FreeBSD: リリース作業状況の報告 1
難関を越えてこその良い物 部門より
BSD 曰く、 "
Scott Longが
関係者にあてたメールの中で FreeBSD 4,x 及び 5.x の作業状況を報告している。
4.9 に関しては、最近問題になっているカーネルの不安定性のために数週間リリース
が遅れることもありうるようだ。この問題は
PAE(Physical Address Extension) の組込みによって発生したらしい。
PAE の導入は3段階に分けて行われたが、この第3段階で問題が起きたようだ。
ここが一番複雑な部分であるので、解決には時間がかかると思われる。
PAE は 4.9 に是非とも含めてリリースしたい機能であるので、これを
はずしてリリースするということは非常に考えにくいとのことである。
どのような判断がなされるか、もう少し時間を待つことになるようだ。
5.x に関しては、ロードマップは最近修正され、
このページで公開されている。
KSE(kernel-scheduled entities) の進捗は目覚しく、開発上の問題はなくなっている。
非常に安定して動いている。しかし、性能上の問題があり、期待していた
ほどの性能レベルには達していない。これを改善するために API を変更する必要があるが
安定性を損なう危険性が発生すると考えられる。
そこで 5.x が -STABLE ブランチになるのは 5.3 まで延期されると思われる。
5.2 は 11 月末から 12 月初めにリリースされ、改善された KSE、ネットワーク性能の改善、
動的リンクされた root ファイルシステム、多くの安定性向上の修正、その他たくさんの新機能
が提供される予定だそうだ。
どちらのリリースも早く公開されることを期待したい。"
SA関連 (スコア:1)
早く4.9でないかな。