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rijiの日記: 「空と宇宙展」行ってきた 1

日記 by riji

行ってきました。国立科学博物館でやっている「空と宇宙展」に。

実は、国立科学博物館に行くのは今年に入ってから3回目で、すっかり常連なのです。1回目は「ものづくり展」で、2回目は「大哺乳類展−海のなかまたち」でした。

今回の「空と宇宙展」の目的は「はやぶさ」と「イカロス」です。特に「はやぶさ」のカプセルは、これまで何度か見る機会を逃してしまっていたので、今度こそという気持ちがありました。頑張れば見ることができそうだけど、あと一歩で見ることができない……そんな状況に置かれると、どうしても見たくなるものです。ときには欲望に忠実に行動するのも悪いことではないはずです。

平日の午後で雨という条件にしては混んでいたかもしれません。しかし、展示を見るのに不自由するほどの混雑ではありませんでした。やや寂しい気もしますが。

展示は飛行機などの空を飛ぶ乗り物から始まります。プロペラやエンジンなどの展示です。おもしろくはありましたが、まあそんなものかといった感じです。私にとってはあくまで前座だったのです。ひとつだけ気になったのは、展示品の入っているケースの素材です。アクリルか何かでしょうか、ガラスではなく、明らかに透明度の低いケースがいくつかあるのです (参考)。何か理由があるのでしょうか。霧の中で見ているような具合となり、非常に見づらいので、改善してもらえたら嬉しいのですが。

後半からロケットなどの宇宙開発関係の展示に移ります。やはり目玉となるのは「はやぶさ」関係です。その中でも目立っていたのは、原寸大の「はやぶさ」の模型でしょう。意外に小さく感じました。たぶん技術的に意味のある大きさなのでしょう。小さい中にいろいろなものが詰め込まれている感じです。
一方、「はやぶさ」のカプセルは、メインのフロアではなく、廊下に展示されています。ここだけは一切の撮影が禁止で、常に警備の人間が立っています。展示品との距離も十分すぎるぐらいです。写真で見たとおりのものだったのですが、やはり本物には説得力があります。欲を言えばもう少し近くで見たかったですが。

「はやぶさ」に続いては「イカロス」です。展示されているのは「ソーラー電力セイル1/4ペタル フライトスペア」というものです。要は帆の4分の1部分のスペアですね。太陽帆というアイデアは、遠い昔に SF で知ったのですが、こうしてその帆の実物を目にすると感慨深いものがあります。もっといろんな SF ネタが現実化されるのかもしれないと思うとわくわくしますね。
そのほかに、宇宙関係では「あかつき」や「みちびき」の模型などもありました。なかなかに満足度の高い展示じゃないかと思います。

さて、空と宇宙展を見終わり、館内をぶらぶらしていたところ、「ネイチャー・テクノロジーとライフスタイル展」をやっていることに気づきました。特別展の入場料を払うだけで常設展や企画展も見ることができるのが科学博物館の嬉しいところです。この企画展ですが、生物の体の構造にヒントを得た新素材などを展示しており、意外におもしろいです。空と宇宙展と開催時期が同じなので、セットで見ることをおすすめします。ちょっと入口がわかりにくく、目立ったポスターなどもないので要注意です。

あと、カメラですが、コンパクトカメラがおすすめです。科学博物館は、特別展に限らず撮影可能な場所が多いのですが (ただし、フラッシュ撮影は基本的に不可)、コンパクトカメラだとシャッター音がないので気兼ねなく撮影できます。たまに写真を撮ることだけが目的のような人もいて苦笑してしまいますが……

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  • M-Vロケットで打ち上げられる限界があれだったのです。大きさもそうですが、重さの制限もかなりきつかったのでした。

    あかつきもM-Vで飛ばすつもりだったのでほぼ同じ大きさです。H-IIAのフェアリングでは空間が余りまくっていましたが。イカロスとかをつめたのもロケット変更の影響ですね。

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