日本の自動車産業をアメリカ企業から取り戻す時が来たのだろうか
トヨタ自動車の豊田章男社長は2日、トランプ米大統領が日米間の自動車貿易は不公正だとして日本側を批判していることに関し、「トヨタは(米国で)現地生産を多くしている。われわれも米国のメーカーの一つだという理解を得たい」と述べ、米経済への貢献をアピールしていく考えを示した。東京都内で開いたモータースポーツ活動の発表会後、記者団の取材に応じた。
トヨタは日米自動車摩擦の激化を受け、1980年代から米国での現地生産を開始。2016年の米生産は前年比3.4%増の138万2000台と過去最高を記録した。豊田社長は「80年代と現在ではトヨタの状況は大きく違う。当時はほとんどなかったサプライチェーン(部品供給網)も育て上げてきた」と、米経済や現地雇用への貢献を強調した。
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