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hypernoteの日記: ♭♯♪

日記 by hypernote
昨日の悩みの場所について,アシュケナージ先生にお伺いを立てたところ,トリルのE♭Fは1回しか弾いてないような…耳が腐っているのでなければ.むむぅ,そんなのでいいのか.とか思いつつ,今日は気分をかえて第二楽章を少し攻めてみた.以前にも書いたとおりこの楽章の旋律はかなり有名で,演奏もさほど難しくはないことからよく弾かれる.でも音符が結構入り乱れているので,譜読みはそんなに楽でもないのだけど.結局,一通り最後まで読んだら1時間経過してしまって本日は終了.

ピアノを習った人間なら誰でも知っている,ハノンという作曲家が作った「ピアノの名手になる60練習曲」という作品がある.この曲集が練習曲として優れているかはともかく,少なくとも自分の苦手な運指技術を発見する目的には使える曲集だと思う.

この曲集,31曲目までは指がそれぞれ独立して動くようにする,機械的な訓練のような曲が並んでいる.指の使い方にも無理がなく,覚えるべき旋律も限りなく単純で短い(21番以降,少々長くはなる).初心者でも,技巧的にはさほど苦もなく弾けるような設計になっている.まあ,旋律が単純すぎて苦痛という話はあるんだけど.

一方,32曲目からは一転して無理な指使いが要求される曲に突入する.練習曲32番の冒頭には,ドレドシという旋律をひたすら繰り返して慣れろ!とか書いてある.しかもドを親指で弾き,レとシは人差し指で弾けと来たもんだ.もちろん,両手とも.PCのキーボード的に言えば,hjhg の順にキーを押すときに,h だけ親指で押して j, g を人差し指で押すという感じ.g を押すときに人差し指が親指の上を越えていくんだけど,慣れていないとこれがなかなか難しい.親指が硬いと,人差し指がうまく上を越えてくれないのよね.

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