suntearの日記： おでんを作る

今日も良い天気だった．家の前にある柿の木についた実が
随分と赤くなってきた．良く晴れた秋の日ほどすがすがし
いものはない．

今日はおでんを作ってみた．関西でおでんというと本来は
田楽 (みそをつけて食べるおでん) なのであるが，関東風
にした．今日日そのような線引きは意味を無くしつつある．
母も田楽はもちろんであるが，関東風のおでんを作ること
も多かった．さすがに，祖母の代は田楽しか作っていな
かったようだが．

さて関東風はだしが重要である．昆布と実家から送っても
らったにぼしを，いつもより多めに水につけておいた．
これはしばらく置かなければいけないので，その間に買い
物に出掛ける．具は，玉子，はんぺん，海老団子，かまぼ
こ，こんにゃく，もちが入ったきんちゃく，大根とした．

まず，だしを取る．沸騰する前に昆布を取り出し，沸騰し
てから数分後に目の細かい網でにぼしをこし取る．
味付けは，砂糖，塩，醤油で，かなり薄味にしておくのが
コツ．

こんにゃくはあく抜きのものを買って来たので，下ごしら
えは大根と玉子だけである．先ほどだしをとった昆布と大
根をしばらく一緒にゆでる．その後そのゆで汁はゆでたま
ごに使う．

具が揃ったら沸き立たないようにひたすら温めるだけ．夕
食の時点 (3 時間) ではまだまだであった．明日ぐらいが
食べごろかな．就寝前に明日追加するためのだしを仕込む．

数日は楽しむことができそうだ．
庶民の幸せはささやかなものなり．