2003年のスペースシャトル事故の最新報告書が公表される 8
ストーリー by hylom
もう6年も前のことなのか、 部門より
もう6年も前のことなのか、 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
朝日新聞の記事によると、2003年2月のスペースシャトル・コロンビアの事故(帰還中に高度約6万メートルで空中分解し、乗組員7人全員が死亡した)について、NASAの調査委員会は事故時の機内の状況の詳細などをまとめた最新の報告書を公表したそうだ(報告書はPDF形式で公開されている)。
報告書では「乗組員が事故機を脱出し、生存することができた可能性はなかった」との結論で、宇宙服などの改善を提言するものとなっている。しかし、コロンビア号が空中分解する前に飛行士たちが死亡していたのか、それともシャトル内の突然の減圧で意識を失っていただけだったのかは明確には判断できないとのこと(AFPBB News)。
また、宇宙服や安全ベルト、ヘルメットなどが想定したとおりに機能していなかった点も指摘されており、改善点は約30項目にも上るそうだ。
関連映像 (スコア:3, 参考になる)
事故発生前後のヒューストン [youtube.com]
交信切れになった後の緊迫感で胃が痛い。UHFの交信しかライン確保してなかったんか?
コロンビア地上からの映像追跡 [youtube.com]
1日前投稿みたいだが、変な感傷的なBGMつけたりしていた他のよりもかなりまし。
Cal.から各地の民間撮影画像をつなげて、ヒューストンとの交信記録・コロンビアの状態を重ねている。
かなりの力作だと思うけどわたすのリスニング力ではフォローしきれない。誰か字幕付けてくれ、お願い。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
要するに (スコア:0)
首は文字通りネックだなあ。
風船を首に巻いて保護するとかじゃダメかなあ。
軽トラでBMWにオカマ掘られるのとはスケールが違うからなあ。
Re: (スコア:0)
なかなか絶望的な状態と思うんですが。
Re:要するに (スコア:2, 興味深い)
そのような絶望的な状況に陥る可能性についても覚悟した上で臨むべき仕事なのではないかな。
絶望的な状況でも生命だけは維持するより、安楽のうちに死に至らしめた方が人道的では、
なんてこと考えるよりも、今は現実的なコストと手段で生命を維持する方法を考えた方が良いのではないか。
たとえそれがどれほど残酷な状況を生むとしても、そこでモルモット扱いされる覚悟の無い奴に、
地球を飛び出す資格など与える必要はない、そんな段階なのではないかな、今でも。
ライトスタッフ (スコア:2, 興味深い)
>そのような絶望的な状況に陥る可能性についても覚悟した上で臨むべき仕事なのではないかな。
1985年のチャレンジャー事故の際に爆発四散したオービターの破片を調べたところ
いくつかの計器やコックが緊急時になされる操作の通りに切り替わっていたらしい。
おそらく操縦室が海面に叩きつけられるまでは宇宙飛行士たちには意識があり、
緊急時の対応策を取っていたのではないか?という推測がされています。
たとえ無駄であっても最悪の中の最善を追い求める、それが宇宙飛行士の「正しい資質」なのだなと
感動しましたよ。
Re: (スコア:0)
どんなに困難な状況下でも判断し手を動かす訓練を延々とやっていますよね。
日本の自衛隊では、機体が制御不能になった場合は自らの命を犠牲にしてでも、
民家に墜落させるなということを精神に徹底的に叩き込んでいるらしく、
地面に激突する寸前まで、被害の少ない地点へ機体を運ぶために操縦を続ける
というのが実績としてあります。