Linux 2.6.24 released 1
タレコミ by yosshy
yosshy 曰く、
ようやく Linux 2.6.24 がリリースされました。 昨年10月の 2.6.23 リリースから3ヶ月、リリース候補(rc)を8つも出してからのリリースで、随分な難産となりました。
細かい変更点は kernelnewbies.org (タレコミ時点で繋がらず)にまとまっていますが、幾つかざっくり訳してみると、等など、盛り沢山の機能追加・改善があります。
- x86、x86-64 コードベースの統合
- x86-64, PPC, UML, ARM, MIPS での Tickless サポート
- 2.6.22 で追加された無線 LAN フレームワークに対応したドライバの追加
- MMC/SD 型のフラッシュメモリ以外の各種装置をサポートする SPI/SDIO サポート
- USB 接続の無線デバイスに対する認証機能
- PID、ネットワークの仮想化対応(ネームスペース化)
- Bind マウントの readonly オプション
個人的に気になったところ (スコア:1)
* 2.6.23のCFSは従来のものよりコンテクストスイッチが10%以上遅かったそうで、その部分を改良した
* スケジューラ自体のコンパクト化も図った(UPで若干、SMPではより縮小したとか)
cpufreqでondemand/conservativeガバナーを起動時に使えるようになった(起動直後からondemandが使える)
DM(Device Mapper)が各種イベントをueventに出すようになった(VG/LVのスキャンをオンデマンドで行えそうです)
SATA 2.5で登場した"Link power management"を制御できるようになったそうです。詳細がいまいちわかりませんが、パワーマネジメントまわりみたいで、min/medium/max_powerから選択できるとのこと
個人的には起動時ondemandはやってみたかったのでうれしいです。
# ondemandにすべきか、conservativeかは少し悩むとこ
# * ondemand: どーん
# * conservative: ちまちま
-- やさいはけんこうにいちば〜ん!