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kazuhixの日記: ストラディバリ 1
日記 by
kazuhix
今日は日本で事件が少なかった日らしくて、学術論文がニュースになってた。
ちょい前に、ワインの値段と満足度の研究が、テイスティングを日常的に行ってる人たちを被験者にしてなされ、値段が高いと告げられたワインのほうが幸福感を強く引き出すという傾向があったという。ワインをあらわす形容詞が意味不明なのは値段や希少性に理由付けするためのものだからなのだよなあ…と感じてたのをずばり解明してて面白かった。
今回のニュースではストラディバリともうひとつの工房のバイオリンは科学で解明できないいい音を出し、現在の素材と技術では再現が難しい、といわれていたが、二重盲検法(まあ目隠しテスト)で新しいバイオリンと比較したら、大してすぐれてはいなかったんだと。100万円くらいの(たぶん著者の一人の工房製)と差がない。この手の話は好きなので原著読んだよ。
じゃあなぜいい音を出すのか?つまり、数々の名演奏者の手を渡り歩いてハクが付いてる超希少で高価な楽器を使って演奏する、という弾き手側の心構えが特別な音を引き出していたということなのです。
高いものはいいものというのはあながち間違っていないわけ。オカルトの解明がひとつなされたってことで。
ガラスCDの話を思い出しました。 (スコア:0)
> こういうのって素人が聞いても「確かにこっちの方がいい」というように
> 実感出来るくらい違ったりするものなのでしょうか?
> 確かに違います。
> なにが違うって、収録されてるデータが。
http://srad.jp/comments.pl?sid=460846&cid=1614353 [srad.jp]
「数々の名演奏者の手を渡り歩いてハクが付いてる超希少で高価な楽器を使って演奏する、という弾き手側の心構え」と同様に、
高い費用をかけて特別に用意されるガラスCDに焼き込む、と言う音ソース作成者の心構えが、
普通のポリカーボネイトCDとは異なる特別な音を…w