sekia 曰く、
Publickeyのエントリで知ったが、JavaScript 2.0ことECMA-262第5版の仕様策定が完了した(ECMA Internationalの発表)。仕様書はECMA InternationalのWebページからダウンロードできる。
1999年発行のECMA-262第3版以来、実に10年ぶりの新規格である(第4版は欠番)。ECMAScriptの新規格策定においては、Micosoft/Yahooが主導するマイナーチェンジとバグフィックスが主のECMAScript 3.1と、Adobe/Mozilla/Opera/Googleが主導する野心的な機能拡張であるECMAScript 4の間で対立があったが、ECMAScript Harmonyと呼ばれる統合計画によってES3.1をベースにES4のサブセットを取り込む形で両者が合意した経緯がある。
プレスリリースで触れられている主だった新機能は次の通り:
- アクセサプロパティ
- オブジェクトのreflective creation(反映的生成?)とイントロスペクション
- プロパティ属性のプログラム制御
- 追加的な配列操作関数
- JSONのサポート
- エラーチェックとセキュリティを拡張するstrictモード
主要ブラウザベンダの多くが策定プロセスに参加しており、早期の導入が期待できるだろう。
また、本規格はファストトラック制度を用いてISO/IEC JTC 1にも提出されるとのこと。
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