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Mooolyeee 曰く、
読売新聞の記事によると、Jaxaや石川島播磨重工業などが開発を続けてきたGXロケットについて、文部科学省の宇宙開発委員会はその開発中止を勧告する方針を固めたとのこと。それによりGXロケットの開発プロジェクトは基礎研究を除き、中止に追い込まれる可能性が高くなった、とのことである。
タレコミ人は、そっち方面に関しては全くの素人ではありますが、GXプロジェクトそのものは、「船頭多くして」の印象が強く、あまり魅力を感じていませんでした。ですがLNG推進系の開発プロジェクトについては是非モノになって欲しいものだなぁと感じていました。
ケロシン×液酸や、水素×液酸のエンジンが既に実用化されている中、LNG推進系の開発は難航していたようですが、難航の要因は何だったのか気になります。ハイスペックを狙いすぎたのか?、原理的な無理があったのか?、日本にはまだ技術力が無かったのか?
気になるところであります。
752744
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Mooolyeee 曰く、
事例も古く、記事も少々古い(2007年4月@徳島大学)ものだが、興味深い記事があった。
狂犬病(恐水病)。それは感染から発症に遷移してしまうと、患者は錯乱状態に陥り、死亡率はほぼ100%という病気。
ペットへのワクチン接種の普及により、日本では1957年以降国内での感染例は無く、日本で動物に接している限りは安全と思われるが、世界を見渡すと安全な地域は意外に少ない。安全な日本と言われているが、昨今のペットへのワクチン接種率の低下、そして多様な動物が大量に輸入されている中、今後も安全と言い続けられるのか?との危惧も持たれている。
そんな100%の死亡率を誇る狂犬病に、2004年9月コウモリに噛まれた女性が感染。1ヵ月後発症に至るも生還し、翌年の元旦には退院されたとのこと。
その治療プロセスは、ウィスルは患者の免疫系によって駆除可能であるものの、免疫系によるウィルスの排除が機能を始める前に患者は死亡してしまうのではないか?との仮説から、ウィルス駆除自体は患者の免疫系に任せ、それまでの間患者を昏睡状態に置き管理するというもの。
素人のタレコミ人には、その治療法は、SFチックでとても興味深く感じられる。
彼女が生還したのは明らかだが、回復に至るプロセスが科学的に明らかになったわけではない。また、その後その治療法を数件試した例はあるものの、残念ながらいずれも失敗しているそうだ。とはいえ、1つの治療によって1人の患者が生還を果たした、という事実は大きいだろう。
全世界で毎年3万5000~5万人の人が狂犬病で命を落としている。
狂犬病が治療可能な病気になるよう、研究者の皆さんの努力に期待したい。
参考記事
日経サイエンスの記事
狂犬病 from Wikipedia-JP
※編集者様への追伸:古い記事だったのですが、/.jで、とりあえず「狂犬病」で記事検索したところ、ヒットしないようなのでたれこんでみました。
752931
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Mooolyeee 曰く、
朝鮮日報(日本版)の記事によると、漢字文化圏である日・韓・中・台湾の学者がそれぞれに違っている漢字の字体を統一して行くことに同意したとのこと。「簡体字と繁体字の共存」を打ち出し、繁体字を基本として統一し、該当する漢字に簡体字が存在する場合にはそれも維持するのだそうだ。
漢字一つ覚えれば、それが漢字文化圏全域で使えるというのは便利ではあるが、今頃になって出来るのか?という懸念をタレコミ人は抱く。実現するとなれば当然文字コードへの影響も避けられないだろう。また、日本で使われている略字は繁体字に統一されて行くらしく、「何か割り食っているなぁ、日本」とか「筆記するなら簡体字が楽そう」という素朴な感想も持つ。
その国の文字って、それぞれの文化や環境を背景に長年かけて培っているものなのだと思うのだが、この合意、何処まで本気なんでしょうか?
ちなみに「簡体」という文字、大陸中国では「简体」と書き、香港・台湾では「簡體」と書くみたいです。
753620
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Mooolyeee 曰く、
南米ペルー沖地震の津波情報を見ようと、久し振りに文字放送(アナログ)を眺めてみたところ、NHKの文字放送テレモ日本(日本文字放送)の文字放送が2008年3月31日をもって終了するとの告知があった。
これまで、天気やニュース、交通情報等を、いつでも参照できるメディアとして重宝していたが、インターネットの常時接続サービスの利用を始めてからは、利用頻度は確かに激減していた。
デジタルテレビ放送の売りの一つとして、データ放送の存在があるようだが、アナログテレビのデータ放送が盛り上がりを欠いたまま終焉してゆくという事実は、デジタルテレビの今後のあり方を考える上でも何かを示唆しているようにも思う。
なお、聴覚障害者向けや、海外ドラマで行っている字幕放送はその後も続くとのこと。
755025
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Mooolyeee 曰く、
Impress Internet Watchの記事によると、世界中のブログ記事の中で、一番使われていた言語は日本語なのだそうだ。
2006年第4四半期における、世界中のブログ記事の37%を日本語の記事が占め、英語(36%)を上回ったのだそうだ。
恐らくこの調査は、投稿数ベースでの比較だと思われるが、ネットワーク接続可能な英語圏の人口を想像すれば、世界において、マイナーな言語である日本語が一位となったのには軽い驚きを覚える。
しかし、何千ワードにのぼる長文の投稿も、「腹減った。以上。」などという短文の投稿も一投稿であることには変わらず、日本のWeblog投稿の特徴(あるいはコミュニケーションの特徴)を垣間見たようで、とても興味深い。
皆さんはWeblogにどの程度の頻度で、どの程度の長さの投稿をされているのでしょうか?
755564
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Mooolyeee 曰く、
U.S. FrontLine Newsの記事、および朝日新聞の記事によると、T.エジソンの研究拠点、ニュージャージー州の州施設において、白熱電球から、エネルギー消費の少ない蛍光灯への切り替えを義務付ける法案が提出されたとのこと。
イギリスのJ.W.スワンが1878年に、T.エジソンが翌1879年に発明したとされる白熱電球は、100年以上に渡って世界の夜を照らし続けてきた。その後蛍光灯などの、高効率放電管による照明が普及しつつも、暖かい色調の白熱電球を未だ好む人は多い。
カリフォルニア州では2012年までに白熱電球の販売を禁止する法案が議会に提案されているそうで、
法案提出のレベルとはいえ、随分思い切った施策に及ぶものだとタレコミ人の私は思う。
トイレの照明など、短時間の照明には未だ白熱電球に優位性があり、LED照明の普及を待たなければならないだろうなぁ、と思っていたのだが、白熱電球の活躍期間は、あとどのくらいなのだろうか。
755762
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Mooolyeee 曰く、
科学雑誌の休刊が相次ぐ中、星の環会という版元から「理科の探検(RikaTan)」という雑誌が創刊されるらしい。
Webの記事を見たところ、教育雑誌らしい雰囲気で、一般の書店で目にすることははなかなか無いかもしれないが、科学雑誌冬の時代に創刊する科学雑誌には頑張って欲しいところ。
ところで、そんなことより一番気になるのは、創刊号予告(jpegファイル)を見ると、「高度な科学が小学生にもわかる!?アインシュタインの相対性理論」という記事があって、とても気になる。
相対性理論を小学生にどう説明するのか、とても興味深い。
※:創刊の日付はここで確認しました。
756450
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Mooolyeee 曰く、
毎日新聞の記事によると、
中国からとみられる電波により、アマチュア無線、船舶無線などの交信に支障が出ているらしい。
それは、JARLのWebsiteの記事によると、どうもOTHレーダーの電波らしいとのこと。
また、北米西部にもその影響は及んでいるらしいとのこと。(引用ページ中の「◎中国のOTHレーダー現れる」の記事参照)
通常のレーダーは、超短波以上を使う中、このOTHレーダーは短波帯を使うレーダーであるらしい。
結構データ解析が難しいという話の記憶も私にはあり、彼の国が、そういったものの運用(あるいは運用実験)を行い始めた?というのがまた興味深い。
国際条約違反の電波発信であるらしいが、私には、それよりOTHレーダーという耳慣れないレーダが気になるところであります。
756840
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Mooolyeee 曰く、
以前/.J でも話題になっていたWINJが
遂に11月1日から放送休止となった。
告知ページの情報によると、2007年2月1日から放送再開との事だが、
今までの経緯を考えると不安が残るところ。
前衛的かつ野心的なプログラムのSt.GIGA(セント・ギガ)。
プログラムに好印象を持っていたものの、ペイできるまでの普及がかなわず、
このような形で事態が推移していくのは残念なところ。
やはり放送という初期投資や維持にコストのかかる手段では難しいのでしょうか?
今ならPodcastという手段で復活、というのもあっても良い気がしますが。
参考記事
WINJ、放送休止、再開は来年2月
WINJ番組審議会委員の山田晴通氏による解説のページ