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559352 journal

cooperの日記: 週末

日記 by cooper

・『ふたりの5つの分かれ路』日比谷 シャンテ シネにて

ある男女の出会いから結婚、出産、離婚までを、過去に遡りながら見せていく。二人が決定的にすれ違うまでの 5 つの季節を通じて、人と人のつながりの妙を...

つまらない。

どうしてこう、情けない男ばかり登場するのだろう。忌まわしき closer を思い出してしまった。花嫁のパパはまだましな男だと思うけど、旦那は最低だ。全然リアルじゃないし、かといってファンタジーでもない。主演の女優さんはとてもいいと思うけど、それだけという気がした。残念。

・『運命じゃない人』渋谷 ユーロスペースにて

ある一晩の出来事を、お互いに関係する 5 人の視点から辿る映画。人のいいサラリーマンとその親友の探偵、婚約破棄された女、ヤクザの組長とその女。それぞれの物語をつぶさに見せながらも...

面白い。

脚本の勝利だと思う。とても良く練れていて、「ああ、なるほどね」と随所で感心した。観客は、登場人物たちの心の葛藤を特等席で眺めることができる。探偵のセリフにはヒネリの利いたものが多く、客席にも笑いが広がっていた。

・飲み会

女友達と。

いつものように恋愛話になって、「恋愛が足りない」という主張を拝聴した。ウンウンとうなずきながら適当に聞いていたのだが、あることに気付く。それは、彼女たちの強調するポイントが「恋愛体験がしたい」ということであって、「素敵なパートナーを見つけたい」ではないことだ。

つまり「恋愛がしたいから、彼氏を見つける」というロジックになる。そこには、「恋愛体験」のウェイトのほうが、「彼氏」よりもずっと重い印象がある。

なんだか手段と目的が逆転してるようにも感じたので、確認しようと思ったのだが、彼女たちのトロンとした目を見てあきらめた。

家に帰ってからまた考えてみたが、結局、恋愛も目的になり得るということで納得した。彼氏を見つけるのはあくまでも通過点で、その先のほうがよっぽど重要なのだ、たぶん。

でもそこには、彼氏の人格を無視しているかのような、独り善がりの心理もちょっぴり感じる。

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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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