パスワードを忘れた? アカウント作成
17308 submission
パテント

キヤノン、米社特許回避し独自技術でSEDテレビ開発へ

タレコミ by Feanor
Feanor 曰く、
asahi.comの記事によると、特許問題の長期化で商品化が危ぶまれていたSED(表面電界ディスプレー)だが、キヤノンは米社の特許技術を使用せず、独自技術を使用することで開発を継続している事が判明しました。
既に試作段階に入っているとのこと。

キヤノンが開発したのは、映像を映し出すために電子を放出する部分を製造する基幹技術。これまで使うことにしていた米国のベンチャー企業、ナノ・プロプライアタリーの特許では、ガラス基板上に電子を放出する膜を形成し、カーボンで覆っていたが、安定性に問題があることもわかり、キヤノンはカーボン以外を使う手法を開発した。
上述の特許についてはキヤノンは99年に特許取得をしていたが、東芝との合弁事業に特許が及ばずナノ社から使用契約違反とされていました。
それに伴い東芝との合弁解消となり、米連邦地裁では今年5月にキヤノンが契約違反との評決が出され、現在も控訴審で審理中です。

ぐだぐだになって忘れ去られかけていたSEDですが、キヤノンは諦めてなかったようです。
一番のネックになっていた特許問題が回避されれば、商品化も見えてきそう。
これからも頑張って開発に邁進して欲しいところです。

情報元へのリンク
この議論は、 ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

読み込み中...