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numaの日記: ノートPCのキートップ裏の爪再生法

日記 by numa

ノートPCのキーボードは,もともと薄くできているため,キートップを飛ばしやすい. 私は,デスクトップ用のキーボードでキートップを飛ばしたことはないが, ノートでは年に一回ぐらいキートップが外れてしまう事故にあう.

単にキートップがその下のパンタグラフ部品から外れただけであれば,もう一度嵌め直せばよい(コツが必要ではあるが).問題は,キートップの裏側にあるパンタグラフ部品との接続用の爪が折れた場合である.爪の部分がないと,キートップがパンタグラフ部品としっかり食いつかない.キートップが単に上に載っているだけの状態になり,すぐにまた外れてしまう.

この場合の最悪の修理法は,瞬間接着剤で折れた爪を止めようとすることである.もともとプラスチックの弾力性を利用して嵌め込むようになっているのだが,瞬間接着剤を使うと弾力性がなくなってしまう.結果として,また爪が折れるだけということになる.

もう一つのやり方は,両面テープをキートップ裏面に貼り付け,それでパンタグラフ部品と接続することである.この場合,たしかにくっつきはするのだが,なんせ粘着力で止めているもので,キーを押すたびにニチャニチャした感触があり,気持ちが悪い.

そこで試したのがマスキングゾル.こいつはプラ製品に対する食いつきがよく,盛り上げ可能なので,便利である.これを,爪の付いていた部分に盛って,パンタグラフ部品の上に嵌め,一時間ほど放置する.キートップ裏側には接触面積が大きいので固着し,一方パンタグラフ部品には接触面積が少ないので固着せず可動するという理屈である. 念のため,三十分ほど置いたところでキーを押してみて,可動部との固着を避けるのがコツである.うまくいかなければ引っぺがしてやり直せばよい.「固着」といっても接着剤よりは弱いから,力を入れれば剥がせる.

今回試してみて,一ヶ月ほど使っているが,キーの感触・動作ともその他のキーと変わりがない.成功である.

問題は,使い勝手のよかった旧製品(無印の「Mr.マスキングゾル」)が製造中止になっているところか.「NEO」とか「改」とか出ているけれど,「はがしやすい」ってのを売りにしているしなあ.ここで使えるのは「はがしにくい」昔のマスキングゾルだってば.

まあ,他製品(モデラーズのマスクゾルとか,ハセガワのマスキングリキッドとか,ハンブロールのマスコールとか)でも同じ効果が得られるかもしれません.ご参考まで(って,普通の人はそんなの持ってないって).

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