jmz-yamの日記: [自]日産スタジアムサイクルパークフェスティバル
3.2kmを3時間で29周して、63位/209でした。
途中、約10分のピット有りで…orz
当日早朝は曇り空ながら気温もほどよく、良い自転車日よりかと思いましたが…蓋を開けてみると、すさまじいサバイバルレースが繰り広げられる雨でした。
朝5時起床、5時半に最寄りのレンタカー屋に行って車を借り、会場へ向かう。開場時間の6時半直前に会場へ着いたのですが、駐車場への順番待ち中に雨が。
降雨レーダーをチェックすると、箱根付近から一体が雨。
準備中も雨。
試走も雨。
順番待ちで比較的前に入れたのですが、ここでウインドブレーカーを脱いでも雨。
雨の中のレース開始ですよ。
今回のレースの目的は先頭集団についていくこと。周回を重ねながら、先頭集団で走ってました。もちろん路面は完全にウエット。レース前に拭いたアイウエアはあっというまにドロドロ。アスファルト路面でしたが、砂混じりの泥水が前車から容赦なくシャワーのように飛んできます。
でも、思わずニヤついてしまう。凄く楽しい。
つい前日に読んだサイト(http://wiggling.net/2008/10/post_114.html)に書いてあった『ツール・ド・フランス 勝利の礎』のブリュイネールの言葉が思い浮かびます。
目の前にいたロミンガーの後輪まで、数センチもなかった。ロミンガーのタイヤから水が波しぶきのように私の目や顔じゅうにかかる。私は目を強くすばやくしばたかせ、鼻に入った水を出し、顔を背けて何度も何度も口から水を吐き出した。激しく回転するタイヤに砂利や石が跳ねて、時速八〇キロのスピードでぶつかってくる。自転車競技で最も危険で最高の瞬間だ。
なんて素晴らしい職業だ。
こんなとんでもないことを仕事にできた私は、なんと幸運なのだろう。
仕事じゃないけど、こんな遊びをしていることを凄く幸せに思えた。全身泥水とブレーキシューの削りカスにまみれながら、AT値をギリギリ越えた心拍でみんなと一緒に走っている時間が楽しかった。
でも、そんな時間もあっという間に終わってしまいました。
開始30分を越えたあたりで「先頭集団は30名ほどに減った」というアナウンスを聞いた直後、調子に乗った自分はちょっと気がゆるんだみたいで、ほぼフラットな緩い右コーナーで前車がダンシングした後輪にハスって落車。
外れたチェーンとツルが取れたアイウエアを直したのですが…落車の衝撃でステムのコラムクランプ部分が回ってハンドルが斜めになってました。
そのままピットまで帰り、ツールを入れている車の鍵を持っている知人を捜してうろうろ…。
うろうろ…。見あたらず。
ダメ元で車に向かったら、車で休んでいました。ギリギリ助かった。
携帯ツールで修理して、再出発。
でも、なんのために走るのか、見失ってしまい、30分ほど迷走してました。
とりあえず、最速ラップチャレンジをしてみましたが、すぐに飽きてしまいダメ。
#ちなみにここの単独走がベストラップに記録されていました。
チームメイトと走ろうと、ペースを落として後続を待っていたところ、ミニベロで参加していたセイゴさんが現れた。これ幸いと、一緒に走ろうとしたところ、「全力で行け」との言葉が。
何度か全力走->セイゴさん位置まで戻りを繰り返して、スタートから1時間後ぐらいにスイッチが入ったみたいで、全力走開始。セイゴさんありがとう。
とりあえず、抜かれたら必ず付いて行って、どこかで抜くことを目標に走る。誰も前を走らせない気持ちで回りました。
そこからは積極的に踏んでいって、速度が乗ったら回しまくる作戦で、後ろに付かれても気にせず、そのまま千切る気持ちで走りまくったら、それなりに走れてしまいました。
そんな中で一番先に音を上げたのが尻筋。
ヒルクライムでも真っ先にヘタレる場所。ここの筋肉が張ってペダルを回せなくなる。
毎回、筋トレしないとと言ってやってない場所。
#おきなわにむけて、重点課題だなー。
なんとか、3時間走りきって終了。
足は売り切れなかった。
まだアドレナリンが残っている内に流水で傷口を洗う。両肘と左膝に大きな擦り傷。
特に左に落ちたので、左の擦り傷は打撲もセットで。
この擦り傷以外にも打撲のダメージが見えないところにあって、あちこちから痛さが出る…。それと上半身の筋肉が張っている感じ。むくんでいるのとは堅さが違う。対して足は柔らかくて調子は良い。落車後、無理にでも走りまくったのがリカバリとなって効いているのかな?
落車後数日経ったけど、タンパク質とビタミンCを意図的に多めに摂取しているので良い方向には向かっていると思いたい…。
現在、湿潤療法で治療中。肘の怪我は両方とも大きめのキズパワーパッドでさえ体液が溢れてしまい、使えなかった…。
しかも、膝の怪我は化膿してるっぽい。医者に行くの面倒このうえないけどどうするべきか。抗生物質しか手はないみたいだけど。
自転車はあれだけの落車をしたのに、STIの先端部、ペダル横とクイックシャフトが削れただけだった。フレームは後日洗ったときに異常は見あたらなかった。不幸中の幸い。
ちなみに砂を取るために水洗いをしたら、白い雑巾が紫色になった。ブレーキシューが溶けているみたい。チェーンオイルもほとんど抜けていた。
#レース時にはチェーン切れ多発。押して歩いている人が何人もいました。
防水といえど、浸水したのかPolarのキーが異常になってしまい、電池蓋を開けて一晩乾燥させる処置が必要になった。
なぜか付けたままだったフロントライトも洗浄後、開けて乾燥が必要でした。
やー、課題の多いレースだったけど、ツールドおきなわに向けてなんとなく手応えがありました。
今は怪我を治すことを最優先に、一ヶ月後を目指して準備していきたいところです。
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