西川善司の3DGE:新設の「プリミティブシェーダ」を搭載し,Radeon RX Vegaはどこへ行く
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
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「単なる性能競争だけでGPUの進化を終わらせては業界のためにはならない」と考えているのか,「単なる性能競争だとNVIDIAに勝つのは難しい」と考えているのか。そこまでは分からないものの,Vegaに盛り込まれた,
ジオメトリパイプラインの整理整頓
HBCCをベースにした仮想メモリアーキテクチャへの対応
などは,GPU業界が中長期的に進化するため,いずれ誰かが取り組まなければならなかったポイントだったわけで,その点は業界関係者から評価されそうである。思えばAMDはこれまでも,こうした「みんなのためになるかも」といったことに幾度となく取り組んできた。話は少しずれるが、SIGGRAPH 2017で映像制作業界の注目を一身に集めている,オープンソースかつ無料のAMD製レイトレーシングエンジン「Radeon Pro Render」は,OpenCL 1.2ベースで開発されており,なんと“Radeonロック”がかかっていない。そのため,NVIDIA製GPUでも良好な性能を発揮するとのことで,「GeForceの某製品で動かすと,Radeon RX Vegaより速い」なんていう情報が会場中を駆け巡っていたりもした。NVIDIAのレイトレーシングエンジン「OptiX」はCUDAベースで,同社製GPUでしか動作しないことと比較すると,「業界全体の明日」に向かうAMDおよびRadeon Technologies Groupの姿勢というものが感じられよう。
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