Yahoo! JAPANのアカウントがOpenIDとして利用可能に 34
タレコミ by kanie
kanie 曰く、
Yahoo! JAPAN プレスリリースより:
ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は1月30日より、Yahoo! JAPAN IDの利用範囲を広げて利用者にさらに利便性の高いサービスを提供するため、外部サイトでもYahoo! JAPAN IDを利用可能にするOpenIDの発行サービスをベータ版として開始します。
OpenIDとは、複数のサイトを共通のIDで利用可能にするための認証の仕組みです。仕様はOpenID Foundationにより一般に公開されており、OpenIDの発行、OpenIDに対応したサービスの開発・提供は誰でも自由に行えます。Yahoo! JAPANでは、現在公開されている最新の仕様であるOpenID 2.0に準拠してOpenIDを発行します。
OpenIDに対応したサイトであれば、サービスごとの新規アカウント作成やそれぞれ異なるID・パスワードの管理をせずに、さまざまなサービスを Yahoo! JAPAN IDで利用できます。また、「ログインシール」や「ログイン履歴」など、Yahoo! JAPANが提供する認証に関するセキュリティ機能がそのまま利用できます。
開発者は、サイトをOpenIDに対応させるだけで、Yahoo! JAPANの2136万ID(2007年12月末現在)のアクティブユーザーに向けて、独自の認証システムを必要とせず、利用者に新たなアカウント作成も要求しないサービスを開発・提供できるようになります。
Yahoo!本家に比べて遅れがちなYahoo! JAPANも、今回は同時にリリース。
OpenID 2.0に対応したサービスのOpenID欄に、『yahoo.co.jp』(米Yahoo!の場合は『yahoo.com』)と入力するだけで、アカウントの取得・ログインが可能になる。ただ今のところOpenIDを利用できるサービスは1.1までのところが多く、2.0への対応が待たれるところだ。
これでアカウントをOpenIDとして使える日本の大規模サービスは、livedoor、はてなにYahoo! JAPANが加わり3つとなった。
サービス開発者は面倒なアカウント作成画面を作る手間が省け、利用者はOpenIDのURIを憶えておくだけでよく、パスワードやメイルアドレス入力も必要なくなる。爆発的な普及は目前と思われる。