raycyの日記: RemStdTypeWriterNo.2のデフォルト小文字印字のplaten位置:手前側へはバネ復帰力っぽい。(Filing:Dec. 8,1882) 5
本記事表題の線で、ここ最近のmy記述の幾つかの書き換えの必要が 生じたかもしれない。
- もともとは いわゆるウラを取らずに 先を書き進めたmy落ち度といえるのかもしれない なのではあるのだが、、
Webコラムに McGurrinが1888年7月に使用したマシンでの大文字打鍵の操作手順について記述があった。
安岡孝一: タイプライターに魅せられた男たち・第14回: フランク・エドワード・マッガリン(4), 三省堂ワードワイズ・ウェブ (2011年11月 24日).
Sanseido Word-Wise Web [三省堂辞書サイト] » フランク・エドワード・マッガリン(4):この中の記述を基に 幾つか推論を進めてしまっていたのだが
推論の前提に置いていた記述について まずは確認しておかなくてはならなかった。
[Upper Case]キーの変遷。[Upper]大文字[Lower] → [Upper]↓大文字↑ → [Upper]×左右 → 右上↓右下へ移動 | raycyの日記 | スラッシュドット・ジャパン:
次の特許記述あたり、とかに何か 手がかり あるかも? そして あったようだ、、
My invention relates to an improved attachment adapted for use on that class of type-writing machines which employ different kinds, sizes, or styles of the same letters of type, having double types mounted on the type-bars, and provided with shifting cylinders or platens mounted on their carriages in such a manner as to admit of a limited forward and backward movement of the platen in order to adjust the latter into the proper relation to admit of an impression being made by whichever kind or size of type that may from time to time be desired; and it is especially adapted to the use of what is known as the "RemingtonStandardType-Writer No.2," which is supplied with double types, or has two types--a small and a capital letter--on each type-bar, and the machine is provided with a shifting cylinder or platen capable of a backward and forward adjustment upon its carriage, being held in a forward position by a platen-spring, so that it will print the small letters on the forward part of the double types, and maybe forced backward by depressing a platen-shifting key, which communicates through suitable devices that movement to the platen, so that impressions may be made from the capital letters on the back portion of the double types, all of which is well known to those skilled in the art, as the machines referred to are well known and in wide and extensive use.
(strong em のタグ付加は 引用者による。)
PLATEN-SHIFTING ATTACHMENT FOR TYPE-WRITING MACHINES, ARTHUR W. PRITCHARD, Patent number: 284231, Filing date: Dec 8, 1882, Issue date: Sep 4, 1883, p.1 47行目から67行目あたり
Patent US284231 - PLATEN-SHIFTING ATTACHMENT FOR TYPE-WRITING MACHINES - Google Patents:
特許は キーボードの左手前にある ShiftingKeyを引き下げるのを代替サポートするメカ。
この 復帰操作or動作は どうやってなされるだろうか? マシン側にもともと備わっているのか否か。
この特許文面に拠れば、
- Remington Standard Type-Writer No. 2のメカは、
- 各タイプバーに大文字小文字の二つのタイプ活字が備わっており、
打字時に プラテン(or printing-cylinder 印字円筒)が手前ポジションにあるか奥ポジションにあるかで 小文字/大文字を打ち分けるものであった。- プラテンを手前ポジションにキープするのは プラテン・スプリングの働きによる。
これによって デフォルトの印字が可能となる。その文字種は 通常小文字に設定されている。 - 大文字を打字したい場合には プラテンを奥側に移動させてホールドしとかなくてはならない。それには プラテン シフティング キーを押し下げればよい。これで タイプバー タイプヘッドの大文字活字の部分が 打字されるようになる。
- プラテンを手前ポジションにキープするのは プラテン・スプリングの働きによる。
- 各タイプバーに大文字小文字の二つのタイプ活字が備わっており、
ってことで、
通常 プラテンが手前側にあるのは スプリングによって 引かれ/あるいは/押され ていたからのようだ。
特許のファイリング日が1882年12月8日とのことだから、
Remington Standard Type-Writer No. 2 発売当初期ごろから LowerCaseキー操作によらない バネ復帰メカによる 小文字デフォルトが 実装されていたようである。
念のため Yahoo.Groups. TYPEWRITERSだか http://groups.yahoo.com/group/TYPEWRITERS/ で でも 聞いてみるか、、
その質問文を http://raycy-jp.blogspot.jp/ で検討するかもしれない。
Not Completed.
Remington No.2の (スコア:0)
「LOWER CASE KEY」が1888年以前に無くなってたんですね。すごーい。
TYPEWRITER SPEED AND HOW TO ACQUIRE IT (スコア:0)
F. E. McGurrin: HOW I OPERATE THE "REMINGTON."に「LOWER CASE KEY」の記述があるけどな。