鳥用デオドラント、ニュージーランド在来種の鳥を救え! 13
ストーリー by kazekiri
鳥にも身だしなみを 部門より
鳥にも身だしなみを 部門より
eggy 曰く、
カンタベリー大学の研究者Jim Briskie氏とその研究チームは、絶滅の危機に瀕しているニュージーランド固有の鳥の体臭を抑えるデオドラント開発に、マースデン基金より60万NZドルの援助を受けたとのこと(本家/.、英Telegraph)。
ニュージーランドはもともと、外来動物種が移入してくるまでは、在来種はすべて鳥でありほ乳類がいなかった。そのため、天敵がいない状況で進化を続けた在来種の鳥は、世界の他地域の鳥と比べると強い体臭を放ち、ネコやオコジョといった外来動物種から狙われやすく格好の標的となっている。Briskie氏によれば、キウイはマッシュルームやアンモニアのような体臭を持ち、カカポ(フクロウオウム)は「カビ臭いバイオリンケース」を彷彿させるとのこと。
鳥は、羽毛を保護するワックスを出して毛繕いする時に体臭を放つそうだが、そもそもどのタイミングでどのようにしてデオドラントを塗り付けるのだろうか?
繁殖に影響でたりしそう (スコア:3, 興味深い)
哺乳類に見つかりにくいと同時に、なにか不利になる事もあるんじゃないですかね。
体臭は雌の気を引くためなどの説もありますし、繁殖行動に影響が出てそれがトドメをさすことになったりして。
Re: (スコア:0)
在来種を守るのが目的だから
動物愛護的な建前で追いやろうとしてるんじゃないかな
Re: (スコア:0)
確かに、在来種と違って「体臭がしない」というのは、同種族からも一種の奇形と認知されるかも。
雌の七面鳥から聴覚を奪う実験があったそうな。
耳の聞こえない七面鳥は、交尾も産卵も抱卵も普通にやっていた。
しかし、雛が孵った途端、すべて嘴で突き殺してしまった。
雛を孵した七面鳥は、動くものを片っ端から突つくが、雛の声がするものだけは突かない、という結論になった。
# 大昔の実験なので、とっくに反例が出てるかも。
木の葉を隠すなら森の中 (スコア:2, おもしろおかしい)
>そもそもどのタイミングでどのようにしてデオドラントを塗り付けるのだろうか?
鳥に塗りつける必要はなし。ニュージーランド全体にアンモニア臭が立ちこめるようにすればいい(ぉぃ
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
トリ・トリ・トリ (スコア:2, おもしろおかしい)
ワレ奇臭ニ成功セリ
外来動物種を駆除 (スコア:1)
そもそも外来動物種が余計なんであって、在来種を保護するなら生態系を破壊する虞が大きい外来種を駆除すればいいんじゃね?
日本はそういう法律が既に施行されてるじゃん。
…と書いて、気付いた。
もしかして、外来種を駆除しようとすると動物愛護団体とやらにギャーギャーわめかれるから、こんなことを考えてるのかね?
だとしたら色々おかしいね。
Re:外来動物種を駆除 (スコア:2)
Re:外来動物種を駆除 (スコア:2)
ニュージーランドでは外来種の駆除もやってますよ。
ただ、広大な自然の中でそれをやるのは非常に困難。半島のような限定された場所では、どうにか駆除に成功して、その状態を保っているのが現状です。
//Sinraptor
Re: (スコア:0)
ニュージーランドで哺乳類の外来種で生態系を破壊しまくるって白人のことだからでは。
そりゃ駆除する気はないでしょう。
正確ではない (スコア:1, 参考になる)
固有種のコウモリはいますよ。
New Zealand Lesser Short-tailed Bat [wikipedia.org]
和名がツギホコウモリで、歩くらしいです。
ニュージーランドアシカ [wikipedia.org]など、固有の海獣もいますよね。
Re:正確ではない (スコア:1)
鳥なき島の蝙蝠…あれ?
鳥だらけの島の蝙蝠? そりゃー立場弱いわなぁ(違
RYZEN始めました
ファブリーズ (スコア:0)
#P&Gがアメリカ企業だったと今ググって初めて知ったのでAC
良くある誤解シリーズ (スコア:0)
>ほ乳類がいなかった。そのため、天敵がいない状況で進化を続けた
確かに、こういう文章は良く見るのだが、こう思っている人って鳥は鳥を食べないと思っているのだろうか?
飛ばない鳥は、天敵がいないから飛ばなくなった訳でなく、他なら草食哺乳類が占めているニッチを鳥が占めたことによるものに過ぎない。哺乳類の捕食者が外来することによって、まず飛ばない鳥を主に食べていた猛禽類が競争に破れて絶滅して、それである程度、均衡が保たれていたのが、近代に開発が進んで住む場所が減少し、絶滅寸前になって保護されるようになったが、その場合、哺乳類の捕食獣に気をつけなければならんということだ。
匂いに関しては、哺乳類と比べて、猛禽類は匂いより目を使って獲物を探すため、独特の匂いを発達させ易かったのだろう。