みたいな本当の話)
Re:モノシリックなものより分散型のほうが有利な例 (スコア:3, おもしろおかしい)
ケブンッリジ効果が働いたせいか、素で「モノリシック」と読めてしまってスルーしていたのは私だけではないと思います。
Re:モノシリックなものより分散型のほうが有利な例 (スコア:2, 参考になる)
モノリスから連想すれば間違わずに済みます。
#太陽の昇る方向をバカボンの歌(の逆)で確認していた
Re: (スコア:0)
>#太陽の昇る方向をバカボンの歌(の逆)で確認していた
あ、仲間発見。過去形じゃなくて今でもそうだけど。
あと、東シナ海は沖縄の西。とセットで。
Re: (スコア:0)
つまり、クラークの「2001年宇宙の旅」に出てくる物体も
「モノシリ」だと思っていたわけですね?
# 進化することで物知りわけだが
(少なくとも身の回りの)日本人の中に無視できないほど有意に
monolith → モノリス
monolithic → 物知りっく
と素で間違える人がいるのは興味深い現象ではあります。
Re:モノシリックなものより分散型のほうが有利な例 (スコア:1)
>素で間違える人がいるのは興味深い現象
上のほうにコピペが張ってある、
「途中の語順を変えても意味を読み取る事が出来る」
という能力が発揮された結果ではないでしょうか。
でもって、文字を読む際に「物知り」という
比較的ポピュラーな語に、認識が引きずられてしまう、とか。
// カーネルのデザインは兎も角、デバイスドライバ周りの実装が
// 汚くなっていくのは、ある意味必然だと思うんだけどなぁ。
Re: (スコア:0)
地面から巨大な抜作先生が「尻見せっ」しながら出てくるさまを想像しちゃったじゃないですか。
Re: (スコア:0)
というネタから「シリア人じゃない方」と覚えてしまった人がいた。
#そこはモノリスで覚えろ
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
カビナラか、カナラビだったか、カラビナなのか。
どれもありそうで、しょっちゅう悩む。
Re: (スコア:0)
ロープにしっかり絡びな、と覚える。
Re:モノシリックなものより分散型のほうが有利な例 (スコア:2, 興味深い)
まあそれでも,メッセージパッシングの部分が律速になっていて大幅な効果は出ていなかったと思う.
マイクロカーネルでメッセージが遅いのは致命的だからねぇ.
# 教育用として配慮し過ぎだったというのは,首の骨が折れるほど頷けるのでID
from もなか
Re: (スコア:0)
機能分割と分散処理は直交な概念じゃないかな。
機能分割した複数のものをリンク時に1つに再び合体すれば1つだし、
そのリンクが動的(プラグイン)だった場合、どうなのよ?と。
機能分割で得られるセキュアさと、
分散処理で得られるセキュアさも、
別物だし。