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6009759 story
マイクロソフト

Microsoft本社にあるというハッカースペース「The Garage.」 31

ストーリー by hylom
工作機械が使えるってのはいいね 部門より
taraiok 曰く、

Googleには、20パーセントの時間は自分の好きなことを自由にやっていてもよい、という「20%ルール」がある。Googleが大企業病の一つである「イノベーションのジレンマ」を起こさないでいられるのは、この20%ルールのおかげだと言われている。一方、大企業病に陥っていると昔から言われがちなのがMicrosoftだ。Microsoftは、エンジニアに自由裁量権が少ない企業体質という印象がある。そこでMicrosoftも危機感を持ったのか、2009年にエンジニアの育成のために「The Garage.」と呼ばれる場所を作ったそうだ(CNNMoneyBusiness Insider本家/.)。

この場所は、はんだ付け用の機材からレーザーカッター、3Dプリンタを含むテクノグッズを詰め込んだエンジニアの遊び場だという。エンジニア達には「Garage Weeks」と呼ばれる5日間の自由時間が用意され、「The Garage.」内で自由に開発が行える。

ビル・ゲイツ氏のオフィスとして使用されていた4号館に作られた「The Garage.」は一定の成果を出し始めたようだ。Microsoft Researchで発表されているものが多いが、例えば「Mouse Without Borders」のようなアプリや、NFC対応スマートフォンを使って人体でモバイル決済を行うツールの開発、離れた場所にいる相手とトランプやボードゲームができる「Illumishare」など、Microsoftのイメージを壊すサービスやアプリケーションの発表が増えてきている。

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  • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 7時13分 (#2212110)

    Googleが大企業病の一つである「イノベーションのジレンマ」を起こさないでいられるのは、

    もうとっくに起こしているのでは…

    • by Anonymous Coward

      そうですよね
      ということは20%ルールなんて効果ないのかも

      • by Anonymous Coward

        当初は効果があったのでは。

        その環境に慣れてきて、刺激的と思えなくなってくると、だめなのかも。

      • by Anonymous Coward

        っていうか,かなり前から20%ルールは有名無実化してる(あるいは廃止された)って噂だけど.

    • by Anonymous Coward

      大企業病に陥っているというのとイノベーションのジレンマに嵌っているというのは同じではないので。
      GoogleカーとかProject Glassとか(Nexus Qは..?)、今は存在していない市場を作ろうとしているのは他の大企業、例えばこのストーリーにあるMSとは違う点でしょう。
      MSはMITのエリートを集めたようなMS Researchが昔から野心的な研究を発表していたのですが、それが商品に結びつかないという点がいかにもな大企業病かつイノベーションのジレンマだったのですが、それに完全に嵌る前に抜け出す努力をしているというのがここ最近の動向かと。

      #でもユーザーの方が保守的なので革新的であろうとするたび非難されるのがMSの不幸

      • by Anonymous Coward

        > #でもユーザーの方が保守的なので革新的であろうとするたび非難されるのがMSの不幸

        パソコンを一般人に普及させてしまったのだから、仕方がないと思います。

        • by Anonymous Coward

          いまどきPCなんか使ってるのはオタクだけですよ

          • by Anonymous Coward

            社会人に成れば、その認識もかわると思うよ。

            • by Anonymous Coward

              ×社会人に成れば、その認識もかわると思うよ。
              ○俺様の会社では使ってるよ。
              それとも社会人になると自分の体験が世界の全てだと思うようになっちゃうのかな。だったらなれなくていいや

              • by Anonymous Coward
                普通の社会人はかなりの数の他社との付き合いがあるものなのですよ、と。
              • by Anonymous Coward

                >> ○俺様の会社では使ってるよ。

                いやいや,現実を見ようよ.もちろん「これからの時代にPCは不要」と主張している禿みたいに,会社の中を探せば「PCを使っていない人」はいるだろうけど,会社として「PCを使ってない」なんて企業はまず無いし,その中でPC使わずに済んでる人ってのは(代わりに秘書がいろいろやってくれてる=自分が手を触れていないだけの)お偉いさんだけじゃないのかね?

  • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 9時00分 (#2212165)

    一週間だと「土台作り」や「プロトタイプ作り」にちょうどいいんじゃないかい。
    一週間丸まるあればけっこうそこそこなものができると思うし、もし先が広がるようなら、
    土台ができてればあとはちょっとした時間でも改良は加えていけるものね。

    個人でも、まとまった休みにスタートを切るプロジェクトはけっこう多いのでは。

  • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 6時54分 (#2212108)

    「その為の3Dプリンタですから」

  • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 8時41分 (#2212150)

    >「Garage Weeks」と呼ばれる5日間の自由時間が用意され、
    /y: たった5日間?さすが、企業環境適応済戦士。
    /m: さすがM$, 太っ腹。
    /w: 働けよ。

    元ネタ見てないけど、/y.

    • by Anonymous Coward

      発想を形にしたり、発想そのものを出すって、時間じゃないんだよね。
      細切れ30分が1日3回毎日、っていうのがあってる段階もあるし、
      たった5日間でもかたまった時間が必要って段階もあるし。
      バランスというか、アイデアを形にする各段階に適した時間の使い方が必要。

    • by Anonymous Coward

      1ヶ月で5日間ということなんですかね?
      1年で5日間とかだと、えーって感じですが。

      # 日本の企業もこういうのやればいいのに、くだらない大声だし研修とか自己啓発セミナーとかいらないから

  • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 8時53分 (#2212161)

    Googleの真似をして自由研究の枠を与えたところ、うまくいきませんでした。
    環境も整えたんですが、活用されませんでした。

    ・枠がタバコ休憩、昼寝に使われる
    ・残業が発生するため枠が潰される(残業が無い時は前述のように使われる)
    ・自由活動=遊び=悪いこと という意識が染みついちゃってる
    ・そもそもイノベーション的なことをやろうとしない

    だいたいの傾向として、休日などに多彩な趣味やイベントをやってる人は活用できてイノベーションも期待できますけど、典型的な日本の会社員、上司の指示でしか動かない、休日は家でゴロゴロかショッピングや映画を見に行く程度、みたいな人は期待が薄いですね。

    レーザーカッターカフェとかで遊んでる人とか、技術系企業の採用担当者はチェックしておいた方がいいかもしれない。
    いい人材がごろごろしているかもね。

    • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 11時22分 (#2212310)

      何かモノになることをやっているのか、遊んでいるのかが区別しづらいのが難しいですね。
      ぼーっとタバコを吸っているようでいても、なにか有意義なことを考えていないとも限らないわけですよ。

      その昔、I/Oやアスキーが全盛だった頃には、両編集部にコンピュータを並べた部屋にバイトを
      放り込んでおいて何かさせる部屋がありました。私はI/Oの方しか知らないですが、そっちは
      エンジンルームと呼ばれてまして、投稿プログラムの動作チェック、他機種への移植、編集の手伝い
      といった社員からの依頼をこなす以外は適当にバイトは遊んでいて構わないことになってました。
      そんなエンジンルームから、たまにモノになる成果物が生まれてきたりもして、紙面を飾ったり、
      売られたり、なんてこともあったわけです。
      当時のパソコンは高価なものだったし、アーキテクチャが異なるさまざまな機種が置いてあって
      好きないように触れる環境というのは好きな学生にはたまらん環境だったでしょうね。
      PC98シリーズやX68k、多くの8ビット機、さらに棚から掘り出せばMZ-80Bのような骨董品だとか
      CP/M-68kだとかコンカレントCP/Mだとか、普通だとあんまり触れないものでも遊べたし。

      ただ、基本プログラムが書けなければ(アセンブラとBASICはほぼ必須、CやPascalを知ってればなお良い的な)
      バイトには採用されないんだけど、楽だからと人づてに聞いて入ってくるようなバイトもいるわけで、
      ただの遊びやダラダラが目に余るようになると問題視されたりみたいなこともあった記憶があります。

      今なら、技術系の学生を半分インターン目的で時間給で遊ばせておくというのも面白いかもしれませんね。
      モノにならなそうな学生は早めに退場願えばいいし、面白いものが創り出される可能性もあり
      またものになりそうな学生は卒業後の入社を促すといったことができるかもしれない。
      社員だといろいろ難しいところがあるけれど、バイトなら割と自由が効くでしょうし。

      # 元関係者なのでACで

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      > 休日は家でゴロゴロかショッピングや映画を見に行く程度、

      こういう時間もけっこう大事なんだがなー。
      振り返ってみると、分岐点になるようなイベントはこういう
      時間に何気なく浮かんできた「考え」に端を発してたりして。

      • その考えを形に出来るかどうかが分かれ目ですね。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        あなたは「端を発する」のに必要なだけで、
        それを物にするときは、そんな休日ではないはず。
        言いたいのは、グダグダ過ごす休日ばかりの人ってことでしょ。

      • by Anonymous Coward

        振り返ると、新規のネタや停滞した案件の突破案は、当社だとトイレで出てくる事が多いな。

    • by Anonymous Coward

      従業員に対するインセンティブはどうなんでしょう?
      自由研究枠を用意して会社に利益をもたらしたらどの程度のリターンがあるかにもよるんじゃないかな。成果を全部会社に取られて何も残らないんじゃやる気が出ないと思うけど。
      青色発光ダイオードの例もそうだけど、日本企業は払いが渋いから外資ほど成果は出ないんじゃないかな。

      • by Anonymous Coward

        発明とか商品化とか、気にしない自由な研究開発という枠なのだから、インセンティブ以前の問題では?
        何かを考えて作るという発想力を育てるのが目的なのだから。

        褒賞目的ならば、自由研究じゃなくて普段の仕事を頑張ればいいだけですよね。
        自由研究は金にもならないようなモノを作るのでもいい、もし商品化してヒットしそうならば、それはそれで高評価されるだろうし。

        「どうせ会社が全部取っちゃうんでしょ。だから本気出せない」
        こういう消極的な技術者が増えてるのも、日本の技術力が劇的に低下している原因の一つかもしれないですね。

        日本の企業は資本主義を背景にした社内共産主義ですから、消極的になるのもしょうがないか。

        • by Anonymous Coward

          いやいや金銭的なモチベーションは大事だと思うよ。とりまく環境が変わってるんだから、それも考慮しないと。普段の仕事で褒賞が出る人ばかりとは限らないし、昔ほどボーナスは出ないし、月給が十分出ているところはそう多くない。

          • by Anonymous Coward

            自由研究枠で開発したものが成功して利益が上がったなら、その分報酬がもらえるというのは当然でしょうけど、失敗しても報酬を求めるという話なら、それは自由研究ではなくて、漠然とした会社命令による開発になると思います。
            会社から、「何か商品を開発しろ」と命じられたのと変わりありません。

            社員の方も自由研究を是が非でも成功させなくてはならないという圧力を感じるので、自由な発想は生まれにくいでしょう。

            それより、おふざけなものでもいいから、何か作ってみるということが大事。
            むしろ、儲けを考えないほうが、この場合は望ましいでしょう。
            儲けを重視するなら本業を頑張ればいいんですから。

    • by Anonymous Coward

      Googleの20%ルールは一般に思われているほど甘い物では無く、20%ルールの遵守は義務でありその内容は人事評価の対象となります。
      また20%ルールの活動と認められる為には他の社員複数からの同意が必要です。

      つまり、既存業務に無い新しいことを考えろ、という業務です。

    • by Anonymous Coward

      高額のストックオプションなど、「報酬」に直結する部分も整備してやらないと、
      イノベーションなんて生まれないんじゃないですかね。

      ちょっと失敗したくらいで文句を言ってるあたり、御社にそういう素地がないのが丸見えですし。
      MSはXBOXを「成果が出るまで(どれほどの赤字を出そうが)やる」と言ってましたけど、
      そのくらいの気合いがないとダメでしょう。
      そんな御社は、おとなしく受託開発でもしとくのが身のためです。

  • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 9時54分 (#2212210)

    このインターンの記事 [blogspot.jp]を読んだら。
    ハッカースペースなどより先に、設置するべきものと除去するべきものがあるでしょう?
    という感想しか出てきませんわ。

    # Steve Balmer drive Microsoft off a cliff after Bill Gates leftって、ぶっちゃけすぎだろいくら何でもwwww
    # Managed Cultのオチにも笑った。

  • by Anonymous Coward on 2012年08月15日 15時51分 (#2212586)

    TO

  • by Anonymous Coward on 2012年08月16日 12時07分 (#2213161)

    確かにWindows関連の互換性やライフサイクルを(他に比べたら)偏執的に維持してるという面では保守的かもしれないけど、大企業病って思ったことは一度もないな。
    そもそも大企業病なら、Bingにしろ、WindowsLiveにしろ、XBOXにしろ、WindowsPhoneにしろ、Azureにしろ、後追いのものが多々有るとは言え、そういう新規分野事業にきちんと投資したりしてないんじゃないの?

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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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