juanの日記: モヒカン族
この話題に関連して。
以前暇つぶしに自分のペンネームで検索かけた時、「[雑記]萌えあるいは同人誌とモヒカン族」という日記のコメントで
otsune 『後藤寿庵も完璧にモヒカン族だ!!』(2005/07/06 01:54)
ってあるのを見て「モヒカン族ってなんだ?」とリンクたどってみた事がある。
なんかね、こういう、否定的な特徴を抽出してくくりを作り、名前をあてがうって方法は、中森明夫による「おたく」の定義とか、絵描き界隈で以前流行した「ピカ塗り」とかと共通した匂いを感じる。
提唱者本人は『「モヒカン族が良いよ」とも「ムラ社会文化が良いよ」とも書かないように注意して書いたんだよなぁ。』と書いているように、リアルな差別を行っているつもりはなさそうなんだけど、そういうタームでくくられる事自体がいやなんだよなあ。なんでかっていうと、すぐにタームが独立して暴走するから。
こういうのって、提唱者の意図がどこにあるかとは関係なく、だいたい後から後から特徴が追加され、曖昧な物になっていきがち。結果として特徴のどれかにあてはまる人が安易にそのくくりで呼ばれてしまうことになる。その名をつかって差別したい奴の特徴がどんどん追加されちゃうんだよね。
「ピカ塗り」というのはいかにもPhotoshopのエアブラシツールで塗りました的なピカピカしたプラスチックみたいな質感の着色を揶揄して使われた言葉だが、「光源がどこにあるのかわからない絵」といった、かなーり関係の薄い要素が追加されていった。
結果として、余り要素の共通していない人たちをまとめて差別する、要素を指し示すよりも差別に傾いた用語に変身してしまう。
すでにこのへんでモヒカン族とはなんぞやという認識が人によって異なることが伺われる
というわけで、言いたいことは「僕をモヒカン族と呼ぶな!!」ってことです。
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