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kinneko 曰く、
メイドブームも一段落したと思いきや、石川県の(有)KECハイヤー北陸から究極の「メイドたくし~」が登場した。
基本的には、介助者が同乗する福祉タクシーであるが、介助者がメイドコスプレの上に、メイドさんとの会話を楽しんだり、各種ゲーム機標準装備という、なんだか動く個室メイド喫茶のような環境だ。
「ご主人様、お嬢様の条件」としては、
- ケガとか病気、その他の理由で普通のタクシーやバスに一人で乗るのが難しいなぁ~って思う人なら誰でもOKです。
- 身体障害者手帳を持ってる人も全員OKです。
- あと、上の2つに該当する人の付添の人もOKです。
の3点があげられているので、障害のない人が利用するのは難しそうだが、それなら自ら足を折ってでも乗りたい人もいるかもしれない(そこまでしなくても、ダミーギブスと松葉杖で十分か?)。
気になる利用料金は1時間5700円であるが、運転手と車とメイドさん付きで観光タクシーを使うと思えば、案外リーズナブルではないだろうか。
金沢観光にお出かけの際は、ぜひ怪我の1つもしてからどうぞ(^^;。
メイドたくし~:http://www.meido-taxi.jp/index.html
(有)KECハイヤー北陸:http://www.kec-hokuriku.co.jp/
753466
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760309
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kinneko 曰く、
誰も書かないようなので遅まきながら。
(株)アイ・オー・データ機器の挑戦者ブランドから、白箱の上位機種にあたる「GLAN Tank (SOTO-HDLGW)」が12/27にリリースされた。通称は「グラタン」で決まりのようだが、赤くはない。
XScale 400MHz, 128MB RAM, Intel Gigabit Ethernet, USB2.0x4, 低発熱電源搭載, kernel 2.6.10, ユーザーランドは Debian GNU/Linux Sarge。ハードディスクは2台格納可能で、mdadmを使ったソフトウエアRAIDでシングル、スパンニング、ミラーでの運用がデフォルトで可能。WebGUI用にthttpd, メディアプレーヤーとの連携にwizd, iTunesとの連携にmt-daapdが動作するのは従来と同じ。ファイル共有機能のWebDAVはapache2/mod_davに変更されたため、MacOS X からの利用も可能になった。メモリの増強により、不評だったDAVの動作速度もアップしている。インストールにはPCが必要。付属のインストーラーCD(Linux LiveCD)を使ってハードディスクにファームを書き込む。インストーラーではUSBキーボードやFDレス環境での導入が可能になり、インストール時間も大幅に短縮されている。動作モード設定もインストーラーに統合され自動構成になった、中途半端だったRAID対応もミラー構成の監視や"ミラー復旧モード"が追加されたので初心者でもRAID1の復旧ができる。インストール時には、余計なソフトウエアの入らないdebootstrapに近い状態の"Debianモード"も選べるようになった。CPUがARMアーキテクチャになったことで、Debian のパッケージリポジトリがそのまま利用できるようになり、パッケージをビルドし直したりコンパイルする必要がほとんどなくなった。シリアルケーブルは、従来のLANTANK用のものが使用できる。停電などで停止した場合は、電源回復で自動的に起動できるようになった。ハードウエア固有のドライバ類は、initrdに含まれておりユーザーランドはほとんど完全なDebianである。
オープンプライスで予想価格は24,800円。出荷は1月第二週を予定しているそうだ。オンラインショップでの予約受付はすでにはじまっている。従来品のLAN Tankは併売される。
白箱に比べて、hackのし甲斐はまったくないデバイスで、スラドの諸兄にはだいぶつまらないだろうが、コンパイルしないLinuxユーザーの日常利用には敷居が下がった製品。
なお、インストーラーに使用されているLiveCD環境は、MAKAIプロジェクトで公開されているものを使用している。MAKAIは、Debianベースで、ハードディスクへのインストールと、ハードディスク上での動作状態をLiveCD化できるので、誰でもインストーラーの変更が可能だ。
参考リンク:
SOTO-HDLGW
噂の白箱「LAN Tank」 リリースへ
玄箱対抗の「白箱」はiTunes連携で勝負か?
Giga LANDISKにDebianを載せる方法が公開に!
MAKAI Project
765738
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kinneko 曰く、
UNIX USER誌で「GCC プログラミング工房」を連載しておられる西田亙氏が、自身の日記で、"Goodby, Linux." を宣言された。「Linuxに愛想が尽きた」のだそうだ。連載を読んでいても度々出て来た内容ではあるし、わたし自身も気になっていた部分ではあるので、長い引用になってしまうが、末尾にそのまま引き写しておく。
さて、スラドの読者の中には、Linuxで度々起こる大きなアーキテクチャ変更と、変更に伴う部分だけでなく全般的なドキュメント不在、場当たり的な実装で終って保守されない古いコードなどに日々振りまわされている実感を持っている方も多いのではないだろうか。このような現状のLinuxに、今どのあたりで振り回され、今後どうやってつき合ってゆくべきなのか、また、それ以外に感じているLinuxの将来への不安など、諸兄の本音をお聞きしたい。
『確かに Linux kernel が世界に果たした功績は大きいが、開発者である Linus Torvalds 氏らが日々生産している負債から目を背けることは出来ない。彼らの多くは、ひたすらコードを書き連ねるだけであり、しかるべき解説文書を残していない。驚くべきことだが、Linux システムコールの man ファイルですら、正式に整備されたものはこの世に存在しないのである。
負債の返済は誰が負担するかと言えば、これは私達末端ユーザーである。連載中で紹介している 2.6 カーネルにおけるモジュール構造の変更についても、当事者である Russel 氏はなにひとつ文書を作成していない。彼は自分が加えたシステムコールの修正・削除により、一体どれだけのプログラマーが混乱に陥り、無駄な時間を浪費することになるのか、考えたことはあるのだろうか?彼が、適切な文書をひとつ書くだけで、今回の大混乱は避けられたはずである。
このように、Linux kernel hackers は総じてユーザーに対する「思いやり」に欠けている。「説明責任」を放棄しているとも言えるだろう。ライターの立場からすれば、「説明を肩代わり」すれば仕事になる訳だが、自分の貴重な時間を Nerds の気まぐれに費やしているのかと思うと、ホトホト悲しくなってくる。 』
766932
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kinneko 曰く、
情報処理振興事業協会(IPA)の
オープンソフトウェア活用基盤整備事業
による委託事業として開発が行われてきた
Samba3.0の国際化プロジェクトがその成果を公開した。
"MIRACLE LINUX Standard Edition 2.1"と"Fedora Core 1"向けのRPMパッケージが
ダウンロード
できる他、samba-3.0.2aへのパッチとなるsamba-3.0.2a-i18n.tar.gzが
ダウンロード
できる。
同プロジェクトは、本家との積極的なディスカッションと、職業プログラマのオープンソース
へのコミットという裏テーマを持って取り組まれたが、そちらの成果の報告も待たれるところだ。
Samba 国際化プロジェクト
http://www.miraclelinux.com/technet/samba30/index.html
ミラクル・リナックス、オープンソースソフトウェア「Samba3.0」国際化プロジェクトを完了
http://www.miraclelinux.com/pressroom/details/2004/0401_1.html
IPAオープンソフトウェア活用基盤整備事業
http://www.ipa.go.jp/software/open/
769114
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kinneko 曰く、
東風フォントの開発を行っている
古川氏のサイトによると、古川氏は東風フォントの製作活動を
終了することに決めたそうだ。東風フォントの登場は、オープンソ
ース OS のデスクトップに革命的とも言える見栄えをもたらした。
スラッシュドットには、その恩恵を受けた方も多いのではないだろ
うか。タイプバンク/日立と関係者の間での東風フォントについて
のライセンス契約交渉は、難航していると聞いてはいたのだが、こ
のような結果になって残念である。
氏は、活動終了に至った原因として、東風フォントの完成までには
まだ多くの作業が必要で、今回の限定的な契約の元では開発動機の
維持ができない事をあげている。オープンソース活動には開発者の
動機が最も重要である事は明らかであるので、氏の決定を尊重した
いと思う。これまで個人がオープンソースに投資し、その結果をコ
ミュニティ共有することができた成果がこのように失われるのはと
ても残念なことだ。
一般利用されるようになってきたオープンソースには、SCO 問題
も含めて、これからも知的財産権に関する問題が出て来ることが予
想される。このような問題に対しては、コミュニティ全体で落ち着
いた対応を行うことが求められる。開発とは違ったフェイズでの対
応が必要であるので、オープンソースに関わる方は、東風フォント
製作中止の経緯をもういちど復習しておくと良いかもしれない。
関連リンク:
東風フォント制作活動終了のおしらせ
http://www.on.cs.keio.ac.jp/~yasu/jp_fonts.html
書体関係 Wiki
http://wiki.fdiary.net/font/
緊急作成 --- 32 ドットビットマップフォントの無断複製について
http://wiki.fdiary.net/font/?stolenbitmap
769647
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kinneko 曰く、
海外の論文などを漁る時に必須とも言えた「コンピュータサロン」
の年内閉鎖が決まったそうです。富士通が運用して34年になるそう
です。
すでにサイトは見つからないので
写真だけ。
わたしはサロン自体には10年くらい前に1度しか行ったことがなか
ったのですが、担当の穂井田さんがメールで発信する情報には最近
までお世話になっていました。
基礎的な海外文献が無料で読めるところというのは貴重です。この
ような所がなくなるのは、業界にとって大きな痛手ではないでしょ
うか。
サロンの文献の引き取り手も募集しているそうですので、何か具体
的な提案のある方はコンピュータサロンまで
連絡をしてみてください。
10月末日までは従来通りの運営を行い、残りの 1ケ月半で、所蔵資
料や設備の整理をするとのことです。
知らなかった人は、閉館までに、ぜひ一度訪れてみてください。
770622
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kinneko 曰く、
どうやら、Sun は Cobalt を見放してしまったようだ。
Qube3 はすでに生産を終わり在庫もないらしい。
Raq の販売は継続しているが、Sun ブランドで Intel ベースな Solaris/Linux
マシンをリリースした今、そちらのほうもいつまで続くものか不安だ。
Linux アプライアンス市場をスタートし、切り開いてきた象徴が、このような形で
消えてゆくのは残念であるとともに感慨深いものがある。
そんな中、日本のコバルトユーザー会から、
Qube3 のブラウザ設定ソフトウエアがオープンソースで公開された。
7/4 には、配布サイトも
立ち上がっている。
公開にあたっては、様々な経緯があったようだが、その一端は上記サイトで解説され
ているので、一読されたい。
コバルトユーザー会では、今後、このソフトウエアの開発及び
開発支援を行い、コバルトの魂を維持することを表明している。
コバルトユーザー会は、コバルトを愛し、熟知した人の集まりで、ビジネス面での
連携も強く、通常のコミュニティと違った濃さがあるので、コバルトのオープン化
された魂はきっと大きくはばたくに違いないと確信する。
ともあれ、コバルトの新しい旅立ちを祝いたい。
771445
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kinneko 曰く、
Mac もこれで人並部門より。
結構大きなニュースだと思うのだけど、ちっともタレこまれていないので、
一応タレてみる。
INTERNET Watch によると、
Mac 版の "DivX 5.0.5" が5日にリリースされた模様。本家でも
アナウンスされている。
QuickTime コンポーネントとして実装され、MacOS 8.6 以上と OS X に対応し、
動作には QuickTime6 以上と CarbonLib1.2.6 以上が必要だ。
ダウンロードは、こちらから。
アドウェア版はなく、無料で提供される MPEG-4 Simple Profile に対応した
スタンダード版と、$19.99 のプロ版(高性能エンコーダー/デコーダーを搭載、
MPEG-4 Advanced Simple Profile に対応)がある。プロ版には 15 日間限定の
試用版もある。
776933
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kinneko 曰く、
HOT WIRED JAPANによると、
ロズウェルに落ちた UFO 由来とか、グラビティ・キャパ
シター由来などと、ウワサされる
「リフター」
なる反重力装置が話題になっているそうだ。
サイトを見ると、バルサ材とアルミフォイルで作ったよ
うな三角のフレームが見える。これに PC モニタから流
用した高電圧をかけると浮かぶらしい。
動画もあるので確認してみてほしい。
今回は、大学などでの研究や、米議会予算での研究も行
われるらしく、怪しげな技術にもトドメがさされるのか、
科学的な背景が解明されて実用に一歩近付くのか、どち
らにしても結果が楽しみなところだ。
この手のものは、過去にもいろいろあるようなので、詳
しい方はぜひアレゲに語ってほしい(^^)。