脳の血管に挿入して使用する神経活動記録装置 11
ストーリー by hylom
これはこれで怖いが 部門より
これはこれで怖いが 部門より
insiderman 曰く、
米国防省が豪メルボルン大学と共同で脳の血管に挿入して使用する神経活動記録装置を開発したと発表した(PC Watch)。
首の血管からこの装置を挿入し、電極を脳に届けることで脳の活動で発生する神経信号を記録できるという。羊を使った実験では、頭蓋骨を切開して電極を脳に埋め込むのと同等の制度で信号を読み取ることができ、さらに190日間の追跡で安全性に問題がないことも確認したという。
このシステムは、体が麻痺した人や、脳と義肢などの機械とを繋ぐインターフェイスとしての利用が想定されているようだ。
ついにできるのか (スコア:1)
脳内画像出力装置
ECOG相当? (スコア:1)
皮質静脈に挿入して電位が取れるってことは、開頭なしでECOG(*1)相当の信号が取れるってことかな?
(*1)... ECOG : electrocorticogram(皮質表面電位)。脳波計を大脳皮質に直接取り付けるようなもの。頭蓋骨を通さないので脳波よりクリアな信号が取れるけど電極を挿すわけではないので個々の神経細胞の活動までは取れない。
Re:ECOG相当? (スコア:1)
そのようですね。オペ無しでワイヤレス細胞外電位記録が出来るのかと期待したのですが、違ったようです。
ざっと図を眺めただけですが、血管壁を挟んだECOGで刺入箇所からの有線、目的地へ狙って設置が難しい代わりに対象への侵襲度が低いといった感じでしょうか。
http://www.nature.com/nbt/journal/vaop/ncurrent/full/nbt.3428.html [nature.com]
血管越しなら (スコア:1)
意識に深い関わりがあると言われる帯状回や前障、そして大脳辺縁系の活動がわかりやすくなるというわけか。ただマルチチャンネル化は難しいかもしれない。
研究助成金 (スコア:1)
PC Watchの文章ではなくタレコミ氏による文章のようだけど、米国防省内の機関である米国防高等研究計画局(DARPA)の研究助成金を得て大学が開発したのであって、米国防省やDARPAが大学と共同で開発したわけではありません。
この研究に助成金を出したファンディング機関としてDARPA以外にも米国海軍研究事務所(ONR)や豪国立保健医療研究審議会(NHMRC)などが論文に書いてある。
日本の防衛省も今年度から安全保障技術研究推進制度 [mod.go.jp]で研究助成金をやっているけど、この手の研究は対象になりにくそうですかね。
Re: (スコア:0)
日本の防衛省は、とっくに研究開発が終わっていて、実運用しているからかもね。
だとしたら米国の防衛省に技術を売れば、いいのに、とか思う。
オペ無しで、取り付けられたことに気づかれず、脳内画像を読み出す。野外でも脳内画像が読み出せる、、、
米国よりも、はるかに、進んだ技術が、20年も前に、研究開発されていたとしても、一般の人に公開されることはないかもだが。
ちょっと不安 (スコア:0)
不健康なギドギド血液だと
素敵に脳梗塞リスクが上がりそう
そういう方向けには頭勝ち割って
埋め込みタイプがいいのかな
2015/6/19
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20150619_707836.html [impress.co.jp]
180nmのSOI CMOSで3×3×0.25mmのラミネートフィルムくらい
将来的には10nmくらいはいけるのかな
電極刺激で電脳硬化症になりかねんが
# 村井先生の安否確認とあのマークの準備を
Re: (スコア:0)
応用して、不整脈や血栓に対してピンポイントで薬を打つ保険の様な機能をつけられたら面白そう。
マウス実験レベルでがん細胞に対してなら、ナノサイズの抗がん剤入りカプセルがあるのですが。
体が麻痺した人や、脳と義肢などの機械とを繋ぐインターフェイスとしての利用 (スコア:0)
地球観測衛星打ち上げ用ロケットといい、どこも建前は必要なんですね。
Re:体が麻痺した人や、脳と義肢などの機械とを繋ぐインターフェイスとしての利用 (スコア:1)
建前がないと外部から理解しづらいからね。噺家もイントロを付けるだろ?
男は (スコア:0)
えっちなことを考えてしまうことをやめることができないというのに…!