maoyamの日記: どーしてこうなるのだか、さっぱり、ワカがワケらないのレス…
日記 by
maoyam
一年を超えて参加しているプロジェクトが、日々、コンピュータの歴史を逆手繰りしていく・・・
- 一年前、分散トランザクション処理がわからないのでたすけて!というご相談を受けてこのプロジェクトに参加。
- ミドルウェアのカスタマイズ部隊がチマチマしたAPIをごっちゃり山盛りで提示してきたので、まとまりのよいインターフェースにしてもらえるように方式をアレコレ提示
- 「えくせる」形式の設計と称するメモの箇条書きからCとJavaのソースを生成するツールなるものがリリースされる。それが生成したコードが依存しているライブラリと整合しにくいという「アワワ…」な状況に側面から支援を送る
- 気がつくと、だれも作る気ないしコストも考えていない「基本の基本サブルーチン集」が設計もされていないことが発覚!しょーがないからアテクシが初老をすぎた体でエ~イヤコォ~ラ~♪と作成
- いつのまにかすごい人数が集められていて、彼・彼女達が目が廻るようなソースファイル (ほとんどが数十行ほどの制御文しかないが、その一方で、一つの関数で1万行に迫る勢いのダメそうなゴミがチョロチョロと…)を生産してくれていたりする
- さぁ!結合だ!疎通だ!これを超えればあとは下り坂だけだからラクチンになぁ~るぞぉ~♪って思っていたら、いつのまにか集められていた連中の成果物は、コンパイラの警告を出しまくっていて単体テスト不合格かつ製品として無価値との評定がでてしまう…
- とにかく深い構文チェックと静的ソースコード検証器を廻しまくって問題箇所を指摘する。が、治そうとしない…(カネづまりかなぁ? と嫌な予感が…)
- どうしてそうなるのか判らないが、結合テストが進んでしまう。そして、毎日 core ファイルとテスト環境でだけ再現するというテスト結果が増えていく…core ファイルを簡易チェックしてあげるスクリプトを作成し廻しまくり「スタック破壊」「メモリ解放忘れ」「ファイル/メモリ獲得エラー無視」などなどの原因特定と対応策をレポートするも、治そうとはしない…(もしかして、ドロボウがプロジェクトに混じっているのでは…と不安になる)
- finance 業界向けのアプリケーションでありながら金融計算のほとんどすべてで浮動小数点数演算を使用していることが見つかってしまう…精度を保証するってなんですか? doubleを使えばコンパイラが自動的に保証できるんですよね? などなどの怒涛の痴的質問が寄せられる。
- システムテスト直前の残暑厳しき折、アテクシは固定小数点数演算を作りました。あぁ、作りましたとも!とうとう、コンピュータ商業利用の黎明期にまで歴史を逆さまに辿りましたとも!
- 帰り道、インド料理屋さんに立ち寄り、海老のタンドーリをつまみながらビールを呑んでおりましたら、隣の席の(多分)同ユーザの別プロジェクト組と思しき二人連れの
「あの若造はキライだ。あの女管理職はズルイ、嘘つきだ。オレはがんばっている!キミもがんばれ!」
という低品位な酔いどれ話を聞いているうちに
♪きみたち 禿げ チビ デブ ばぁ~か だね!♪
という戯れ唄をついつい口ずさんでしまいました。
……もぉ、ダメかもしれない……
来週からはシステムテストが始まってしまうというし、なにがなんだか判らないまま時だけが逆流していく(爆)