shimashimaの日記: [VMware][ESXi]ディスクI/Oがボトルネックか 2
日記 by
shimashima
例のCentOSでのTomcatの動作確認のため久しぶりに自宅のVMware ESXiを動かしたが、久しぶりなのでupdateがわんさか出てくる。
ついでなので、目的のCentOS以外のCentOSのVMとUbuntuのVMも起動させUpdate(とupgrade)したところ完了まで数時間、その間リモートコンソールでの応答がかなり悪化した。多分ディスクI/Oをお互いに取り合ってしまい、それがボトルネックになっていたからだろう。
VMware ESXiを動かしているマシンのHDDアクセスランプがつきっぱなしだった。
ディスク自体WesternDigitalのCavire Greenなのであまり速いものではない上に、HDD1台ですべてのVMを乗せているのでどうしても物理的ディスクのI/Oがボトルネックなってしまう。HDDも安くなってきたので増設して検証してみるのもいいかもしれない。
いずれは会社で動いているVMware Server を ESXiに置き換えて行きたいので、その為の検証ということで。
意外と悩ましい問題なのです (スコア:1)
shimashimaさんはすでにご存じのように,私は仕事で運用系システムとしてVI3を管理している立場ですが,一方の開発で使っているESXiでは,本格的に使おうとするといろいろと面倒な問題に直面しています.以前話題にもなりましたようにUPSの問題があるのですが,ストレージ周りの問題も意外と悩ましいです.
SATAのディスクでディスクI/Oの問題を改善しようとすると,RAID1+0あたりの活用が一つの解になると思います.そこで,ESXiがサポートしているRAIDコントローラが必要になるわけですが,今度はRAID管理ツールや管理エージェントをESXi上で動かせないという問題が出てきます.たとえばAdaptec製のRAIDコントローラは,ESXi上でASMを使えない [adaptec.com]ことが明記されています.このほか,入手しやすいRAIDコントローラで,ESXiがサポートし,なお且つ管理ツールが使用できるものを探しているのですが,良い製品にめぐり会えていません(※).
管理ツールにこだわる理由の一つはHDDが止まった時にアラートを得ることです.上記の制約によりアラートが得られないのであればホットスペアを備えておきたいところですが,RAID1+0で組んでいる場合は5ポート以上のコントローラが必要になるので高価になります.それに,管理ツールが使えないならM/BにオンボードされているINTELのICHxR系のRAIDコントローラで安く済ませたいところですが,現状ESXiは非対応です.
このあたりを考えると,ESXiよりもVMWare Server,XenやHyper-Vのほうが扱いやすいかなと思っている今日この頃です.
※DELLやIBMなどの主要ベンダーは,自社の管理ツールを埋め込んだESXiを提供しているのでこの問題をクリアしてます.
【追伸】:意外と悩ましい問題なのです (スコア:1)