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467026 journal

elfskyの日記: 銀河系

日記 by elfsky

この我々の銀河系は直径約10万光年、約1000億個の星で構成されているとされている。
10万光年ってピンと来ないだろう。1光年=9,460,730,473,000km(9兆4600億キロ)だからその10万倍、94,673,047,300,000,000Km(9京4600兆キロ)。500系のぞみで36024751636年(360億年)走行するとかかる距離だ。ちなみに宇宙が誕生してから150億年だから、宇宙誕生時にのぞみで発車してもまだ半分も移動出来ていない事になる。
さて、各銀河系の中で超新星爆発が起こるのは確率的に約100年に1回ほどとされている。超新星爆発が起きると中性子星もしくはブラックホールが造られる。中性子星とは超新星爆発後に作られる恒星の名残で半径10Km程度、密度5億t/cm3ほど、重さは太陽質量くらいなので、1,989,000,000,000,000,000,000,000,000,000kgほどの天体。出来た当初は(角運動量保存の法則のため)高速回転をし、パルサーとして知られる。徐々に回転が緩やかになっていき、電波放射も無くなって最終的に暗黒天体となる。
我々の惑星や体を構成している水素以外の物質はほぼ過去に超新星爆発した時作られた物質であると考えられている(原子核の中性子捕獲後によるβ崩壊ね)。
我々の銀河系の年齢が約100億歳とすると、今までに約1億回の超新星爆発があった事になる。仮にブラックホールではなくすべてが中性子星になったとすると、我々の銀河系には1億個の中性子星が存在する計算になる。
各中性子星は恒星同様、固有運動をしている(しかも、超新星爆発時にはじき飛ばされて高速移動しているものも少なくない)ため、我々の銀河系内には1億個の見えない中性子星がうようよ漂っている事になる。1000億分の1億つまり1/1000ってのはけっこうな割合ではないかと思うんですけれどね。
いくらコンパクトな天体だからといって高磁場、高重力、近くを通っただけでエライ事になるわけですよ。どのくらいの磁場かというと、近くでこの磁場にさわったら、体中の電子が吹っ飛んでいってしまうくらい(余計ヮヶヮヵか(苦笑))。体中の電子が吹っ飛んでいったら、+電荷を持つ陽子しか残らないわけで、ってことは、+と+は反発しあうから、原子レベルまでバラバラにそれこそ「爆発」してしまうでしょうね。中性子星の中には普通の中性子星よりも格段に磁場が強い「マグネター」と呼ばれる特別な中性子星も存在していますけれど。
重力の井戸もかなり深いから、かなり高効率で重力エネルギーを解放・転換可能なので、ちょっとしたものが数cm落下しただけでエライエネルギー放出が見られるのではないか、と(簡単にe=mc2に近いエネルギーを転換可能な気がす)。
例えば太陽系近傍を通過したとしよう(太陽から1~2光年)。多分、オールトの雲とかをめたくそにかき乱して(色んな物質が中性子星に落下して大エネルギーを放出するだろうから発見されるだろうな)、太陽方面に大量の彗星が。まるでアニメ「ストラトスフォー」みたいな事になりそう。それはそれで地球にとっては大迷惑。
例えば太陽系内(さらに木星軌道内)に突っ込んできたとしよう。惑星達の軌道はすっちゃかめっちゃかにかき乱され、太陽や中性子星に突っ込む惑星有り、太陽系から放り出される(放物線軌道)惑星有り、こうなるとどうしようも無いでしょうな。
さらに太陽に近づいてきたら、多分太陽と連星系を組むのではなかろうか?(シミュレーションもしてないのでわからんが)。すると、太陽から大量の水素が中性子星に流れ込み、中性子星側に水素ガスの円盤が。大量のX線γ線を放出し、かりに地球があったとしても、これら電磁波によって生物は全滅。ろくな事にはならないでしょうな。
とまぁ、まとまらないけど、なんとなくその辺に見えない中性子星が漂ってたらどうかな~という話。

#有効桁数とか無視してるよ(桁の多さを楽しむだけ)

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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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