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カスピ海の怪物を買ってくるとか……
波が高いと駄目かしら
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
正直ほっとしている (スコア:3, 参考になる)
浮上用のエンジンと、前進用のエンジンの両方を動かさないといけないので
仕方がありませんが…。
現在の「おがさわら丸」は、総トン数が6679トンで旅客数が1031名に対して、
TSLは14500トンもありながら、725名しか旅客を運べません。
燃費+旅客数の減少をカバーするためには、当然のように料金を上げないと
いけません。
で、そのデメリットに対して、売り物の速度はどうか。
現在の東京・小笠原間を24時間で走るおが丸に対し、16時間で運行できるのが
TSLの売りですが、
24時間が16時間になって、どれだけ便利なのか
というところが今回のネックとなります。
現在、普通の大型フェリーだって30ノットは出るわけで、それがたとえば
東京・小笠原間を20時間で運行できるなら、TSLとの差は4時間。
既存技術で十分に週2便の往復が可能になります。
TSLが就航していたら、当然今の「おが丸」は廃止されていたわけで、島の住人に
とっておいそれと使えない代物になっていたことでしょう。
正直、就航しなくてよかったよかったと胸をなでおろしています。
TSLに乗りたい人は、下田・清水間のカーフェリー「希望」がTSLです。
何しろこれは、もとTSL実験船「飛翔」ですので。
# アレな私はもちろん乗りたい。
Re:正直ほっとしている (スコア:3, 興味深い)
現在実用運行中のTSL、世界最速カーフェリー「希望」です。
http://www6.ocn.ne.jp/~tslkibo/
小笠原TSLも、せっかくだから竹芝・下田間とかで運行して欲しい希ガス。
しかしカーフェリーじゃなくて貨客船なんだよね、小笠原TSLって・・・。
車積むときはクレーンで吊り上げないとだろうなあ。
Re:正直ほっとしている (スコア:0)
それより米軍に傭船してもらえば建造費等の穴埋めになるでしょう.
真面目な話,本当に米軍は民間のウェーブピアサー型高速船を輸送用に傭船してるわけだが,小笠原TSLも代わりに実績のあるウェーブピアサーを建造してれば大赤字にはならずに運行出来てたのかもしれないのに.
Re:正直ほっとしている (スコア:0)
なんなら海自で高速揚陸艦にするとか海上保安庁で海賊対策船に使うとか
#大石英二の小説にそんなのがあったな
Re:正直ほっとしている (スコア:0)
断られています。
ソース : 読売新聞の記事
Re:正直ほっとしている (スコア:3, 興味深い)
>燃費+旅客数の減少をカバーするためには、当然のように料金を上げないと
小笠原海運は、「島の住人の足なのでおいそれと料金を上げられない」から
大赤字になると発表しています。
>24時間が16時間になって、どれだけ便利なのか
夕方出発して、翌日の朝着くのは1日余計に使えて便利ではないのか・・・・と
ちなみに現行の船は25.5時間、TSLで17時間と小笠原海運では申しております。
-----
当該海運業者ではないが、微妙な関係者なのでAC
Re:正直ほっとしている (スコア:3, 興味深い)
小笠原海運は、「島の住人の足なのでおいそれと料金を上げられない」から
大赤字になると発表しています。
じゃ、万難を排して運用した場合には、誰がそれを負担するかってことになります。
二等がいっぱいだったときに、一等しか空いてないから仕方なく高い料金で乗る、
ってのは実質値上げだと思うんですが。
国費負担としても年間20億円を湯水のようにつぎ込むことが正しいのかどうか。
それよりは、さんふらわあ程度の高速ディーゼル船を就航させた方がずっと
現実的ですよね。
それだって、現在よりずっと早くつきます。
>24時間が16時間になって、どれだけ便利なのか
夕方出発して、翌日の朝着くのは1日余計に使えて便利ではないのか・・・・と
ちなみに現行の船は25.5時間、TSLで17時間と小笠原海運では申しております。
早くついたほうがそりゃ便利ですが、コストに見合うかどうかが問題だと言ってます。
今と同等のコストで運用できるディーゼル船との差を埋められるほどのメリットが
あると思いますか?
>当該海運業者ではないが、微妙な関係者なのでAC
広義の関係者といえば、私だってそうではありますが…。
だからこそTSLの就航は気が進まんのです。
Re:正直ほっとしている (スコア:2, すばらしい洞察)
TSL のページ [ogasawarakaiun.co.jp]にある比較見ると,あからさまに2等減らして特等増やしてるし :p
Re:正直ほっとしている (スコア:3, 参考になる)
Re:正直ほっとしている (スコア:1)
昔、鹿児島から沖縄までフェリーで行ったことあるけど
そんなにしなかった。と思い調べてみたら、12,070円
東京~那覇で、20,050円(所要45時間)
東京から沖縄より高いのね。
Re:正直ほっとしている (スコア:1)
>2等運賃は乗船賃として設定(ジュータン席、25.200円)
>2等ベット席はベット使用料プラス1万円(現行の特2)
>S寝台はプラス1万5千円としたい」などの案を示した。
です。閑散期なら2等絨毯席で足りるから現行通りですが、
一旦混み出すと高く付きそうですね。
Re:正直ほっとしている (スコア:2, 参考になる)
以前、小笠原旅行と沖縄旅行を天秤にかけた事があって、飛行機じゃ行けない事に驚き、それでも気を取り直してフェリーの時間を調べて、どう足掻いても24時間かかる上に、1週間単位で当地から動く事ができない事がわかって更に驚き。代わって沖縄の最西端・与那国島へは、「近く」の石垣島に空港があるので、2泊3日くらいで行くのも不可能じゃない。どちらが関東に近いかと言えば、勿論小笠原なのに、この違いは何なんだと呆れました。
空港作るのが一番の早道だろうけど、現地の地形がそれを許さないのでできないとの事らしいし、空港作って環境破壊して観光地まみれにするのも良くねぇだろうと思ったので、空港が無い事はまぁ仕方ないとしても、旅行者としては、少しでも早く航海が終わる方がいいのです。現地の活動時間が増えるから。大体、空港つくらない代わりに高速船通すってのが、現都知事・イシハラの言い分じゃなかったっけか。
尚、元々私は九州出身で、一昔前の地方高速道路無用論には憤ったクチです。あんなのは大都市圏の近くの「地方」にしか適用されるべきじゃなくて、「本当の」地方の人間は、少しでも早い交通手段を望んでいるのです。この考えから行くと、空港建設を潰された小笠原の人達は、TSL就航がとても残念なのではないかと勝手に想像しています。
>現在、普通の大型フェリーだって30ノットは出るわけで、
>それがたとえば東京・小笠原間を20時間で運行できるなら、
>TSLとの差は4時間。
現実には24時間で航行してる訳で、それにはそれなりの理由があるからそーしているのだと思います。関係者じゃないから知らんけど、消耗の度合いとか考慮して、今の速度になっているのでは?とすると、船の速度を「安全に・有効に」あげるにはエンジンあたりを改修しなけりゃならなくなり、んな事するなら新しく船作った方がマシって理屈になるのは当然なんではないでしょうか。
・・・TSLがおが丸程の荷物運送能力持っているかは疑問で、その点に関しては就航せんで良かったと同意しますが。あ、それと、乗り心地も、おが丸に比べると悪いらしいね。
尚、私的に一番の解決策は、おが丸運行と並行して飛行艇の定期運行・本数増じゃないかと思います。空港作んなくってもいい訳だし(空港に拘るならメガフロートって手もあるだろうが、その分しっかり日光遮ったり海流乱したりして環境破壊は免れんだろうし)。・・・え?その飛行艇、どっから持ってくるのかって?
###結局TSL就航を待つ事にして小笠原旅行も沖縄旅行も取りやめたのでAC(TT)。
Re:正直ほっとしている (スコア:1)
カスピ海の怪物を買ってくるとか……
波が高いと駄目かしら
Re:正直ほっとしている (スコア:1)
> そーしているのだと思います。関係者じゃないから知らんけど、消耗の
> 度合いとか考慮して、今の速度になっているのでは?とすると、船の速度を
> 「安全に・有効に」あげるにはエンジンあたりを改修しなけりゃならなく
> なり、んな事するなら新しく船作った方がマシって理屈になるのは当然
> なんではないでしょうか。
かなり誤解してますね。30ノット出るのは最近のだけで、現在小笠原航路に
使われている船では出せません。ちょっと計算すれば大赤字で非現実的と
すぐにわかるTSLを導入するより、30ノット出せる通常の高速フェリーを
導入する方がいいだろうという話でしょう。
現在新日本海フェリーで使われているタイプの船なら実績がありますし、
輸送力もTSL以上で運用コストも建造コストも圧倒的に低コストです。
Re:正直ほっとしている (スコア:2, 参考になる)
そうですよね。このIncat社の wavepiercer Evolution 10B [zaidan.info] は、800人乗り・38ノットということで、小笠原TSLとほとんど変わりません。
航続距離は半分だし、船室も宿泊用ではありませんが、貨物積載量がwavepeacerのほうが4倍(800トン)あり、車載デッキもあるので、遠距離仕様にもできるのでは。
これで値段が800万ドルということですから、小笠原TSLの1年分のリース料くらいです。
Re:正直ほっとしている (スコア:3, 参考になる)
エンジニアのおもちゃか、造船会社と政治家と官僚の飯の種
だったのか・・。
よくよく考えてみるとガスタービン機関を使って大型船舶を
運航しているところなんて運用に旅客採算と言うモノを考えない
海軍ぐらいなもの。性能が良ければ民間でも採用するだろうけど、
ジェットフォイルなどの特殊小型船舶ぐらいしか採用しているものを聞かない。
民間が大型船舶の機関に採用しない理由はもちろん経済性に尽きる訳で。
燃費はすさまじく悪く、点検整備もエンジンを陸上に上げて
分解整備しないといけませんし。いくら小型軽量高出力エンジンでで、
たかだか10~20ノット速度を上げるだけで払えるコストではありませんな。
この問題を解決した画期的なガスタービンを開発したなら素晴らしい事ですが、
今回の顛末を聞くに最大の欠点は置き去りだったわけですな・・。
Incat社の wavepiercer Evolution 10B を見て、日本の造船技術
(最大のネックはガスタービンだから航空産業かな?)を
買いかぶっていた事に今更ながらに気がついた。
ガスタービン・エンジン (スコア:1, 参考になる)
これはガスタービン・エンジンの利点です. 簡単にエンジン交換が出来て,
陸上で分解整備出来るので大型ディーゼルと比較するとメンテナンスは楽です.
>>たかだか10~20ノット速度を上げるだけで払えるコストではありませんな。
>>この問題を解決した画期的なガスタービンを開発したなら素晴らしい事ですが、
従来の航空機用ガスタービン転用では無い,船用の高効率エンジンの開発は
各メーカーで進められています.(日本ではSMGT技術研究組合を作って協同開発)
http://www32.ocn.ne.jp/~smgt/
SMGTは陸上試作が終わって組合は解散. 今後はスーパーエコシップへ搭載
しての実用化試験が見込まれています. ちなみにスーパーエコシップでは
効率を重視したポッド推進使用予定.(電気推進方式)
http://www.nmri.go.jp/eco-pt/topics/pamph/pamph-1_j.html
この流れを見るとTSL建造・小笠原航路投入は少し早すぎたような気が........
結局TSLって何だったんだろうか? (スコア:0)
こういう中途半端な代物が出来上がってしまうのだろうか・・・。
新技術に試行錯誤は付きもので、時には失敗作も技術向上の為に
は必要だろうけど、生活路線であり他の交通機関で代替が利かない
航路を使って、実用化に当たって最大のネックになっている欠点を解消出来ず、ほぼ採算割れ確実な事がわかりきっている実験的な
新型船を使う必要があったのでしょうかねぇ。
おまけに心臓部ともいえるガスタービン機関は開発途上との事。
仮に、従来に無い新型船を就航させたいなら、実用化に際しての
諸問題を解決した「完成品」に出来なか
Re:正直ほっとしている (スコア:1)
http://www.mhi.co.jp/ssmw/seihin/senpaku/ferry/ferry2.htm
今は長崎で就航してるようですが。
Re:正直ほっとしている (スコア:0)
単にTSL技術なんてクソと貶めたいだけなのなら、すみません。。野暮でした。
Re:正直ほっとしている (スコア:1)
これ間違っていたようです。いくつかの資料を付き合わせると、8000万オーストラリアドルが正解のようで。米ドルでいえば6000万ドルくらいでしょうか。
これでも、一般的には安いとされるようです。あと、ディーゼルエンジンなので維持費が安いのがポイントですね。
Re:正直ほっとしている (スコア:0)
一航海の予算に収まるように、途中まで浮上用エンジンを動かすとか。
Re:正直ほっとしている (スコア:0)
Re:正直ほっとしている (スコア:2, 参考になる)
さんふらわあ(東京・苫小牧)が30ノット
すいせん(敦賀・小樽)が33ノット
短距離なら、
上に出した、ゆにこん 元(函館・青森)最高42ノット
TSLはやっぱ50ノット以上出せる可能性がある、ってとこがいいと思うんですが。
「たかが」40ノットなんていわず、本来の潜在能力、50ノット出せれば別の
用途があるかも。
Re:正直ほっとしている (スコア:0)
ほかも確認すればわかりますが、普通のフェリーであれば20ノット~30ノットが殆どで
「普通の大型フェリーだって30ノットは出る」とは言えないでしょう。
Re:正直ほっとしている (スコア:0)
Re:正直ほっとしている (スコア:1)
ちどりの「ち」きっての「き」…