米タコベル、「Taco Tuesday」商標の抹消を勝ち取る 4
抹消 部門より
火曜日をタコスの日として宣伝する「TACO TUESDAY」は一般的なフレーズとみなされているが、レストランサービスを対象とした商標はニュージャージー州を除く全米でメキシカンレストランチェーン Taco John's が登録しており、ニュージャージー州のみ Gregory's Restaurant & Bar が登録している。そのため、Taco Bell では誰もが自由に使えるよう 5 月に商標登録抹消を訴えた。
今回 TTAB では Taco Bell の訴えを認め、商標登録を抹消すべきだと裁定。これを受けて Taco John's は 18 日に商標放棄を届け出た。一方、Gregory's Restaurant & Bar では商標を維持すべく争う姿勢を示している (Gregory's Bar の Facebook 投稿、 NBC Philadelphia の記事)。
Taco John's CEO のジム・クリール氏は商標を維持すべく裁判を行えば 100 万ドルほどの費用が掛かると見込み、この商標にそこまでの価値はなく、慈善活動に使う方がいいとの考えを WSJ に示している。そのため、同社は子供を持つレストラン労働者を支援する非営利組織 Children of Restaurant Employees に 4 万ドルを寄付するという。クリール氏は Taco Bell にも寄付を期待しているとも述べている。