kanepaの日記: 発達障害は「免責特権」ではない
日記 by
kanepa
明らかになにか人に迷惑をかけた時に、すぐ発達障害を持ち出す発達障害の当事者がいる。
私もアスペルガー症候群という発達障害の当事者だが、そういう人を見るとついつい「言い訳すんな」と言いたくなってくる。
障害の有無にかかわらず、人に迷惑をかけた時は普通は「ごめんなさい」「申し訳ありません」だろう? なんで最初の一言が「発達障害だから云々」なんだ?
発達障害だから仕方ない、許せとでも言いたいのか? 迷惑を被った側の気持ちを考えるべきだ。
発達障害だから何でも許されるほど、社会は甘くない。
そういう人が一人いるだけで、さらなる誤解や偏見を生み、真面目に障害克服に取り組んでいる発達障害の当事者の足を引っ張ることになる。
今後の再発防止という意味で当事者なりの意見や提案をいうのは良い。しかしそれは当事者ががちゃんと謝って、相手が謝罪を受け入れた後にいうべきだ。
直接または間接的に「障害を言い訳にする」指導をしている障害者団体が存在するならば、すぐに考えを改めるべきだ。
発達障害の克服には「双方向の努力」が不可欠なのだ。健常者側だけに障害者の支援を直接的・間接的に押し付けるのは、障害当事者のためにならない。逆に、障害者だけが克服に向けて努力しても、健常者の理解がなければ、障害者は疲弊するだろう。
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