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hypernoteの日記: ♭♭

日記 by hypernote
大人からのピアノを黙読する.ある日突然,ピアノが弾きたくなる人は結構いるのね.他の人がどーして突然弾きたくなるかは,興味があるところなんだけど.

ちなみに,ピアノに最初に触れたのは多分4歳くらいの時だったと思う.隣家のおねーちゃん(当時中学生くらい?)が弾いてみせた「ねこふんじゃった」を見よう見真似で弾いたのが最初のような気がする.でも,その頃はピアノには特に興味はなかった.反対側の隣家の友達もピアノを習っていて,レッスンの日にピアノの先生の家までよくついて行った覚えもある.でも,この友達を見があんまり楽しそうに習ってなくて,ピアノのおけいこ=しんどい,という印象が刷り込まれてしまった.

そのせいもあってか,それから8年間はピアノに近づくことはなかった.ところが,あるとき偶然にショパンの「幻想即興曲」の楽譜を目にすることがあった.この曲は楽譜を見るとわかるように,右手は一見メチャクチャな16分音符の羅列,左手と右手のリズムはあってない,テンポは超高速,とまあ見た目に激しい曲だったりする.当時はピアノ曲や作曲者の知識はカケラもなく,この激しい譜面だけみて勝手に「これは前衛的音楽で演奏技術至上主義の曲に違いない」とか決め付けてしまった.

その直後くらいに,どういく風の吹き回しか家に電子ピアノ(と呼べるほどのものでもないけど鍵盤楽器)が導入されることになった.導入当初ははさして興味はなかったんだけど,ふと思い出したのが幻想即興曲の譜面.あのメチャクチャに見える譜面からどんな音楽が出てくるのかと,にわかに興味が沸き起こった.それで,楽譜を借りてきて最初の数小節だけ,おぼつかない右手でトレースしてみたりしていた.

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