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著作権

米Googleのブック検索、日本の書籍も登録可&収益配分へ 1

タレコミ by Mahiru.Minamino
Mahiru.Minamino 曰く、
読売新聞の記事にもなっているが、2月24日、新聞各紙にてGoogle Books Searchに関する米Google-米著作権者団体間の和解に関する告知広告がなされた。和解の全文はGoogleのサイトに掲載されているが、告知などによれば、日本において出版された書籍もベルヌ条約により米国における著作権を持つものとみなされ、特に申請のない限りは米国における著作権者としてこの和解に同意したものとみなされるようだ。

和解の骨子は、
  • 2009年1月5日以前に出版された書籍に関して、Googleはデジタル化しGoogle Books Search(GBS)でサービスに供することができる
  • 上記許諾は、米国内のGBSサービスに対してのみ与えられ、米国外へのサービス配信には利用できない
  • 著作権者は、申請により、個別の書籍をGBSに登録しないことを選択できる
  • 今後のGBSの売上のうち、63%を著作権者に配分する
  • 2009年5月5日までのGBSサービスによる収益の配分として、Googleはデジタル化された作品ごとに$60を著作権者に支払う
  • 上記の配分を行うことを目的の一つとして、Googleからの出資を得た上で、書籍と著作権者の管理データベースを設立する
  • 以上の和解に同意しない著作権者は、2009年5月5日までに、原告団から自身を除外するよう申請できる

となっている...ようだ。

GBS上で表示する広告による収益やB2BのGBS検索サービス提供も含めたGBS全体の収益配分が明文化されており、悪い話でもないようだが、アメリカの裁判でいつの間にか日本の書籍に関する権利まで規定されてしまったというのは驚きである。
幸か不幸かタレコミ子自身は書籍を書いたことも出版したこともないが、該当される諸氏は注意されたし。

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