ヤグルマギクの青色の構造を解明 4
ストーリー by yosuke
さらに違う色を作れる可能性も 部門より
さらに違う色を作れる可能性も 部門より
naocha曰く、"毎日新聞の記事や朝日新聞の記事などによれば、九州大学の塩野正明助手や東京学芸大学の武田幸作名誉教授らは、ヤグルマギクの花の青い色はアントシアニンと金属イオンなどが結合した錯体によっていることを発見した。1913年にRichard Willstatterがバラの赤とヤグルマギクの青が同じアントシアニンによることを発見してから、植物学者を90年にわたり悩ませてきた問題を解明した。この結果は、8/11付のNatureに掲載されている。
青い花の大半はデルフィニジン型アントシアニンという色素をもつが、ヤグルマギクはバラと同じシアニジン型アントシアニンという赤い色素で青色を出している。研究チームは、このアントシアニンの色素を純粋な結晶にすることに成功。X線結晶構造解析によって詳しく分析したところ、アントシアニンとフラボンと呼ばれる有機物に、鉄イオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン2個が結合して青い色を出すことを突き止めた。
青いバラの実用化も近づいたでしょうか。"
青いバラについては、デルフィニジン型アントシアニンをどうにかして生成させる方法が主であるが、今回の発見によって、また別の道が開かれたことになるようだ。
スラドで話題にするなら (スコア:1)
わからないので、質問でしかスタートできない。
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Re:スラドで話題にするなら (スコア:1)
こちらもデルフィニジンの青色色素で、パンジーから遺伝子を導入したようです。
Re:スラドで話題にするなら (スコア:0)
単純に (スコア:1, すばらしい洞察)
90年も研究されてきたとは知りませんでした・・
この研究で、花の色を自在に調整できるようになったりするんでしょうか。